多多益善号 単語

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ドゥオドゥオイーシャンゴウ

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多多益善号(ドゥオドゥオイーシャンごう)とは、Fate/Grand Orderに登場する兵器である。

概要

第2部3章「人智統合シン」編において、始皇帝がカルデアから取り上げたシャドウ・ボーダーを解析、そのデータを基に徴税改造した兵器。熱線兵器や自動擲弾を武装として搭載、動には1500ガスタービンエンジンを使用している。機器の制御系統は傀儡兵のプログラムを流用しており、自身の判断で移動、敵を掃討する。しかしデザインが致命的にダサいという欠点がある。車両の先端に虎の頭の模型が取り付けられており、体のカラーリングも虎を模したもの。また静音性など人間社会で必要とされる要素がことごとく無視されているため単に走るだけでも爆音をまき散らし、煙を巻き起こしながら集団で疾走する。

名前は「多ければ多いほどいい」と言う意味で、その言葉通り初期ロールアウトした後に量産型工場フル稼働させ、カルデア一行の掃討に向かわせている。しかしさすがに急造に過ぎたか装甲が脆弱であり、サーヴァントが殴れば破壊できるレベルの防御しか持ち合わせていない。しかも耐久度限界を迎えると即座に爆発四散し跡形も残らない。FGO戦闘において爆破退場する敵は多多益善号のみで、このエネミーのためだけに用意された退場演出である。

本編では始皇帝韓信衛士長がその性を称え、これを基にした作戦を意気揚々と考えていたのだが、中枢メンバー女性である秦良玉だけはこのノリについていけず、多多益善号を使用した作戦揮を始皇帝から命じられたときは渋々応じている様子だった。その後カルデア一行に破壊されたときにはしく感情を露にしながら「多多益善号、ぜんっぜんダメです!」と報告していた。この報告を受け始皇帝は制御系統を変更して自らコントロールするようにし、運用のため政務リソースの0.03%を回した。韓信衛士長く「陛下は運用に本気」らしい。

これがカルデア一行の眼前に現れた際、ダ・ヴィンチは堪袋の緒が緊急パージし、ムニエルは呆れ果て、故あって同行していたコヤンスカヤには「百均ショップでも買わない」と散々に酷評された。その一方でマシュは口には出さねどそのデザインを評価している。余談だがマシュは第二部一章で使用したカイトにも前衛的デザインをしていた。このためマシュの美的センスユーザーから疑われかけている(とはいえバレンタインで毎年主人公に贈っている手作りチョコはまともなデザインである)。しかもバトルBGM水着イベントで使われたSamba de Islandであり、戦闘自体がネタにされている。

ここまでに登場した異聞帯の王の営はどこもシリアス重い雰囲気だったため、トップからしフランクユーザーにとって衝撃であり、敵ながら憎めないという印を強く与えた。この第二部三章のシナリオを担当したのは重いストーリー定評のある虚淵玄なのだが、本当に氏が書いたシナリオなのかという疑問すら持たれた。ユーザーの期待通り(?)残酷な描写もきっちり盛り込まれており、多多益善号は一種の息抜きとして機していた。

始皇帝によると、これを大量生産して他の異聞帯に侵攻するつもりだったらしい。インド大西洋、ブリテンの異聞帯をこの兵器が大量に走り回るという様子は最ネタとしか思えず、下手をすればコントのような異聞帯同士の戦いが起こっていたことになる。とはいえ本編の性のままだった場合、各地の異聞帯の王がその気になれば問題なく一掃できたであろう。

本編登場後はフリークエストでも登場、イベントでもエネミーとして出てくることがある。もちろん倒した後爆破する要素は健在である。

この兵器の扱いについて中国FGOユーザーには好評な模様。

ゲーム内ではアーチャークラスとして登場。攻撃には虎の頭部分に搭載された火炎放射か体に取り付けられた擲弾を使用、チャージ攻撃で突進してくる。スキルで攻撃にやけどの追加効果を持たせながらそれなりに高い火力を維持できるため、ストーリーでの扱いとは裏に、大量に出現するバトルではそれほど楽観視できる相手ではない。特に防御相性不利であるバーサーカーセイバークラスは集中火を浴びると1ターンで落ちてしまう可性もある。また傀儡兵の制御系統を流用しているためか、兵器にも拘らず魅了や即死が入る

異聞眷属

イベント「非霊長生存圏 ツングースカ・サンクチュアリ」においてはコヤンスカヤの生み出した異聞属(中国異聞帯)として登場。頭部が生体パーツになっている。
コヤンスカヤ氏は中国異聞帯ではらしい補がおらず、仕方なく時間とコストをかけて属にしたがなんとなく気に入ってきたとコメントを残している。

またピンク色塗装したものをNFFの商品として売りに出している。

悪魔のトチトリ

2部7章「黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン」においてはテスカトリポカNFFから購入したものをリバースエンジニアリングし量産体制を整え、現地の勢であるオセロトルに運用させていた。頭部の飾りはジャガーの頭に差し替えられている。

しかしNFFステッカーピンク色塗装はそのまま。

トチトリはアステカの言葉でウサギを意味する。

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