もしかして: ピョートル
ヒョードル(露: Фёдор (Fyodor, Fedor), 中世形: Феодор, (Feodor))とは、ロシア語の男性名。英語ではセオドア(Theodor, シオドア)に対応し、古典ギリシア語で「神よりの賜り物」を意味する男性名テオドーロス(Θεόδωρος (Theódōros))に由来する。まれにラテン文字転写からの再転写でフェドール等と表記されることもある。愛称形はフェージャ(Федя (Fyedya, Fedya))等、派生姓はヒョードロフ(Фёдоров (Fyodorov, Fedorov))。なお余談だが、 th の音が f に転じる現象は、ロシア語以外には兄弟語のウクライナ語や、英語のコックニー(ロンドン下町言葉)等にも見られる。
エメリヤーエンコ・ヒョードル(露:Фёдор Владимирович Емельяненко 、英:Fedor Vladimirovich Emelianenko 、1976年9月28日 - )は、ロシアの男性総合格闘家、サンボ選手、柔道家。
レッドデビル・スポーツクラブ所属。
PRIDEヘビー級王者、WAMMA世界ヘビー級王者。
「60億分の1の男」「ロシアン・ラスト・エンペラー」「氷の皇帝」「人類最強の男」などと呼ばれた。
かつて日本だけでなくヨーロッパ、アメリカなどのメディアからも「総合格闘技界全体で最強」と評価され、SHERDOG、MMA WEEKLY等において、総合格闘技ヘビー級(205lbs〜265lbs)世界1位にランキングされていた。
また長年活躍したロシアのトップアスリートだけに送られる『スポーツマスター』の称号も持つ。
ニコニコ大会議2008冬に花を贈る。
2012年6月21日、ロシアで開催されたM-1 Global: Fedor vs. Rizzoでペドロ・ヒーゾにKO勝利し、現役引退を宣言した。引退後はロシアスポーツ省特別補佐官とロシア格闘技連盟の代表を務めており、格闘技の振興のために活動している。
2015年7月15日、ロシアの総合格闘技サイトを通じて、近い将来の現役復帰を匂わせた。
柔道とサンボをベースに持つだけに、体幹の強さが最大の武器で、差し合いにおいては無類の強さを発揮し、どうもつれようが相手がどんな巨漢であろうが、グラウンドに移行した瞬間に必ずトップポジションをキープする。そのまま“氷の拳”と称されるパウンドでレフェリーストップかギブアップまで無情に拳を振るい続けるのが必勝パターン。さらに極め技も強く、相手が一瞬でも隙を見せれば裸締めや腕ひしぎ十字固めであっという間にタップアウトを取る。逆にボトムポジションで世界一と謳われたアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラとの戦いでは下からの攻撃をまったく許さなかった。対戦相手の体格に関わらず、寝技におけるポジショニングで不利な体勢になることがほぼないのは特筆すべきポイントだろう。
立っては立ち技のスペシャリストであるミルコ・クロコップを圧倒した強烈なパンチを中心に、頑丈さに定評のあった藤田和之を一撃で動けなくさせたミドルキックなど、得意技・隠し技を柔軟に駆使して相手を追い込む。ペースメイクの巧みさと勝負どころで畳みかける突出した集中力は、まさに頂点の名にふさわしい。
弱点(と言えるほどのものでもないが)は、若干肌が切れやすく、流血でのドクターストップ負けがあり得ることと、この階級のトップファイターとしてはずんぐりむっくりした体型故のリーチの短さであろう。前者は2000年に高阪剛との試合において、出会い頭に高阪の肘打ちがヒョードルの目尻をカットするアクシデントに見舞われ流血し、ドクターストップによるTKO負けを喫した(これが2010年以前のヒョードルのMMA戦績における唯一の敗戦)。後者に関しては、パンチを振るいながら一気に間合いを詰めることでほぼすべての相手の制空権を奪ってきている。
「フョードル・(ヴラジーミロヴィチ・)エメリヤネンコ(イミリヤーニェンカ)」が欧米式の名を先に読む呼び方で、日本以外で試合をする際はこのように表記/呼称される。「エメリヤーエンコ・ヒョードル」という呼称は日本式に姓を先、名を後に読んだ呼び方で(ex. パンツェッタ・ジローラモ)、日本で広く知られる外国人にしては珍しく名の方が通称として定着することとなった。
また、「-enko」というウクライナ系の姓を持つ、ウクライナとロシアの二重国籍者でもあるが、基本的にはロシア人として活動している。ちなみにウクライナ語での名前はフェージル・ヴォロディームィロヴィチ・イェメリヤーネンコ(Федір Володимирович Ємельяненко)。
実弟(三男。ヒョードルは長男)の「刺青雷帝」ことエメリヤーエンコ・アレキサンダー(露: Александр В. Е. 、烏: Олександр В. Є. 、英: Alexander V. E. 、1981年8月2日 - )も総合格闘家である。
若い頃から共に研鑽を積んできた兄も認める程の実力者ではあるが、若い頃からかなりのやんちゃ者だったらしく、むかしマフィアからの足抜けを誓うまでマウントポジション状態の兄にぶん殴られ続けたとか、ロシアの伝統狩猟法に則って専用の槍とナイフのみでクマを狩ったことがあるとか、リングの外でもなかなかの武勇伝をお持ちである。
兄は「弟がかつて5年間の懲役刑を受け、3年半ほどで出獄した」とインタビューに答えているが、弟はそれを否定しており、全身の刺青が服役の証拠とする俗説に対しても「刺青に特に深い意味は無く、ただの趣味」としている。2014年5月、元家政婦への性的暴行の疑いで起訴されたが、弟本人は双方合意の上での行為だったと反論を続け、2015年現在も係争中である。
掲示板
119 ななしのよっしん
2022/10/09(日) 12:39:49 ID: MgTKU/tN28
〝皇帝〟ヒョードルが衝撃告白「総合格闘技選手が数百人動員された」
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ロシア総合格闘技連合(RMU)で要職を務めるヒョードルが同国の「Meta MMA ユーチューブチャンネル」のインタビューで「これまでのところ私のチームの選手は招集されていないが、RMUから選手が多く招集されています。数百人の選手が動員されている」と驚きの実態を告白した。
これまで様々なスポーツから少数の動員は明らかになっているが、総合格闘技の選手はその〝戦闘力〟を買われてなのか大量に動員されていることが浮き彫りになった。
ヒョードルは以前に招集を懸念して国外逃亡するロシア国民に批判的な言葉を口にしているが、自らに近いMMA選手たちの大量招集には動揺を隠せないようだ。
120 ななしのよっしん
2023/05/24(水) 08:38:01 ID: o3YvcmQ4HJ
ヒョードルは過大評価っていう人がいるけど、あの時代は地上最強だっただろ。現代の選手を引っ張り出して比べるのはナンセンス
121 ななしのよっしん
2023/06/10(土) 11:05:17 ID: 0g0uKCOlo3
>>120
むしろ戦ってすらいないものを比較してあーだこーだ言うのがナンセンスに感じるよな
あの頃の、誰がやってもノーチャンス感がえげつなかったし実際に戦ってそれを証明したのが彼
全盛期のヒョードルが現代格闘家と戦うようななろう小説みたいなことが起こらない限り比較は詮無い
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最終更新:2024/05/10(金) 06:00
最終更新:2024/05/10(金) 06:00
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