ニコニコ大百科

>>30
邪道というか、ダーレス寄りやね。
やっぱりエンタメとしては、ガクブルなホラーやサスペンスよりも、派手でワクワクするアクションの方が好きな人が多いのも事実だし。
でも、問題があるとすれば『戦闘技能が無いとBAD END確定のシナリオ』を組むキーパーが増えかねないところかなぁ。
戦闘重視でシナリオ組む＆PC作成すると、肝心の探索ができなくて下手すると序盤で詰むことがあるんだよなぁ……。

ギャグなり、シリアスなり、バトルなり、ＳＦなり、いろいろな要素をブッ込めるてのは、クトゥルフ神話の懐の深さなんだろうな

本来のクトゥルフ神話TRPGは、どうしようもない圧倒的恐怖を前に人間が足掻く物語だからな
戦うなんてもってのほか、ひらすらに避けて避けて避けまくるのが定石
それは解る。だから>>30の感覚は理解できる

邪道ってのは一般的に正道と認識されているもの（クトゥルフ神話の場合は、コズミックホラー）
とは異なるやり方に対して、非難を込めた論評として用いる
俺はタイタス・クロウも好きだから、ファンタジータイプも邪道とは思わない
懐の深さもクトゥルフ神話の良さの一つ、まさにそのとおり
だからこそいろんなタイプの作品を否定しないし、そう思えばほぼ全ての卓を楽しめる

ただぜんっぜんサイコロ振ってないのに物語が進行していく吟遊卓は
それTRPGじゃなくてもよくね？とは思う。
箱庭も吟遊のケがあるのかもしれないが、物語が本家寄りのホラーで、
数値に意味をしっかり作って、且つキャラが持ち得る現実的な数字で、
画面にしっかり現在値を表示させたり、KPという宇宙的（大いなる未知を秘める）恐怖に、
きちんとサイコロで立ち向かっていると思える、素晴らしいTRPG動画だから見てる。
ホラーとか絶対見れなかったのに…自分でも不思議だ…

応援してるので、がんばってください。長文は気持ちの現われということでひとつご勘弁を。

情報共有の制限がある卓の性質上、PCの技能って公開されてないけど【精神分析】持ちっていないのかな。
持っていても、まだ誰も狂気に陥ってないから使って無いだけかもしれないけれど、精神病の進行や効果を軽減出来たりは出来ないのかな。

>>35
出来てしまうとヌルゲー…とは言わなくても、
「FUDやSAN値の減少のリスクを背負ってでも調べるべきか、否か？」
というこの探索の醍醐味が薄れてしまう気がします。
出来そうな気もしますけど、回数制限や時間経過（カウンセリングしたみたいな扱いで）がかかるかも知れませんね。

ただ、19話での説明を見てると「FUDと精神病の原因はこの村の異常に因るものだから、怪異を解き明かさない限り精神病が治る事はない」と言及されてましたし、やっぱり軽減も治癒も不可能なのかな。

>>35じゃなかった、>>34でした…

１話からぶっ通しでみてしまった
リアルSAN値がががが

>>33
質問なんだが、
　サイコロは振らせてもらえるが、逆に言うと予定調和の中でただ振らされてるだけな気がしなくもないんだが、
そこんところはどう思う？それは吟遊とは違うのか？
　現実的な数値ってのもイマイチわからんのだが、
ネタに走ってない無難な数値ということで、実際のセッションを指す「現実」なのか、
ゲーム内のリアリティ（例：人は銃弾くらったら死にかける）を指す「現実」なのか。
現在値ってのは何を指す？現在地の誤字ならキャラの置かれた立場
（例：SAN値やFUD減少→憔悴しきっている）を指しているとか推測も立つが。

吟遊もなにも行動の自由は大いにあると思うが？
駐車場を発見するシーンでも一人残って車を見張る事だって出来た
シナリオやKPよりも実卓のPLが受身過ぎただけなように見えるけどね
まあクトゥルフでアグレッシブなのはおかしいけどｗ

この動画見てると胸がドキドキするんだよな
これが恋か…
情報がないってのはそれだけで怖いもんだな
これだけパートが進んでるのに敵が見えて来ないってのが
すごく胸が痛い

吟遊ならPCがどう行動するかも全部KPが決める。
ダイス少な目なのはただの口プロレス。
口プロレスを受け入れるかどうかはKP次第。

KPの語りが多かったら吟遊、みたいなノリならもう割とどうでもいい。

クトゥルフよくわからずに見ている側としては「面白いからいいんじゃね？」と思ってしまう。
プレイヤーがアグレッシブすぎて話がめちゃくちゃになるのはもったいない気もするし

思うに、この作品って目星とか成功してもはっきり目に見えて前進したって描写がないよね。
それが不親切というか「ダイス振る意味なくね？」って思ってしまう原因なんかなーとか。
だからこその箱庭なんかな。KPの定められたところで定められた行動しないと
ちゃんとした答えがもらえないってのが。
でもこれリプレイだし結果的にそうなったってだけなんだろうし、
作品としては面白いからなぁ…

こういう動画ではよく吟遊談義があるが、実際の卓のリプレイ動画で吟遊に見えるのは
「プレイしたシナリオやセッションの内、動画にしたくなるような結果になった卓」を動画にしたからで
結果的にKPの思い通りになったように見えたり都合のいい展開に見えたりするんだと思う

>>44
リプレイだからこその整合性（結果論）ってやつなのかな
KPにはこのセッションを最後まで終わらせるって使命があるわけで
PLの様々なRPに対応して道筋作っていくわけだから、結果的にKPの意のままに見えてしまうのかもなぁ

PLの俺ツエー！最強！ってセッション動画は本当に萎えるが、
KPの俺がこの世界の神だから！俺の前に平伏せ！ってのも萎える
難しいなぁこの辺のバランス
まぁPLもKPもいろいろ考えて楽しむのが一番なんだけどな

クトゥルフ神話TRPGて基本は
御大の世界に浸って遊ぼうってものでしょ？
理不尽満載が嫌なら別のシステムオススメ
動画見るにしても吟遊批判するにしても

>>43
不安や焦燥の要素としてFUDってパラメータまで作ってるからねぇ
技能が成功したのに思うように進まない？って思わせるのはシナリオの内なんじゃないかな
FUD溜めすぎた時のこと考えると技能がないと抜けられない場面も作りにくいだろうし

メタな話、シナリオはクリアできるよう、PLがハッピーエンドを迎えられるよう、ご都合主義的に作ってあるはずだから、シナリオにそってダイス振ってるだけ感はどんなTRPGでも多少出るんじゃないかな。

逆に言うと、KPがやらせてる感は、KPがPLをハッピーエンドに導きたいことの別の側面。それがあればこそPLは自由に動いたり、あるいははっちゃけられる。

でも、このシリーズはKPがPLを殺しに来かねない、選択をミスったら死にかねない、という緊張感がある。KPの想定する攻略ルート、分岐点で選択を間違えれば待つのは死。その上で「具体的な情報が出てこない」「全貌が見えてこない」のは、知恵と工夫でKPの考えた攻略ルートより冴えた攻略をする自由を奪われた不満を確かに煽る。

でも、情報の制限は恐怖も煽る。正しいルートを進まねばならないのに、自分が選んだ道が正しいか分からない。正しいと思う。正しいはず。でも確信が持てない。不満より恐怖をたくさん煽ることで、視聴者もPLも退屈しない。

そういう工夫によってこのシリーズはかくも面白いのではないか、と思った。

ついでに、PLもそういうKPの工夫を汲んで、むちゃくちゃなRPとか、考えなしの突撃をせず、真っ向からホラーに挑んで頭使って怖がって楽しんでるPLも相当イイPLダナーと思いました。まる。

こいしちゃんうふふに笑ってしまったよ…。

>>48のレス見て思ったんだが、クトゥルフ神話TRPGってマルチバッドエンドのシナリオないの？
ダイス等に関わらず最善の結果でも神話生物と相打ちとか。
テレビゲーム（SAWとか）にもあるしホラーならそういうのもアリだと思うけど･･････

プレイヤーが持つ根源的な欲求の一つは「死なないこと」
そういう前提があるからプレイヤーが死んじゃうのはプレイヤーの行動の結果であるべき
「死ななければ『絶対に』最善の攻略出来ない」みたいなのは
自由度が無いシナリオって言えるんじゃないかな

>>52
例に挙げたSAWでも「生きて脱出する」がプレイヤーの目的だよね？
バッドエンドにも
「ハッピーエンド目指してまともに戦って全滅」「魔術で退散させる代わりに誰かが発狂」
「家族とかのNPCを犠牲にして欝」「時間切れでハルマゲドン」「力及ばず逃亡して未解決」
「いっそ高位神格を召喚してすべてを台無しにする」「手段を選ばなかった結果ﾀｲｰﾎ」
とかいろいろあるし、自由度がないとは思わないな。

ハッピーエンドがあると分かってると、
「正しい道から外れないかどうか」「グロい描写、不気味な雰囲気、正体不明」
が恐怖のメインで、探索者がリタイヤするのは
「戦闘やSANチェックでのダイス運」「明らかに間違った行動」「時間切れ」
だと思うんだが、それだと秀逸なシナリオでないかぎり恐怖や死に方にある程度パターンができると思う。

そういうわけで、上級KP向けだとは思うがたまには
「正答がない自由すぎる不安」「情報統制＆別行動による仲間内での疑心暗鬼」
「誰かを犠牲にする究極の選択」「相反する情報による混乱」「予想可能回避不可能」
なんかの恐怖でゲームオーバーを演出してもいいと思うんだ。

ちなみに、俺はマルチバッドエンドの真ルートは「真実がわかる」「事件が終わる」だと思ってる。

マルチバッドエンド、ってだけ聞くと救いが無くてPLの努力の意味も無い
…って感じがするけど、PLが納得できる、演出としての全滅ならそれも良いと思う。
「PCは全員死んでしまったけど、その決死の行動の末に神話生物を元の世界に還すことができた」とかね。
結局は人と人のやり取りで進むゲームな訳だから、その参加者達が納得出来ればそれでいいんじゃないだろうか。

特にクトゥルフは簡単に全滅したり狂ってしまったりするルールな訳だから、
そうしたマルチバッドエンドなシナリオも許容されるとは思う。
KPもPLもある程度慣れてて「こういうシナリオもある」って受け止められる人じゃないと納得してもらえないだろうけど。

…うん、>>48の言うように「ハッピーエンドに導く前提」が見えないからこそのこの動画の面白さってのはあるかも知れないね。

あと、廃村探索パートは怪異に見舞われてる描写を見るだけで冷や汗出るわ胃がキリキリするわと見てるこっちのSAN値ががりがり削られるような恐怖感が前面に出てて、次の話を見たいけど重たい、すげぇ重たいと思ってたのに、

学校パートに入って恐怖の対象が首なし死体とか具体的なものになりはじめてから、「怖いのは怖いけどなんとでもなる、次が見たい」
って思えるようになった。

やっぱり人間、見えない恐怖には長く耐えられないのかも知れないね。

というか、そろそろ明かされそうだけど、鈴の目的ってなんだろ。
過去にあの学校で怪異を起こして逃げて来た、とかなのかな。
それを鎮めに来たとか？

>>56
行方不明事件で伊吹とともに当事者だったんじゃない？
不明になったほうか通報したほうかは分からんし、そもそも記事にあることが事実とは限らんが、「過去の清算」が目的っぽいと思う。

>>57
やっぱその辺りだろうなぁ。21話でどっちがどっちかも判るし、多分22話かその次あたりで鈴が語るとは思うんだけど。

すると、「過去の清算」…やっぱ２階のアレをなんとかせにゃならんのだろうなぁ；

途中で「もう私の目的なんてどうでも良くなって来てる」
なんて言ってる辺り、そこまで深刻でも無いと思うけどね
清算と言うよりは果たせなかった約束を果たしに来た
とかそんな印象かな

ちょっと「清算」っていう言い方が悪かったかな？
要は、鈴は「心の底に沈んでいた思い過去に精神的にけじめをつける」が目的だったんだと思う
過去を受け入れるというか･･･抱えていく証として写真を取りにきただけで怪異や黒幕と
直接は関係してない（あってもニアミス）と思う