最も成功し、量産された駆逐艦、そのネームシップが私、Fletcher class destroyer USS Fletcherです。
フレッチャーとは、ブラウザゲーム『艦隊これくしょん~艦これ』に登場する、第二次世界大戦時のアメリカ海軍に所属したフレッチャー級駆逐艦ネームシップ〈USS Fletcher,DD-445〉をモチーフにしたキャラクター(艦娘)である。
2019年5月末から行われた、2019春イベント『発動!友軍救援「第二次ハワイ作戦」』のE-4ボスドロップとして実装された駆逐艦娘。
ドロップ艦ということで、いつものように「出る人はあっさり出るが、出ないひとは大変なことになる」。しかもフレッチャーの場合はレアリティがSホロと最高レベルだったためか極端にドロップ率が低く、さらにE-4は当然のように連合艦隊マップだったために物資の消耗も洒落にならず、さらにはボスが強力でS勝利もままならない状態だったため(難易度甲乙ではA勝利でもドロップしたが、難易度丙丁ではS勝利のみドロップだった)、文字通り阿鼻叫喚の様相を呈していた。
また、E-2ドロップの石垣もドロップ率が決して高くは無かったため(こちらも道中が凶悪な難易度だった)、そちらで精根尽き果てた提督は次回以降のイベントに望みを繋ぎ、泣く泣く今回はフレッチャーを諦めてE-5へ進んだとも。
2019年晩秋イベント『進撃!第二次作戦「南方作戦」』で前段作戦であるE-3海域のボスでドロップが確認。初登場とはうって変わって第一ゲージボスでのドロップで格段に周回が容易であり(編成艦にもよるが輸送連合艦隊でもS勝利が充分出来る)、此処で出会えた提督も少なくない。
フレッチャー級としては先だって実装されたジョンストンに続く2人目の実装となる。大方の予想では、次に実装されるフレッチャー級は、タフィ3でのジョンストンの相方でセリフにも出てくるホーエルだと思われていたところで、まさかのネームシップ実装であった。
彼女の実装により、フレッチャー級の未実装艦は残り173隻になった。
彼女の図鑑説明中、『後に海上自衛隊にも配備されました』というくだりがあるのだが、この文面だけを見ると彼女自身が海上自衛隊に編入したと誤解されかねない。実際には彼女自身ではなく、フレッチャーが放置時に『姉妹たちですか? …そうですか。会ったことない子も多くて…。えーっと、そうです。100隻を余裕で超えるので』と言及する妹のうちヘイウッド・L・エドワーズ(Heywood L Edwords, DD-667)とリチャード・P・リアリー(Richard P. Leary, DD-668)の2隻を指している。うち、前者は2023年3月1日に実装された。これにより未実装姉妹艦は172隻になった。
そんなフレッチャーの容姿はというと、金髪碧眼で胸部装甲の豊かさはジョンストン同様のアメリカンサイズ。服装はジョンストンと同様の青い変形セーラー服(ただし、ジョンストンでは黒(濃い茶色)だったセーラーの襟や袖、スカートやフレッチャーは白になっているので、受ける印象は異なる。
またネクタイの色もフレッチャーは黄色(金色?)になっている)、頭にはカチューシャを付けている(このカチューシャは、ジョンストンの髪飾り同様に艦橋を模している。ジョンストンのと形が違うのは、前期フレッチャー級と後期フレッチャー級の艦橋形状の違いより)。
改になると頭にはさらにリボン付きの星のアクセサリを付けるが、これはフレッチャーの受けた従軍星章(バトルスター)を模したものと言われている(後述の通り、フレッチャーは生涯で27個のバトルスターを受章している)。
ちなみに両手に網を持っているのは、ルンガ沖夜戦(艦これ的には、高波の最初で最後の大舞台となったあの戦闘)で、撃沈された重巡ノーザンプトンの乗組員の救助で、機転を利かせてコルクの浮きの付いた貨物用の網を投入し、多くの命を救った、というエピソードが元。であって、決して秋刀魚漁に備えているわけではない、はず。
性格は容姿も相まって「母性の塊」とも云えるもので、秘書艦(+時報)にしても三食キッチリ用意してコーヒーブレイクも完璧という淑女ぶり。出撃しても漂流者が出れば即時救助を行い、夜戦馬鹿が叫ぼうが朗らかに接するなど包容力も抜群で「フレッチャーは私の母になってくれる女性だ!」・・・と宣言する提督も後を絶たないとかなんとか。
2020年5月20日、更なる改装として、Fletcher 改 Mod.2とFletcher Mk.IIのコンバート改装が実装された。改Mod2へはLv88と改装設計図、高速建造材30、開発資材120が、Mk.IIはLv90と高速建造材30、開発資材180がそれぞれ必要となる。(戻す際には資源のほか高速建造材20、開発資材20を要する)
改Mod2の能力を大雑把に例えれば自動先制対潜攻撃ができる時雨改二、Mk.IIは夜戦火力を2減らす代わりに後期型装備等を装備した際のプラス補正をより強力に享受出来るようになる。
後述する公式イベントでの私服のセンスの良さも相まって『駆逐艦のおっぱいビッグ7』とも引けを取らない強力なキャラである(史実からして日英の幸運艦とも引けを取らない戦歴だから相応しいとも)
ちなみにノーマル時の母港セリフでは、ジェンキンス(〈USS Jenkins,DD-447〉)に言及しているが、改にするとここがジョンストンになる。ノーマル時にしか聞けない貴重なセリフである。
公式コラボイベントにおいては2019年9月に佐世保鎮守府130周年で私服姿を初披露。2020年2月に三越コラボに参加、銀座本店の柱の一角で冬服姿を披露している
史実のフレッチャーについては、当該記事を参照されたし。→フレッチャー(DD-445) フレッチャー級
まぁ、簡潔に言えば、
といったところである。
ちなみに図鑑で述べている「後に海上自衛隊にも配備されました」というのは無論彼女自身のことではなく、姉妹艦の〈ヘイウッド・L・エドワーズ,DD-663〉と〈リチャード・P・リアリー,DD-664〉のことで、それぞれには奇しくもこの時点で艦これ未実装の有明型(改初春型)2隻の名前が継承された。DD-183〈ありあけ〉とDD-184〈ゆうぐれ〉がそれである。(2023年3月までに「有明」「夕暮」「ヘイウッド・L・エドワーズ」が実装された。)
あと、ログイン時のセリフ「マザー、ですか? いえいえそんな」は、終戦と共に一旦退役後、戦後の1949年に再就役後、朝鮮戦争、ベトナム戦争に参加しつつ多くの新人海兵達を実戦で育て上げていったことから「マザー・フレッチャー」と呼ばれたことが元ネタ。フレッチャーは私の母になってくれたかも知れない女性だ!
2019年春イベント 『発動!友軍救援「第二次ハワイ作戦」』 新規実装艦娘 |
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最終更新:2024/05/22(水) 02:00
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