ゾナウギアとは (ゾナウギアとは) [単語記事]

ゾナウギア（Zonai Dev ice）とは、ゼルダの伝説シリーズに登場するアイテムである。

概要

動力系、攻撃用の武装系、姿勢制御などの補助系など様々な機能を持つゾナウギアがあり、これらを「ウルトラハンド」で組み合わせる事により乗り物や戦闘兵器、さらには実用性無しの面白マシンなどを創り上げる事が可能。ゾナウギアだけでなく各所に置かれている復興用資材や石板、岩塊なども組み合わせて、オリジナルのマシンを作っていこう。

またウルトラハンドでの組み立てだけでなく、「スクラビルド」にも対応しており、武器や盾などに装着して使うこともできる。追跡台車+盾で「悪路でも盾サーフィンできる盾」など、意外な組み合わせで意外な効果を発揮することもあるので色々と試してみよう。本作が一部で「ゼルダ版アーマードコア」と評される理由の一つである

最初からゾナウギアとして転がっているものの他、各地にあるガシャポンのような形状の「ゾナウギア製造機」でゾナウカプセルとして製造したり、バッテリー製造機で入手したりもできる。

ゾナウギア一覧

バッテリーを消費するもの

リンクの装備品である「ゾナウバッテリー」を消費して稼働するもの。動力や武装、敵探知を行うなど、能動的に動くギアが多い。

扇風機

恐らく最も最初に出会うゾナウギアの一つ。空調服のファン。内部のファンを回転させ風を起こし、その反作用で推力を発生させる。水中で使うとスクリュープロペラとしても使える。「風を起こす」という機能を使ってパラセールでのホバリング用に使う、「推進器」として翼や船などに付けるなどに使える。

スクラビルドすると、もちろん風を起こすアイテムになる。風切羽の剣でいいじゃんとか言わない

これに操縦桿を付けたエアロバイクが特に有名なゾナウマシンの一つ。→エアロバイク(ゼルダの伝説)

火龍の頭

オルドラの頭部を模して作られたゾナウギア。口から炎を吐く、いわゆる火炎放射器である。盾にスクラビルドして火炎放射器として攻撃用に使うのはもちろん、氷を溶かすための熱源や、熱気球の熱源としても有用である。

氷龍の頭

ネルドラの頭部を模して作られたゾナウギア。口から冷気を吐き出す。冷気攻撃として使うのはもちろんであるが、溶岩地帯でマグマを冷却して足場を作る、水場で氷を作るなどにも使える。

雷龍の頭

フロドラの頭部を模して作られたゾナウギア。起動すると角の部分から高電圧を発生させる。火龍、氷龍と違って前方にそのままでは電撃が飛ばないものの、水場で使ったり、或いは放水栓と組み合わせると広範囲に電気攻撃ができる。攻撃に使う以外にも、とある祠から持ち出せるモーターの電源として使うこともできる。

光線の頭

ユニコーンの頭部を模して作られたゾナウギア。起動すると角からレーザーを発射する。MLPと言い最近のユニコーンの扱いってこんなのばかりなんですかね…。言ってしまえば、前作「ブレスオブザワイルド」において、一部の祠に置いてあったビーモス（レーザー発振器）をゾナウギア化したもの。瞬間的な攻撃力は低めであるが、バッテリー消費が少ないため、バッテリー消費に目を瞑った上で複数束ねればかなりの攻撃力を叩き出せる。実はヒットした直後のダメージが最も高いという妙な特徴があるため、連続照射よりも間欠的な照射のほうがDPSは高くなる。これを利用するために、ゴーレムの頭と組み合わせてパルスレーザー化するという制作例もある。

大砲

少々のチャージ時間の後、爆発性の砲弾を発射する攻撃用ゾナウギア。エフェクトと音の派手さの割に威力は控えめであるが、複数束ねればかなり強力。但しバッテリー消費がかなり大きいので、バッテリー強化とゾナニウム装備は必須と思った方がいい。ゴーレムの頭と杭を組み合わせれば、瘴気魔退治機の一丁上がりだ。攻撃以外にも爆発から推進力を発生させることでオリオンロケットめいた推進機構を作ることも可能。

ロケット

短時間強力な推力を発生させるロケット。盾にスクラビルドすれば前作のリーバルトルネードの代用となる「ロケット盾」になるので、是非とも覚えてほしい。盾の耐久力を猛烈な勢いで削るが。ウルトラハンドで組み合わせる場合は、翼+扇風機で作った飛行機やエアロバイクをRATOするのに使ったりできる。また矢にスクラビルドすると、非常に直進性の高いロケット弾として運用することもできる。空島のゴーレムも結構使ってくる。

大きなタイヤ

力強く回転する大型のタイヤ。進行方向は側面に矢印として描かれているので、よく確認して組み立てよう。速度は遅いがタイヤ径が大きいのと、軸にサスペンションの機能があるため悪路に強い。また、走行用だけでなく、軸から回転力を取り出す「モーター」として使うこともできる。

小さなタイヤ

龍の頭部を模した小型タイヤ。サスペンション機能がないなどのため悪路には弱いが、スピードが出る。上下逆にして使うとベルトコンベアめいた搬送機構も作ることができる。

放水栓

水を吐き出す消火栓型のゾナウギア。この技術により空島では水に困る心配が無くなったという。

ゾーラの里を汚染しているヘドロ除去に使える他、高温地帯では乗り物に付ければ高温による影響を防げたり、マグマを冷やして足場を作ったり、電気系武器の攻撃範囲を拡大したりもできる。大きなタイヤと組み合わせればオクタコスへの嫌がらせにも最適です。

ライト

小型の照明用ライト。「アカリバナでいいだろ」と言われそうだが、一応ブループリントで複製できる点はこちらに利がある。今作一番の無能ギアとか言っちゃだめ。

起き上がりこぼし

起動すると強い力で直立するゾナウギア。元々は空島において、不安定な場所で足場を安定させるのに用いられていたギアである(英語圏ではスタビライザーと呼ばれている)。「起き上がるだけのギアになんの価値があるの？」と最初は思うかもしれないが、「擬似的な重心として作用し、どんな無茶な形状のものでも安定させてしまう」ということに気づけば今作屈指の便利ギアと化す。自立戦闘マシンや一輪バイクの安定用に使うのはもちろん、ロード中のtipsでもあるように投石機に使うのもよし。

浮遊石

起動すると重力の影響を受けずに空中に留まるゾナウギア。空島もこれと似た原理で浮いていることが、浮遊石の説明で示唆されている。ロケットやトーレルーフと組み合わせて使うと、どんどん高いところに登っていくことができる。また矢にスクラビルドすると、その場で空中に足場として設置することも可能。

ゴーレムの頭

妙に邪悪な表情のゴーレムの頭。起動すると前方180度を索敵し、敵を発見すると敵の方向を見続ける。これで察した方もいるだろうが、武装系ゾナウギアを組み合わせると自動砲台として使うこともできる。また扇風機と組み合わせれば「敵を自動追尾していくマシン」も作ることができる。ボコブリンなどの魔物だけでなく、狼などの敵対的な動物も「敵」として認識する。

追跡台車

重要施設の警備に使われていたというゾナウギア。言うなれば「自走式のゴーレムの頭」。敵を確認すると敵の方に向かっていく。このため離れすぎても稼働を続けられるよう、スペアバッテリーの組み合わせはほぼ必須。そのまま敵を轢いてもダメージになるが、トゲや武器、武装系ギアを付ければ殺戮ルンバ…もとい無人戦闘車両の一丁上がり。

盾にスクラビルドすると上述の通り「悪路でも盾サーフィンのできる盾」ができる。

バッテリーを消費しないもの

バッテリー消費のないもの。受動的なギアが多い。

携帯鍋

鍋と熱源のセットになったゾナウギア。天候を無視して料理を作ることができるので、緊急用に役に立つ…というだけでなはい。

傾斜地でも料理をできるようにするためか、実は熱源と鍋の部分は分離しており、ある程度自由に可動する。つまり、この機構を悪用して「衝撃を吸収するサスペンション」（動作的に見ると継ぎ手とも言える）として利用することもできる。しかもこの能力、公式も使っていた辺り恐らくは公式の仕様なのでは？とも一部で囁かれている。

また見た目からは想像がつきにくいが、スクラビルドすると破砕効果を発揮するので、武器にスクラビルドすると簡易的なハンマーとしても使える。大きなタイヤと組み合わせてライネル虐殺マシーンを作っている厄災も出てきている模様。

翼

鳥を模した形状の滑空翼のゾナウギア。上記の扇風機と並び、最も最初に出会うゾナウギアの一つ。扇風機やロケットを付ければ飛行機になる…が、約一分で消滅してしまうので注意。盾にスクラビルドすると、滞空時間が伸びるためどこでも弓集中をすることが可能。武器や矢にスクラビルドした場合、キースの羽のように飛距離を伸ばすことができる。

熱気球

真下に焚き火や火龍の頭などの熱源があると浮力を発生させるゾナウギア。操縦桿や扇風機と組み合わせると飛行船を作れる。但しこれも比較的寿命が短い。

タイマーバクダン

球形の爆弾。起動すると一定時間後に爆発をする。大砲と同様、見た目の割に威力は控えめであるが、高温地帯でも自然発火しないのでデスマウンテン周辺での採掘作業には地味に便利。前作のリモコンバクダンに似た性質を持っている、といえばいいだろうか。また爆風には他のゾナウギアを起動させる作用もある。盾にスクラビルドすると、盾サーフィンをしたときに爆発で飛び上がれる。

操縦桿

接続したゾナウギアを制御する操縦桿。乗り物には必須のゾナウギアである。タイヤ系は操縦桿を使うとバックすることもできる。

杭

あらゆる地形に強引にめり込ませられる杭。地味に便利なゾナウギアの一つ。武器にスクラビルドすると破砕効果を発揮するので、採掘作業にも使える。

バネ

叩くとボヨーンと伸びるバネ。単純にジャンプ台として使う他、操縦桿と組み合わせてゲート代わりにしたりもできる。複数組み合わせるとより高く跳べるようになる。

盾にスクラビルドすると一回だけ大ジャンプができる他、敵が攻撃してきたときにボヨーンと弾き飛ばせるようにも。

台車

小さな車輪のついた台車。これ自体には動力はないが、翼に付ければ滑走用のランディングギアとなる。扇風機や操縦桿と組み合わせて簡易的な車両にも。

ソリ

底面の摩擦力が非常に小さいソリ。台車と似た特徴を持つが、砂漠地帯ではこっちのほうが有利。

鏡

光を反射するゾナウギア。反射するというよりも集光装置というべき趣。盾にスクラビルドすれば、シリーズでおなじみのミラーシールドの完成である。敵の目眩ましに使える他、光で起動する仕掛けを起動するのにも。ギブド退治にも最適です。

スペアバッテリー

円筒形の瓶のようなバッテリー。リンクの持つバッテリーを肩代わりしてくれる他、エネルギー供給範囲外でもエネルギーを確保できるようになる。自動戦闘マシンには必須。ただしこれ自体にも重量があるので、取り付け方には注意。

大容量バッテリー

スペアバッテリーの大容量版。これだけはゾナウギア製造機では作ることができず、各地のバッテリー製造機で入手するか、ブロックゴーレムを倒して強奪するかになる。

番外編

アイテムとしてのゾナウギアではないが、ゾナウギアと連動できるなど様々な用途のあるもの。祠にあるものは武器や盾にスクラビルドする→分解屋で分解することにより祠から持ち出せる。ブループリントでの複製にも対応している。

バッテリー

一部の祠にある充電池。電力を蓄え、後述のモーターなどに給電する事ができる。ゾナウギアのスペアバッテリーが「乾電池」なら、こちらはeneloopなどの「充電池」といったところ。

モーター

「ゲミカカの祠」に設置されているモーター。雷龍の頭や上述のバッテリーからの給電で回転する。本来の目的といえるプロペラの駆動を含めて、強力な動力として使用可能。

プロペラ

「ゲミカカの祠」に上述のモーターとセットで用意されているプロペラ。モーターとセットで使うと、ゾナウギアの扇風機数個分の推力を生み出すことができる。一部の厄災リンクはこれを悪用して電動飛行機などを作っている模様

浮き・浮き板

水を使った謎解きのある祠にある、黄色い浮きと浮き板。非常に強力な浮力を持っており、ウルトラハンドで水に沈めてから離すと勢いよく飛び上がる。水上の乗り物を作るときには便利。

浮遊足場

空島の周辺に浮かんでいる事がある浮遊足場。浮遊石と違い、扇風機一個でも動かすことができる…が、初期位置から水平方向にある程度離れると消滅する。ブループリントで複製もできるが、ゾナニウムを100個も消費するので注意。

遺跡片

上空から地上に落ちてきたり、一部の空島にある遺跡のかけら。身も蓋もない事を言うならば、地上に落ちてくるものは「空島に上がるためのリフト」、空島にあるものはアクションゲームでよくある「乗ると崩れ落ちる足場型トラップ」である。「天へと連なる島々」にある遺跡片は重量が大きいため、質量兵器などに転用が可能。使い方次第ではあのグリオークすら吹き飛ばせる。

瘴気岩（おいし岩）

炎の神殿のボス「ボルドゴーマ」が放ってくる瘴気でできた岩。実はこれもスクラビルドで持ち逃げをすることができる。

遺跡片と同じく非常に大きな質量を持ち、質量兵器に転用が可能。ただ遺跡片と違い、出現からしばらくすると爆発をしてしまう（このためスクラビルドしたら即収納しないと持ち逃げできない）という難点があるが、逆にその爆発で派手な絵面を作ることもできる。

制作例

エアロバイク

多分最も有名なゾナウマシンの一つ。扇風機と操縦桿を組み合わせたホバーマシン。

→エアロバイク(ゼルダの伝説)

自動戦闘車両

パーツ：追跡台車+ゴーレムの頭+各種武装系ギア

追跡台車をベースに、ゴーレムの頭と攻撃用ギアを組み合わせた戦闘車両。とあるイーガ団支部からも設計図が入手できる通り、お手軽かつ有用なマシンである。ブループリントで複数作って魔物の拠点に放り込んでやろう。

ミニ鳥望台

パーツ：杭+台車+バネ

とある海外の厄災リンクプレイヤーが生み出したギア。バネを斜めに組み合わせることにより、想像を絶する大ジャンプができる。適当に作っても軽く1000mはジャンプできる。これがどれだけのものかと言えば、地底から深穴経由で直接地上に出られるほど。

ゾナウギア 単語

概要