Roberta(魔法少女まどか☆マギカ)単語

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ロベルタ

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（ラテン文字転記:Roberta、カナ表記：ロベルタ）とは、魔法少女まどか☆マギカに現れる魔女の1つ。

フローレンシアの猟犬にして全身凶器のおっかない魔法少女については「ロベルタ」を参照。

概要

鳥かごの魔女。その性質は憤怒。
カゴの中で足を踏み鳴らし叶わぬもの達に憤り続ける。この魔女はアルコールに目がなく、手下達もまた非常に燃え易い。（公式魔女図鑑より）

第10話にて登場。「もうまどかには闘わせない」と誓った暁美ほむら、いわゆる覚醒ほむらが初めて対峙する敵。その外見は宙に浮く鳥かごの中に、ホットパンツと片足だけ裂けたストッキングを纏った少女の下半身が納められているという姿。
腹部から上の上半身はなく、下半身のみが鳥かごの中に囚われている。

使い魔 Gotzを率い結界に侵入したほむらと相対するも、ほむらの猛攻によりわずか30秒で消滅してしまった。
いわゆるかませ犬であり、ほむらの誓いを端的に表すための当て馬になった格好である。

Roberta、男性名Robert（ロベルト）という名前の愛称の1つにRobin（小鳥、狭義ではヨーロッパコマドリ）がある。ヨーロッパコマドリは美しい声で長い時間さえずり、時には夜もになってさえずることがあり、小夜啼鳥（ナイチンゲール）と勘違いされることもある。
または、Robinが題材のマザーグースの挽詩「Who Killed Cock Robin（邦題：だれが駒鳥殺したの、俗称誰が殺したクックロビン）」との関連を指摘する声もある（ただしcockは雄鳥のことを指すため、魔女にはそぐわない）。

使い魔Gotz

鳥かごの魔女の手下。その役割は軽薄無思慮。
群がる鳥は馬鹿な男達。何の役にも立たないくせに彼女の気を引こうと足元へ言い寄ってくる。魔女にとっては嫌悪する対象でしかない。（公式魔女図鑑より）

Robertaの使い魔は Gotzといい、鶏のような四肢に腹筋の割れた男や着飾った男とも女ともつかない胴体が貼り付けられている。腹筋の割れた男の胴体のみ抽象画ではなく写実的、というより写真のような画像がコラージュされているのが特徴。
また、「魔女にとっては嫌悪する対象でしかない」というのは使い魔の性質から考えるとかなり特異。文字通りの手下なのだろう。

名前のGotzはドイツ人名としての他に、ドイツ語の罵倒文句「Leck mich am Arsch（俺のケツを舐めやがれ）」という意もある。

その役割から、彼女に言い寄った「軽薄無思慮で馬鹿な男達」の象徴と考えられる。

その正体

わずか30秒という出自ながら、その設定と、元魔法少女が魔女に転じた経緯には深い絶望が感じられる。
特に、鳥かごをどう解釈するかで大いに違ってくる。

図鑑の説明や使い魔などから考えると、元々彼女は箱入り娘(=鳥かご)であり、その反動により酒におぼれ軽薄無思慮で何の役にも立たない馬鹿な男達をひきつけるような職業、結界の背景やRobinなどからナイトクラブやキャバレーの歌手を営んでいたと思われ、また叶わぬものに憤る「憤怒」の性質から、彼女は馬鹿な男達とそれしか来ない立場へ怒っていた、と考えられる。

彼女が絶望に至り魔女に転じたきっかけであるが…ストッキングが破れ、しかも脱げていることから、受けた悲劇は言わずとも知れるだろう。鳥かごは「下半身を鳥かごに入れたかった→下半身に執着していた→下半身だけは守りたかった」と解釈することもできる。
（余談になるが魔法少女をアレコレするエロネタは1つのジャンルを成している。「ごらんの有様だよ!!!」で有名な魔法少女アイ参等。）
なお、魔法少女でありながらアルコールに目がないということから、いわゆる不良系の少女やまっとうな職についていない少女でも、キュゥべえの目にかなえば魔法少女になることができると考えられる。
（飲酒におぼれ軽薄な男に言い寄られ憤怒を求めるような生活環境は、さぞ絶望と魔女化も容易に引き起こされると考えたのだろう。）

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