サガケイバジョウ
佐賀競馬場とは、佐賀県鳥栖市にある競馬場である。佐賀県と鳥栖市で構成される一部事務組合「佐賀県競馬組合」が主催する地方競馬「さがけいば」が開催されている。
初代佐賀競馬場は1972年まで佐賀市内にあったが、同年鳥栖市郊外の現在地に移転。その際、公称1万台収容とされる広大な駐車場を完備し、自家用車での来場を中心としたスタイルを取っている。公共交通機関はJR鳥栖駅から西鉄バス佐賀の路線バスを利用するか、久留米市・柳川市から出発する「友の会バス」(片道運賃のみ設定され、復路は無料となる送迎バス)を利用することとなる。
基本的に毎週土・日の2日間連続開催。ただし、年末年始やダートグレード開催日、またお盆シーズンは平日開催もある。入場料は100円(コインゲート式)。特別観覧席は500円の指定席と、グレードの高い2,000円の「ロイヤル席」がある。
コースはダートコース1周1100mの右回りでフルゲートは12頭。ゴールまでの直線は200mの地方競馬では一般的なスタイル。例によって内ラチ沿いは砂が深いことから、内寄りのゾーンを避けてレースが行われることが多い。距離は900m~2500mまで9種類が設定されている。
パドックはわが国で唯一右回りで周回することとなっている。これは佐賀藩の時代からの武士のしきたりに基づいたものであるとか。また、装鞍所がパドックのすぐ脇にあるため、次のレースの馬がスタンバイしている様子を見ることもできる。
場内には食堂のほか、軽食を販売する店が多く出ており、パンや串もの、練り物などを火であぶってから出してくれる独特なスタイルの店もある。
実況アナウンスは「エヌエスエル・ナカシマ」の中島英峰が1人で全開催全レースを担当。重賞でのゴール直前には決まって「栄光まであと××メートル!」と中途半端な残り距離をシャウトするなど、節回しや言い回しが独特な名物実況として親しまれている。
2000年には当時九州に存在した3地方競馬(佐賀・荒尾・中津)で「九州競馬」の枠組みを作り、日程調整や交流競走の実施、相互発売体制を構築して生き残りを図ることとなったものの、翌年中津が早々に廃止、2011年には荒尾も廃止となったことで枠組みは自然消滅した。競馬場内には日程掲示板などに名残が残っている。生き残った佐賀競馬も一時は(他場ほどではないが)累積赤字を抱えたことで緊縮財政が続いたものの、地方競馬IPATの開始などで近年は持ち直しており、累積赤字解消も見えているという。
毎年2月に行われる「佐賀記念(JpnIII)」(2000m)と8月に行われる「サマーチャンピオン(JpnIII)」(1400m)の2競走。このうち「サマーチャンピオン」はダートグレードでは数少ないハンデキャップ競走で行われている。
「九州競馬」時代には2(3)場共通の独自格付け「KG1~3」(のち「KJ1~3」)が付されていたが、荒尾競馬場の廃止で意味を成さなくなり一旦格付けが消滅。その後2013年から「S1」「S2」の格付けが設定された。このうち「S1」は2012年以前から存在していた重賞(「九州ダービー栄城賞」「九州大賞典」「中島記念」など)に付され、2013年以降に新設されたものには「S2」が付けられた。
このうち「S2」重賞は2014年だけで実に50競走以上組まれており、地方競馬1場の重賞開催数としては異常とも言える多さである。これは地方競馬IPATでJRA開催日に馬券販売を行うためには「基幹競走」として重賞(2013年からは準重賞でも可)をどこかの場が開催しなければならないというルールがあり、その「基幹競走」の多くを佐賀が引き受けるべく新設されたものである。しかし、これらは重賞と名は付けど、レース体系の整備には手が回らなかったようで、旧来の特別競走の出走条件や賞金を引き継いでおり、結果「特別競走より1着賞金が低い重賞」とか、「オープンと付されているのにB級格付けの条件馬しか出ていない重賞」といったツッコミどころ満載なものが多く、「名ばかり重賞」「なんちゃって重賞」と揶揄される始末。実際、本馬場入場曲は「S1重賞」が独自の曲に対して、「S2重賞」は特別競走と同じものを使っており、運営も負い目は感じているようである。(その後、準重賞の区分が新たにできて条件戦についてはこの扱いに変化した)
ただ、なりふり構わぬ重賞乱発のおかげで自場だけでなく同日開催の他場も地方競馬IPAT発売の恩恵を受けているのもまた事実である。
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掲示板
1ななしのよっしん
2015/02/15(日) 09:23:14 ID: 74UlC5tpOm
新設重賞の記述…w
まぁ実際その通りで見ててなんじゃこりゃと言いたくなるようなレース体系ではある(どんだけレースがあるのかはWikipediaを見てみよう)。
佐賀皐月賞なんか3歳限定じゃないし、九州オールカマーなんて何がオールカマーなのか分かんないし(もっとも、中央のオールカマーも今や意味のない名前である)、ほとんどの重賞が中央競馬で言えば小倉の1000万下で行われてるような「地名+賞」って名前ばかり(ex.大淀川賞、池田湖賞)。そうでないものも「旧月名+賞」(ex.長月賞、文月賞)とか手抜き感たっぷりのもの…。
2ななしのよっしん
2018/03/17(土) 19:44:30 ID: ng5f/ef7Vj
3ななしのよっしん
2018/05/13(日) 02:14:42 ID: UCgxsJVRby
約6分前だけどアナウンスでは5分前。
タイトル:佐賀締切5分前
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最終更新:2021/03/04(木) 04:00
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