SNCとは、SEGAが提供しているアーケードメダルゲーム"SEGA NETWORK CASINO CULB"(セガネットワークカジノクラブ)のことである。一部地域・店舗ではメダルコーナーにおいての18歳未満及び学生の遊戯が禁止となっているので注意。(保護者同伴でのみ許可される場合もあり)
概要
SNCではメダルをチップに変換(店舗によってレートは異なり、基本的には6もしくは10である)して様々なカジノゲームが楽しめる。またメダルゲームでは初となる全国オンライン対戦も実装されている。
2007年にVer.1が稼働。配られた7枚の手札から5枚を選択して役を作る7カードスタッドポーカーと、ブラックジャックが楽しめる。
さらに2008年でVer.2にバージョンアップ。上記2つに加えて、テキサスホールデムとドローポーカーが追加された。
アーケードゲームの便宜上ラウンド数やチェックのルールなど多少のアレンジはあるが、今日の日本で誤解されているようなルールはなく、本格的なカジノゲームを体験できる。
ルール的にはリミットルールなのでノーリミットルールみたいに故意に上限を引き上げられないのでこの点だけは知っておくように。ついでにベット額も固定である、なおアンティが徴収されるため、テキサストーナメント以外ブリングインはない。
ちなみにテキサス、7カード、ドローポーカーではストフラorロイヤルフラッシュ(ロイヤルストレートフラッシュ)でジャックポットが確定する。
ジャックポットの条件は完成したうえでShowdownで勝つではなく、完成のみが条件なので、(滅多にないが)仮に負けても、ベットで全員降ろしても専用ムービーが流れる。よってムービーを見たいがために後述の仕様のために、最低ベットで流して、儲けを減らすべきではない。
ものすごく茶番だが、テキサスホールデムで場の5枚でストフラorロイアルが完成した場合完成前にフォールドしていた人以外全員がジャックポット確定になる。なお動画もある模様。
ブラックジャックではスペードAJか777の2つがジャックポットに相当。たとえばATやAKや、スペード以外のAJ等2枚で21でもジャックポットにはならない。
麻雀は後述。
ちなみにShowdown時に3カード(BJなら20)以上で負けるとカードを強く叩き付ける。この場合相手も3カード以上確定だったということなので、コメントで罵倒しないように。
SNC Ver.3
2008年11月に発表され、2009年2月19日全国稼働を開始した。
Ver.3では新たに麻雀と7カードスタッドポーカーのトーナメントモードが追加された。特に前者は史上初となるメダルによる全国オンライン対戦が楽しめる。
麻雀は東風戦の一局精算ルール。アガればそのアガり役に応じて配当が得られる仕組み。基本的なシステムは同社が提供しているMJを簡易にした感じで、鳴き牌指定、手動理牌のような高度な操作は実装されていない。
基本的な配当は平上がり、満貫、跳満、倍満、三倍満。平上がり(満貫未満)は配当が少なく、せいぜい参加費×2程度であるが、満貫以上の役を上がると配当は飛躍的にアップする。miniJPは大三元・ツモり四暗刻・国士無双の三つ、JPはその他の役満が該当。
また、満貫未満のアガリや他家のアガリ・流局が連続した場合満貫以上への配当に微量だが加算される模様。またリーチをかけた際にも配当が微量だが上昇する。
7スタッドトーナメントがVer.3で追加されたものの、人気がないためVer.3.2で廃止になった。
他の追加要素として、C-CHIPの導入がある。勝利時に受け取るPOTの一部がC-CHIPとして配当されることで得られる。これはベットアクションでSNC-CHIP(メダル投入時に換算されるCHIP.払い出し可能。)を支払う際、最大で半分をC-CHIPで補う事ができる。これにより、従来よりメダルの消費が減るので長くプレイする事ができるようになった。しかし、C-CHIPを使用してプレイを行いその結果配当を得た場合は使用したC-CHIPの数に応じて配当よりSNC-CHIPが減額され、C-CHIPにより多くの配当が加算される。また、7スタッド、ホールデム両トーナメントにはC-CHIPは使用出来ず加算もされない。麻雀では参加費の一部としてC-CHIPを使用することはできないが、勝利時に得られるC-CHIPはカードゲーム同様加算されていく。よって麻雀においてはチャレンジゲームで消費しない限り、C-CHIPは増える一方である。
また、C-CHIPの枚数はそのままチャレンジゲームでの期待値にもなる。Ver.3よりチャレンジゲームの挑戦条件が「5回以上勝利する」かつ「C-CHIPの枚数が1000以上ある」となった。つまりジャックポットで一攫千金を狙いたい場合は、C-CHIPをベットアクションに用いずにチャレンジゲームでそれを消費するという事も可能である。
(C-CHIPのストック上限は1万であり、それを超えた場合は自動的にチャレンジゲームに突入する)またチャレンジゲームの内容もVer.2でのV Challengeに加え、Ver.1でのゲームであったChallenge Gateも復活。この2つからどちらかを選べるようになった。
V Challengeを行う場合、所持しているC-CHIPに応じて自動的に球数と種類が決定され、所持しているC-CHIPが少なければ球数が少ない状態で開始されることとなり不利である
また従来のテーブルは初級、中級、上級テーブルだったのに対し、Ver.3では低、中、高レートテーブルに変更された。
低中レートはオーナーが最初にベットorチェックをするのだが、それ以外はチェックができないため、参加するには自動的に最低ベットを払う必要がある。無論オーナーも回ってきた後にベットはする。すなわちオーナー以外はチェックが不可であり、このことを悪用して通称レイズ厨(ほぼ毎回MAXベットを行って荒らす人)が多くなりがちである。
後に中レートは誰かが80ベット(4倍ベット)をすると160にリレイズすることが可能になったため、多少マシになった。
ベット選択肢はフォールド(チェック可能時は不可)、チェック(オーナーのみ)、最低ベット、最低ベットの2倍、最低ベットの4倍、最低ベットの8倍(中レートのみかつ4倍ベット時のみ選択可能)の7つ。なおコールボタンはベット&レイズボタンと兼用。(同額の場合コール、提示額以上でレイズ)
7スタッドポーカーは中レートまではベットラウンドが2回である(最初に5枚、次に残りの2枚)
テキサスホールデムは中レートまでフリフロップ→フロップ→ターン&リバーの合計3回である。
高レートテーブルは専用ルールで、高額のANTEや全員がチェック可能のうえ、ベットに加えレイズは段階的に3回まで可能である。ただし選択肢がフォールド、チェック、ベットorコール、レイズ(2倍固定かつ誰かがベットしている必要あり)の4ボタンしかないため、ナッツやブラフ等でポットを限界まで引き上げるにはかなり厳しい。
さらに後半のラウンドではベット額が2倍になるため、1試合で数千枚~1万枚以上のCHIP(つまり数百~千枚単位のメダル)が動く、正に高レートなテーブルなのである。
7スタッドポーカーもテキサスホールデムも本場のカジノと同じベットラウンド数になる。よってさらにチップが動くことも。(7スタッドもテキサスも4回)
テキサスホールデムのトーナメントに限り、任意のALLINも可能。この後ベットプレイヤーが1人になった場合オープン勝負となる。
シングルプレイ限定だが、ベットするレートを×2 ×4 ×10と設定する事が出来るので低、中レートテーブルでもそれなりのC-CHIPやSNC-CHIP稼ぎと言った手法を取る事が出来る。ちなみに高レートはレートは×2まで選択可能。余談だが1回の最高レイズは3200チップである。(シングルの場合はC-CHIPの使用は不可だが加算はされるので実質的にチャレンジゲーム狙い専用と考えられる)
その他に、ボーナスカード(特定のカードが配られるとボーナスとしてC-CHIPが得られる。Ver.1にも実装されていた。)、称号(十段以上の上級段位)、トーナメントの全国大会などが実装されている。
ニコニコ動画におけるSNC
同社が提供しているMJ(セガネットワーク対戦麻雀MJ)や三国志大戦と比べると、投稿数は圧倒的に少ない。
撮影の煩わしさには差が殆どないので、日本自体カジノに対する関心が薄いせいか単純に浸透していないためだと思われる。
また、ゲームの性質上大量のメダルを用意する必要がある敷居の高さ、設置店舗数の少なさと行った動機、機会が少ない事も考えられる。
そんな数少ない動画の内訳は、ライブモニタに表示されるリプレイか実際に操作を行うプレイ動画である。
関連動画
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関連項目
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