R-9Leo/レオとは、R-TYPEシリーズ登場機体である。
[ 特殊ビット装備型 ]
ビットデバイスの攻撃性を飛躍的に高めた機体である。フォースから発射されるレーザーをビットからも発射することができる。ただし、ビットの攻撃力アップと引き換えに、波動砲の出力は大幅に低下することとなった。
機体解説
No. | 16 |
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名称 | LEO レオ |
波動砲 | スタンダード波動砲試作型 |
フォース | Leo・フォース ●赤:クロスレーザー ●青:リフレクトレーザー ●黄:サーチレーザーLRG |
「R-TYPE LEO」登場機体。
バイドとの接触が無かった平行次元に出現したR-9Aをベースに改装された機体と言われており、武装は別方向へと発展したものとなっている。詳細については不明であるが、バイドが出現していない事を考えるとフォースは平行次元に出現しなかったものと思われる。
この機体の特徴として、波動砲とフォースを搭載しない代わりに高い防御と攻撃性能を兼ね備えた「サイ・ビット」を搭載している事が挙げられる。サイ・ビットは従来のビットデバイスと大きく異なっており、フォースデバイスを装備していない状態でもレールガンによる攻撃支援が可能な事に加え、全てのレーザー使用時でも攻撃支援が可能となっている。また、波動砲の代わりにエネルギーを纏ったサイ・ビットが敵に向かって体当たり攻撃を行う「サイ・ビット・サイファ」と呼ばれる攻撃方法も有している。更には前後に攻撃を撃ち分ける事が可能なため、死角らしい死角が存在しないという特徴まである。
後にこの機体のデータを入手したTeam R-TYPEにより開発され、その際に対バイド戦に向けた更なる強化が施されている。大まかな強化内容としては、サイ・ビットとの連動を重点的に置いた専用フォースデバイスの追加、更に波動砲ユニットの追加が行われている。
ただし、出力上の問題で波動砲は試作型のものしか搭載できなかったが、サイ・ビット・サイファと連動可能な事と、フォースが好バランス且つ強力なので火力不足はさほど感じられない。
武装
- Leo・フォース
サイ・ビットとの連動を重点において開発されたフォース。
対バイド用に平行次元の地球。つまりこの次元において開発されたものでありオリジナル機体には装備されていない。生成されるレーザーはスタンダード・フォース並みのバランスを確立しており、サイ・ビットの防御性能と合せて隙の無い性能を得るに至っている。 - クロスレーザー
水平方向に直線状のレーザーと、レーザーを交差するように飛ぶ楔形のレーザーを発射する。 - リフレクトレーザー
水平方向と上下ナナメ45度方向に障害物で反射するレーザーを連射する。
サイ・ビット装備状態なら5方向に攻撃可能。 - サーチレーザーLRG
水平方向にサーチ機能を持ったレーザーを最大3発、またサイビットからも1発ずつ発射する。
敵をサーチすると直角に曲がる特徴がある。 - スタンダード波動砲試作型
人類が最も早い段階で実戦投入した波動砲。1ループMAX。
第1次バイドミッションに於いて出撃したR-9Aに搭載されており、当時は絶大な戦果を挙げた兵器であったが、再生と進化を繰り返すバイドの前には遂に火力不足を感じるまでになっている。
制約が少なく扱いやすい為か強力な波動砲を導入する余裕の無い機体にも装備可能となっている。
この機体の他にOF-1でも同型の波動砲が搭載されている。
誕生日戦争-バースデイ・ウォー
第1次バイドミッションとほぼ同時期。平行する次元で起こった「エデン・パラドックス」と呼ばれる事件をご存知だろうか?その事件の鎮圧にあたった機体こそこのR-9Leoである。人工惑星エデンにより発生したこの事件はR-TYPEの外伝的なストーリーとなっているが凄絶な事件でもあったのである。
R-9Leoは僅か2機で事件を鎮圧したとされている。
静かに愛された外伝「R-TYPE LEO」
この機体の初出作である「R-TYPE LEO」は、1992年12月にアイレムから発売されたタイトルである。従来のシリーズとは大きく方向性が異なる本作はアイレムの親会社である株式会社ナナオにより製作されており、コンシューマ機への移植は為されていない。全体的に難易度が易しめに出来ており、高難易度化が進められていた横シューの世界では比較的珍しい存在でもあった。
また、元々「R-TYPE」とはまったく異なる別作品として開発されたが、開発途中で「R-TYPE」の名を冠する事となった経緯があり、従来のシリーズ設定を破綻させない為か機体形状、及びその名前以外の関連性を一切持たせなかったといわれている。なお、現在の公式サイトに於いても本作に関する項目は見当たらない。
しかし、1992年といえば「ストII」をはじめとした格ゲーブーム真っ盛りの時代であった事と、R-TYPEIIやグラディウスIIIをはじめとする高難易度化に伴う客離れにより、冬の時代を迎えていた横STGの世界に於いて、本作はそれを打破できるほどのインパクトを出せなかったという印象を拭い去る事が出来ない。その為か、このゲームを導入したゲームセンターは少ないのではないかと思われる。そういった背景から「R-TYPE LEO」はシリーズ中でも知名度が低く、知る人ぞ知るタイトルとなってしまったのである。
関連動画
登場は3:46~
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関連商品
関連コミュニティ
関連項目
R's MUSEUM | ||
No.15 R-9AX2 DINNER BELL |
No.16 R-9Leo LEO |
No.17 R-9Leo2 LEOII |
注記
筆者はR-TYPE LEOを未プレイである為、本項の文章はネット情報によるものを独自の解釈で記載したものであり、実際の情報とは異なる可能性があります。
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