鈴木健.txtとは、おもにプロレス関係を中心に活動するフリーランスの編集者、ライター、解説者、サスケソムリエである。
「表現ジャンルライター」という言葉を肩書きにすることもある。
名前の後ろにある「.txt」は「同姓同名が多すぎるので、ネットで検索しやすいように」「テキスト(文章)で勝負をしたい」という意味でついているものであり、読みとしては「すずきけん」そのままでいい。
略歴
・1988年、専門学校在学中にベースボールマガジン社(以降、BBM)から発行されている「週刊プロレス」(週プロ)の編集アルバイトとなる。
・1991年、BBMの正社員となり、週プロ黄金時代を支える記者の一人として活躍する。
・2007年、週プロのケータイサイト「週刊プロレスmobile(通称:週モバ。サービス開始当初は週プロ愛モードというi-modeオンリーのサービスだった)」の初代編集長、並びに週プロ本誌の編集次長に就任。
・2009年9月30日、BBMを退社してフリーランスとして活動を始め、現在に至る。
より詳しい略歴はこちらを参照。
概要
長年、「週刊プロレス」誌の記者として数多くのプロレス団体を取材してきた。
平の記者時代は第二次UWF、FMW、W★ING、みちのくプロレス、格闘探偵団バトラーツ、大日本プロレスなどを担当。編集次長に就任後は、DDTプロレスリング、KAIENTAI-DOJO、全日本プロレス、WWEなどを担当してきた。DDTの「文化系プロレス」や武藤全日本の「パッケージプロレス」といったフレーズは氏が考案したものである(あと、大家健の「カリスマ号泣師」なども)。
フリーになってからはDDT公式パンフレットや各種プロレス雑誌&ムック本、音楽誌をはじめとする各種マスコミ媒体で、編集者・ライターとして活動中。また、各地のカルチャースクールでプロレスに関する講座や文章教室の講師も行っている。自身が主宰するフリーペーパー「KEN筆.txt」は多忙のため発行休止中。現在は自身が運営するアメブロのタイトルに使われている。
週プロに在籍していた頃から、サムライTVの解説者としても活躍。村田晴郎アナウンサーとのコンビはプロレスファンの間で「神実況コンビ」呼ばれており、トークイベントやWEBラジオの配信なども数多く行われてきた。神実況コンビとしての仕事は、DDTやみちプロ、全日本プロレス(サムライTVの中継)などが多い。また、しゃべりの立つプロレス関係者として単独でもサムライTVのコメンテーターやプロレス関係のイベントの司会・MCを務めることが多い。
ネットによる情報発信はパソコン通信時代から積極的に取り入れており、現在もツイッターやFacebook、アメブロ、公式メルマガや公式ケータイサイトなどを活用している。ニコニコ動画でもDDTプロレスアワーのブロマガ執筆、ニコニコプロレスチャンネルのMCやインタビュアーとして活動している。
サスケソムリエとは?
懇意にしているプロレスラーの中でも、ザ・グレート・サスケとの関わりは特に大きく、週プロ記者時代から数多くの記事やインタビューを手がけてきた。サスケの口から出る妄言みたいなネタに対してあるときはツッコミ、あるときは受け流し、またあるときはサスケ本人がビックリするほど食いつく。このように、トンパチと呼ばれるサスケの狂ったキャラクターとその魅力を最大限に引き出すことから、周囲(含むサスケ本人)からは「サスケソムリエ」と呼ばれている。本人はいいかげんこの称号を返上したいそうだが、それは周りが許してくれないだろう。
このサスケソムリエとしての仕事人っぷりが一番発揮されるのは、毎年新年の週モバで発表される「サスケの大予言」シリーズ。最近では、みちのくプロレスの年内最終興行(いわゆる宇宙大戦争)直前にトークイベントとして開催され、神実況コンビとサスケによるトークはロフトプラスワンに詰めかけた多くのプロレスファンを爆笑の渦に巻き込んでいる。
なお、鈴木健.txt以外にサスケソムリエと呼ばれているのは三田佐代子キャスター、味方冬樹リングアナ、宇田川公延みちプロ本部長、新崎人生、CIMA、望月成晃、週プロの松川浩喜記者らだそうである。
エピソードなど
- 学生時代に新生UWFの興行を観に行くため、鈍行列車で札幌まで乗り継いだことがある。こうしたUWFファンは当時「密航者」と呼ばれており、今も(昔からのファンは)プロレスを見に行くために遠征することを「密航する」と言う。
- なお、プロレス観戦としての「密航」は新生UWF旗揚げ戦でターザン山本編集長が使っており、鈴木健.txtが元祖ではないと鈴木本人が語っている。ただし、ターザンが手がけた週プロ本誌の記事やコラム「ザッツレスラー」で取り上げられていた、鈍行列車+青春18切符で東京から札幌までやってきたプロレス青年はまぎれもなく鈴木健.txtとその友人である。
- ちなみに、札幌中島体育センターで行われた新生UWF第二戦の内容は、旅の疲れでほとんど覚えてなかったらしい。
- 週プロ記者時代は試合レポートやインタビュー以外に「週プロ野郎」というコラムを欠かさず連載していた。タイトルの由来は坂本龍一のアルバム「未来派野郎」である。
- 音楽はテクノ系を好んで聴いており、YMOや坂本龍一、P-MODEL、平沢進、POLYSICSなどの熱心なファンとしても知られている。若い頃はP-MODELのコピーバンドもやっていたそうである。
- 現在も、ニコプロの番組「オールナイトニコプロ」でキーボード演奏をすることがある。
- 演劇色の強いマッスル(プロレス)の実況解説をきっかけに、演劇鑑賞もするようになった。
- 特撮では「ウルトラセブン」の大ファンである。
- プロレス記者では珍しく、ファンの声に対して熱心に聞き入れるタイプ。会場でファンに感想を求めるだけでなく、観戦記ブロガーやプロレスコスプレイヤーなど、ファンからプロレスの魅力を発信する人たち(特にプロレスマスコミがカバーできないジャンルを取り上げている人たち)を積極的に取り上げたりもしている。
- 中日新聞のウェブサイト(中日新聞プラス)で名古屋のプロレス史&現在のプロレス事情について連載を持っている。ローカルプロレスに興味を持ちだした人は、ぜひ一読を。
- 数多い同姓同名の一人に元UWFインターナショナル取締役だった人がいた。一方は「悪い方の鈴木健」と呼ばれていたのだが……。さて問題です。どちらの健が悪い方の健だったでしょう?
関連動画
関連項目
外部リンク
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