メリーランド(アズールレーン)とは (メリーランドとは) [単語記事]

「あたしはメリーランド、ビッグセブンのひとりにして、かつては「ファイティングメリー」と呼ばれていた。これからはもっと戦えそうかい？それは楽しみだ！」

メリーランド(アズールレーン)とは、アメリカ海軍のコロラド級戦艦2番艦、メリーランドをモチーフとした、STG アプリゲーム『アズールレーン』の登場キャラクター（KAN-SEN）である。

概要の匂いだな。戦いが始まったのかい？あっ……ヴェスタルがメシを作ってるだけか

「ファイティングメリー」の異名を持つユニオンのビッグセブン。

職務を全うするより強者と戦うことを楽しみ、戦闘さえあれば大抵のことを忘れる好戦的な性格。オクラホマとは親友という、一見では想像できない一面も。

ーーーー公式 Twitter 紹介より

2018年 10月25日開始のイベント『闇に堕ちた青き翼』にて先行実装された。

獲得方法としては期間限定建造であり、ピックアップ建造扱いになっている。

アズールレーンの世界におけるアメリカに当たるユニオン所属。レアリティはSR。イラストは_Chuzenji_。CVは齋藤綾。

同イベントは大陸版に置いては以前に開催されており、その時から実装されている。そのため、その存在は既に知られていたが、日本版には改めての実装となる。なお、諸事情によりイラストは新デザインに差し替えられた。

2020年 4月9日のアップデートで、同イベントが「作戦履歴」による常設実装となった。それに伴って、メリーランドも1週間のピックアップ建造の後で大型艦建造に常設実装となっている。

奇襲ってもんは嫌いだ。正々堂々殴り合うことこそ戦闘ってもんだろ！(容姿・性格)

ワインレッドに近い赤髪に赤い瞳。コロラド級姉妹共通の抜けるような白い肌が特徴。長い髪をポニーテールにまとめている。ワンピース衣装を着て上からコートを羽織っており、その胸部装甲は姉妹の中では最もデカい、いや厚い。だが、露出度では姉妹の中では一番低い。

クールな姉や妹に対して、極めて戦いに熱い面を見せる次女である。強い敵と正面から殴り合うことを至上とし、戦闘以外のことにはあまり興味を示さない。SD キャラも常に不敵な笑みを浮かべており、寮舎に入れて親密度上昇のハートやコイン発見のアイコンをタップすると、なぜか空中へ飛び上がっての大ジャンプキックを披露する。

上記の通り、真珠湾攻撃の際に隣に並んでいた縁なのかオクラホマとは仲がよい。一緒に出撃すると特殊セリフがある。

指揮官に対しては、恋人というよりは生死を共にする仲間として惚れ込んでいく。「愛」状態になれば、もはや互いに言葉はいらないだろう。

任務をこなせなきゃ、バトルスターなど手に入るはずがねぇ（能力）

スキル1:BIG SEVEN
主砲発射時20.0%(MAX40.0%)で特殊弾幕を発動する(威力はスキルレベルによる)

スキル2:ファイティングメリー
自身の耐久が30.0%(MAX70.0%)を下回る場合、耐久が低ければ低いほど敵に与えるダメージが上昇。最大15.0%(MAX35.0%)上昇可能

能力的には標準的なSR 戦艦としての水準には達している。ただ、副砲が駆逐艦砲しか装備できないため、自爆ボートの迎撃はやや不利。

スキル1「BIG SEVEN」はロイヤルのネルソン級とほぼ同じ能力である。発動しさえすれば画面全体に強力な弾幕を放ってくれるが、発動のチャンスは確率的には決して高くなく、弾幕は通常弾扱いなのでシールド持ちには耐えられてしまうこともある。このスキルを活かすには少なくともレベル7～8には早急に上げておきたいところ。

スキル2「ファイティングメリー」は他の姉妹にはない彼女固有のスキルである。耐久を削られるほど攻撃力が上がるという背水スキルであるが、その特性上主力艦隊に攻撃が来ない海域では無用の長物になりがち。かと言ってあまり攻撃を食らってしまうと真価を発揮する前に沈んでしまうため、「旗艦随伴」などの主力艦を保護するスキル持ちと一緒に編成するのが吉。

ビッグセブンってのを誰が決めたかはしらん。まああの二人が毎日言ってるぐらいだから、特別な意味があるんだろうな（史実）

コロラド級戦艦の詳細はこちらの記事も参照。→コロラド（アズールレーン）

2番艦メリーランドは1917年 4月24日起工、1920年 3月20日進水、1921年 7月21日就役した。

なお、実際にはこのメリーランドの方が予算のやりくりの関係でコロラドよりも早く起工されて一番に完成しているため、本級をメリーランド級とする場合もある。

長い「海軍の休日（ネイヴァル・ホリデー）」と呼ばれる平和の時代の中で、姉妹共々特に大きな改修が施されることもなく新造時の姿を留めていた本艦は、1940年にはハワイの真珠湾に拠点を移し、いつかくるかもしれない仮想敵国の日本戦艦との決戦に備えていた。

しかし、1941年 12月8日、突如日本海軍による真珠湾攻撃が行われた。この時、艦列の中でより岸壁側に位置していたメリーランドは2度の攻撃で爆撃を受けたが小破で済んだ。そして、隣で外側に位置していたオクラホマは魚雷を受けて転覆してゆく。メリーランドの乗組員は生存者の救助と対空防御に奮闘することになった。彼女はその後、湾を離れていて難を逃れた姉のコロラドと共に太平洋戦争中期まではミッドウェー海戦やマリアナ沖海戦といった各作戦の哨戒や支援に従事することになった。

1944年には大破していたウェストバージニアが復帰。久方ぶりに三姉妹がフィリピンのレイテにて揃った。11月のレイテ沖海戦ではウェストバージニアと共にオルデンドルフ提督の率いる艦隊に加わり、スリガオ海峡に突入してきた日本の西村艦隊を迎撃。旧式のレーダーであったメリーランドはウェストバージニアの砲撃の着弾による水柱を目標に射撃したが、敵艦に有効打を与えられたかは不明である。

それから沖縄へと転戦した彼女は、何度となく日本の特攻機に悩まされた。その中で、菊水作戦による海上特攻をしてきた戦艦大和と一戦交えるかと思われたが、ご存知の通り航空兵力で大和は沈められ、18インチ対16インチの砲撃戦は実現しなかった。やがて修理のために本国へ帰投し、それが完了したときには戦争が終わっていた。