ミルファーム 単語


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ミルファーム

2.8千文字の記事

ミルファームとは、企業の名である。

法人馬主一社で、競走馬を所有するだけでなく、自生産も行っている(オーナーブリーダー)。

そして、馬主である。

概要

生産牧場北海道浦河町にある。い話が日高地区にある。

特に自社のWebページがあるわけではないので、詳細な情報は出てこないが、求人情報サイトexit情報によれば、従業員の数は20人弱程度とのこと。

生産が多いが、競り競走馬を購入することもある。

馬主としての勝負服格子・袖。

生産・所有馬の成績は特筆するほどではないが、それ以外の部分で特筆することが満載なのである。

ミルファーム祭り

新潟競馬場には、日本一の1000m直線コースがある。ミルファームはここに大量の所有馬を出走させることで競馬ファンの間で有名である。

特に、新潟競馬場開催の2歳未勝利戦はこの勝負服で埋め尽くされ、「ミルファーム祭り」「ミルファーム運動会」といわれされている。年によっては10頭以上出ることもあり、染め分け帽の出番となることがよくある。

特に、2020年7月25日新潟1Rでは、前代未聞の16頭立て中12頭出しexitが行われ、話題をかっさらった。

ただし成績はそれほどでもなく、クラスが上がるごとに出走は減っていく傾向にある。12頭出しをした2020年の2歳未勝利戦では、先輩筋にあたるビッグレッドファームにワンツーフィニッシュを持って行かれてしまった。

毎度毎度1レースに大量出走させるわけでもなく、2022年は最大7頭と控えめであった(それでも多いが)。

その特性から、直線一の重賞であるアイビスサマーダッシュ制覇がファンからも望まれていた。
出走はあれど勝てない年が続いていたが、2022年ビリーバーがついに達成。これが馬主としてのミルファーム初の重賞制覇でもあった。

こだわりのメンコ

メンコ(馬具)

に、額にハートマークのついたメンコをつけることで有名。これのおかげでミルファームのはすぐに分かる。

用にい「M」マークメンコもあるが、こちらは必ずつけるわけではない。
まれに、厩舎に置いていなかった、調教師が間違えたなどの理由でハートマークメンコをつけていることもある。

この柄は事実上の勝負服扱いをされており、勝負服グッズメンコ柄の方で出ることもある。

珍馬

馬主だがである。所有馬がたびたび伝説を生んでは競馬マニアをあっと言わせている。

新馬戦からGIまで伝説馬券をたたき出したミナレット伝説サイン馬券を出したピカピカ、逆に元ネタの方がサインとなったキタウイングゴールドシップ産駒なのに千直を走らされる(それなのにオープンまで行く)苦労人ジュニパベリー…などなど。

珍名馬

珍名馬ひとりでもある。しかし適当に名付けているわけではなく、両名前などから凝った名前をつける傾向にある。例えば、ストーミングホームニシユメヲミセテから「ユメノマホーム」など。アルロンサンから「ウルオイ」「シットリ」「モッチリ」も話題を呼んだ。

名以外の所有馬の多くは、曲名から名付けられているようである。例えばアイビスサマーダッシュ勝ちビリーバー」は、デイドリーマーと合わせて「デイドリームビリーバー」となる。

「サンナムジャ」「カヨウネンカ」「ピンクジン」など、韓国音楽グループBTSの曲名に由来する名が多いことから、ミルファームの中にアミ(ARMY/BTSファン)がいるのではないかと思われる。

上記Tweetの「ステイゴールド」以外はみんなミルファームの

ミルファームマン

馬主ならファンである。ミルファームのが出走するレースに、ミルファームの勝負服コスプレをした男が現れることがある。

い全身タイツノースリーブシャツ、テープで格子縞を表現するという異様ないでたちで観客席に現れる。顔は見えないが、「マン」を名乗っているし、動画などでを聞く限り恐らく男である。

ミナレットヴィクトリアマイルを見てから熱狂的なファンになったらしい。

活躍馬

ビリーバー
生産2022年アイビスサマーダッシュ(新潟1000m直線のGIII)を制し、馬主としてのミルファームに初めての重賞タイトルをもたらした。
ミナレット
当該項参照。競りで84万円で購入してきたな勝ち2014年ターコイズステークス(オープン)と成績はオープンであるが、伝説としていまだに記録に残る。
キタウイング
生産2022年新潟2歳ステークス(新潟1600mのGIII)および2023年フェアリーステークス(中山1600mの3歳限定GIII)を制している。
名は中森明菜の曲『北ウイング』からと思われるが、この勝利の2日後に中森明菜電撃復帰を宣言し、まさかのサイン馬券が発生した。
また、フェアリーステークスでは阪神ジュベナイルフィリーズ(阪神1600mの2歳限定GI)で14着に沈んだこと、負担重量もほかのより1kg重い55kgであったこともあり11番人気(35.8倍)となったが、メイクアスナッチ(7番人気)をアタマ差差し切って勝利した(なお3着も6番人気であったことから3連単5174.3倍と結構ついた)。
ピカピカ
当該項参照。2勝のみだが、最後の勝利である1勝クラス伝説サイン馬券となった。
ユーファルコン
生産し、ユーワが馬主となって走らせた2000年中日スポーツ賞4歳ステークス(GIII)を制しているが、このレースが翌年から馬齢の呼び方の変更に伴い「ファルコンステークス」になったあたり、サイン馬券体質の片鱗は現れていたのかもしれない。のちに種牡馬になっているが、産駒はわずか5頭しかおらず、すでに血は途絶えている。

関連動画

ミルファーム祭り動画。同じ勝負服だらけなことに注

ビリーバーが制したアイビスサマーダッシュ運動会舞台で、ついにつかんだタイトル

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