ランサー(帝都聖杯奇譚) 単語


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ランサー

4.1千文字の記事

「のう、アサシン――」
「それほどの『才』――」
「なぜ磨かなかった」

ランサー(帝都聖杯奇譚)とは、経験値による聖杯戦争作品「帝都聖杯奇譚」に登場するサーヴァントの一騎である。

サーヴァントについては、サーヴァント(聖杯戦争)を参照。

概要

コートを羽織った鋭い付きをした老兵英霊マスターは、教会からとある聖遺物の回収の任に就いたシスターの言峰(演:カレン・オルテンシア)。上海を経由した彼女によって召喚されたという。

真名は、神二の打ち要らずと謳われた氏八極門の開祖、李書文。すなわち「Fate/EXTRA」において猛威を振るったアサシンの晩年の姿であり、武術として完成した姿。このため、若い頃と区別するためにファンの間では老書文と呼ばれることもある。老成しているが故に落ち着いた雰囲気を醸し出しているが、内面の猛々しさには一切の衰えはない。また、武術に否定的なバーサーカーの「戦場じゃ強いだけが勝つ」という考え方に理解を示す一方で、筋を違えるアサシンに怒りを覚えるなど、やはり若い頃同様に独自のモラルの持ちでもある。なお、彼が亡くなったのは本編開始の十数年前のことなので、本人からすれば「の前死んだと思ったらもう英霊」という感覚である様子。

バーサーカー陸軍基地にて殺戮の宴を繰り広げる時に戦いを仕掛ける。戦国乱世の猛将相手に卓越した武技にて圧倒するも、自己再生力を持つバーサーカーによって深手を負わされてしまう。彼を打倒する手段を持ち合わせていないため、乱入してきた桜セイバーこと沖田総司に相手を任せて、自分たちはバーサーカーマスターを捕えて離脱。
バーサーカーマスターから陸軍第三帝国の繋がりを知り、この戦いに参戦していた偽総統を追い詰める。しかし、彼のサーヴァントであるキャスター第三帝国側のアサシンによって、逆にマスターを人質に取られた状態で武器を破棄する窮地に陥ってしまう。それも、マスターからの令呪による命も拒んだ上で・・・・

キャスター三下くさいなあ、わたしたち・・・・・・)

だが、筋を違えたアサシンマスターに危を加えたことで、なおかつ死亡フラグを見事なまでに連発したため、彼に怒りを燃やした上で粉砕(ただし、勝敗の行方自体は一重だったらしい)。そのままキャスターも仕留めるも、手応えらしい感触は一切なかったという。そればかりか、肝心のマスターにも逃げられてしまった。
その後、パスタ先輩、じゃなかった。カレー先輩、でもなくて・・・・名前何だっけ?(本人。「月姫キャラ戦前物語が終了した設定)から敵のの狙いを聞かされる。そうして彼女マスターを任せると、自らは沖田魔人アーチャーこと織田信長と合流し、キャスターが顕現させた“人造の神(ネオフューラー)”と対決。三騎士クラスの三人が果敢に挑むものの、苦戦を強いられてしまう。そんな中で、突如として信長が不意打ちによりランサー狙撃殺気のない攻撃をかわすことができず消滅してしまう。ところが、信長は自らの身を聖杯げるという更に不可解な行動をとる。

これにより、神の如き強大なる存在に対抗できる切り札とも言える、人の祈りから生み落とされし抑止の守護者が降臨することとなるが、それはまた別の話。

設定段階から登場が決まっていたサーヴァント単に作者拳児フリークだから、という理由ではないはず。また、「EXTRA」の時点で“李書文の本来のクラスランサーであり、その場合は老人の姿で召喚される”という設定が存在していた。ある意味では、本作において本来のクラス及び姿にて聖杯戦争に参戦、という数少ない例となっている。

能力

八極拳槍術である六合大を手足のように操り敵を穿つ。ステータスそのものは「FGO」におけるランサー較すればやや低めだが、老年のこの姿こそが武術としての全盛期であるため、「神」と謳われるほどの絶技の使い手でもある。また、徒手拳での状態でもサーヴァントと互どころか、沖田信長と共同戦線をっていたとはいえ“人造の神”相手に渡り合う実力も有している。

沖田さん「むしろ捨てた方が強くないですか?」

宝具

  • 二打(しんそうにのうちいらず)

たる彼の武技が宝具の域にまで昇した武術髄にして魔人の技。効果はアサシンの時と同様だが、を用いているためにそれ以上の広範囲の射程を持つ。そればかりか、おそらくはその精密動作性も素手の時と大差がないものと思われる。ただ惜しむらくは、バーサーカーの自己再生力の前では相性が悪かった上に、その価を発揮する前にも失ってしまったことだろう。

・・・・・・実はこれって、イー・バウとか日光とか以上の不遇宝具なんじゃ・・・・?

  • 絶招・猛虎硬

ランサーが生前より頼りとしていた必殺の套路であり、最も得意としていた八極拳義。ランサーでありながら、手の状態での手を持つという初見殺しの技であり、地(=八極)一体により放たれる大地そのものの一撃。「EXTRA」では十全の威力を発揮したとは言い難い状態であったが、本作において面躍如を果たした。

なお、この技の詳しい形は不明のため、拳児準拠でお願いします。

この二つの宝具の詳細については、アサシン(Fate/EXTRA)を参照。

Fate/Grand Order

CV安井邦彦
イラストワダアルコ / 設定制作:東出一郎

イベントぐだぐだ帝都聖杯奇譚」では未登場だったものの、二部三章でようやく登場。

中国異聞帯の王である始皇帝配下の衛士長。仙術を会得して寿命を延ばしており、150年の時を生きている。名前シナリオ中出なかったが技名でバレバレ。

その時点では実装されなったが、正月イベントのお宿の活動日誌〜閻魔亭繁盛記〜」にてサプライズ実装。汎人類史のサーヴァントとして召喚され、閻魔亭の警備員兼摩師として雇われていた。

ゲーム内性能

イベントのお宿の活動日誌~閻魔亭繁盛記~」にて実装
ストーリー召喚限定アサシン。排出条件は2部3章「人智統合 シン」のクリア

Fate/Samurai Remnant

「逸れのアサシン」として召喚された。時代が江戸時代なので彼は作中、未来人サーヴァントにあたる。そのため真名もあっさり名乗った。

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