月村忍(つきむら しのぶ)とは、JANIS発売のアダルトゲーム『とらいあんぐるハート3』及び関連作品『とらいあんぐるハート リリカルおもちゃ箱』の登場人物である。
派生したアニメ作品『魔法少女リリカルなのは』にも登場している。
町外れに屋敷を構えている資産家の一人娘であり、主人公の高町恭也が通う私立風芽丘学園の3年生でもある。
恭也とは3年続けてクラスメイトになっているが、話をするようになったのは3年の春から。
腰まで届く黒髪が特徴的で、ほとんど話さなかったこともあって冷たい印象を受けるものの実際は見た目以上に明るく、恭也のついた冗談に即興で合わせたりしている。「いける口」であり、高町家のお花見に混じった折には大人組と意気投合した。
インドア派で趣味は読書とビデオゲームとメカいじり。幼少期は屋敷の庭で探検ごっこなどしていた模様。夜更けまで遊び倒す癖があるため普段の授業(特に文系)では熟睡か半分寝たまま過ごしがち。
交通事故で早くに両親を亡くしており、現在は屋敷つきのメイドと二人暮し。また、何故か階段から落ちたり当て逃げされたりと事故に巻き込まれやすい。
いわゆるお嬢様なのだが、上のようにお嬢らしからぬ趣味の持ち主だったため両親との仲はあまり良好ではなかった。
彼女の正体は、作中用語で「夜の一族」と称されている、いわゆる吸血鬼である。といってもステロタイプな吸血鬼のように太陽光が天敵だったりはせず、外見は人間とほとんど同じである。
種の特徴としては長命(少なくとも200年以上生きる)で人間離れした身体能力と、他者の記憶操作や霊感などを持っているが、代わりに人間、特に異性の生き血を摂取しなければ長生き出来ない。
もっとも忍の場合は輸血用の血液を融通されていた(一族にとっては非常食か薬のような扱いだが)ために健康状態は安定している。
また上述の通り両親は事故死しているが、これは長命でこそあれ不死ではないことを示している。
両親の死によって発生した遺産のうち、換金できる物はあらかた親族に分配され、忍には家屋敷と両親思い出の品とある程度の現金が遺された。
しかし親族の一部が何かと金銭を無心したり遺産分配のやり直しを要求したりしていたために、かつては本当に半ば心を閉ざした状態であった。
現在でも自分の親族は一部の例外を除いて信用していない。
また遺産再分配の要求はゲーム開始時点でむしろ激化しており、忍が事故に巻き込まれるのもそのせいである。
何らかの形で人から血を吸うなどして吸血種であることがバレた場合、その人物の記憶を書き換えて忘れさせるのが慣わしとなっているが、
もし血を吸われた当人が望まなかった場合は、秘密を共有して生涯連れ添う関係を築くという
(ちなみに記憶を消されるといっても、忍の場合は吸血種であったということのみを綺麗に削り取っている)。
忍の場合、上の内部抗争で大怪我を負ったことで恭也から多量の血を提供され、その時に一族の秘密と誓いのことを恭也に教えている。
これ以降の忍は、今までの微妙な距離感が嘘のように甘えてくる。のはいいがけっこう性的なことには鷹揚っぽい。『リリカルなのは』原作版で蔵書にえっちな本があったことが判明しており興味だけはあったらしいのだが。
なお、後述する叔母のさくらにあった発情体質は、今作の忍にも継承されている。それにあたって夜の一族全般が「生殖能力が種族として乏しいが、一年のうち特定の時期だけ発情し、妊娠しやすくなる」というように改変された。
妹(のようなもの)が半分近くになる3本編のヒロインでは、神咲那美と並んで高町家の外側に位置する貴重なキャラクターである。そのせいか3以降の展開において那美と公式ヒロインの座を争っていた(元より恭也が異性として惹かれるだろうキャラとして二人はデザインされていた)ようだが、OVA版において恭也とゴールインした。
パラレルワールドであるアニメ版「魔法少女リリカルなのは」においては一応両親と死別しておらず、妹「月村すずか」がいる。
しかし魔砲少女リリカルなのはとなるにつれて空気化。
綺堂さくら(きどう さくら)
1にも登場していたヒロイン。血縁上は忍の叔母であるが、年齢差はほんの数年ほどである。彼女もまた夜の一族の一員。
幼少期から機械好きで親の手を焼かせていた忍にとって数少ない理解者であり、本心から信頼しているほぼ唯一の親類である。
1で登場したときから比べてすっかり大人びている。具体的に言うと背が多少伸びて(推定158くらい?)出るとこ出てる。ということはそれなり以上に血を吸われているわけであり、相川真一郎氏の健康状態が心配される。
ノエル・K・エーアリヒカイト(のえる・きどう・えーありひかいと)
月村家住み込みの使用人で、両親を亡くした忍にとって唯一の家族。職業意識が高く、屋敷内では常にメイド服を着用する一方外出時は一切用いない。
表情に乏しく無口であるが、言葉の端々に忍への敬愛がうかがえ、後に秘密を共有することになった恭也も主として仰ぐように。
実はかつて夜の一族が造り出した護衛及び戦闘用の自動人形で、ノエルはその中でもより人間に近づけることを目的とした型で「芸術品」とも呼ばれる。戸籍上はさくらの遠い親戚という扱い。
かつて綺堂家の倉庫に停止状態で置かれていたのをさくらがクリスマスプレゼントとして忍に譲り、それを忍が修復し再起動させたのがなれ初め(皮肉にもこのことで忍の引き篭もり傾向及び両親との確執が深まった)。
ノエルに限らず自動人形は一族のロストテクノロジーの塊であり、直した忍でもその全容を把握していない種族の遺産であるのだが、その遺産に忍は趣味で(有線式)ロケットパンチを増設している…。
忍のシナリオで忍と恋仲にならなかった場合ノエルのシナリオに分岐するのだが、ストーリーラインはほぼ忍と同じ。精巧に作られていたためにえっちなコトも可能である。
むこうのリリカルなのはではファリンという妹がいるが、妹ともども自動人形ではない模様。
月村安次郎(つきむら やすじろう)
忍の親類であるが一族としての血はかなり薄く、見た目は安っぽいヤクザもののような中年男性。忍に対する嫌がらせ騒動の黒幕で、月村家遺産の分配に最も強く不満を持っている人物。
月村の家屋敷とノエルを手に入れるのが目的でそのためには手段を選ばない。本人に言わせれば「凡才で容姿も悪い自分のような者は金を頼みとしなければ幸せを掴むことが出来ない」とのことで、一連の行動には持つ者への嫉みが見え隠れしていた。
ついにはどこからか別の自動人形まで持ち出して忍に迫ったが、その人形にあっさり裏切られて大怪我を負い退場、自動人形のレストアに全財産投げ出した果てに目論見が外れて破産、という悲惨な末路を辿った。
イレイン
ノエルよりさらに後期型の自動人形。人間同様の自我の確立を目的として製造されたタイプであり「最終機体」とも言われる。同型の子機を最大5体同時に操る機能と彼女特有の装備である電磁ムチにより極めて高い戦闘能力を誇っている。
だが自身を「人形根性を否定するために生まれた存在」と認識し、己の自由を全て優先する凶暴な性格から封印され、一族の間ではタブー視されていた。
事情を知らぬ月村安次郎によって起動させられ月村邸を襲撃したが、途中で自我に目覚めて安次郎を裏切り暴走、月村邸を半焼させた挙句ノエルに捨て身の攻撃で破壊された。
月村雫(つきむら しずく)
忍もしくはノエルのエンディングに登場した、恭也と忍の娘(恭也は入り婿)。忍との子はゲーム内で確認できる限り3人いるが唯一名前が判明しているのがこの子。エンディングCGで玩具の小太刀を持ってノエルにじゃれ付いているのが雫とされる。
雑誌「パソパラキャラサイト」に風芽丘学園の制服をつけた雫のイラストが公開されたことと、OVAで恭也と忍のカップリングが確定したことで、とらハ続編もしくは新シリーズの主要人物になるのではと当時のユーザーに期待されたのだが、OVAをもってとらハシリーズが完結してしまい、スピンオフのリリカルなのはが有名になったことで、次第に忘れ去られていった。(一部ピクペディアより)
夜の一族の身体能力と御神流の戦闘技術を兼ね備えたスーパーヒロインになったかもしれないが今となっては昔話である。
掲示板
6 ななしのよっしん
2013/03/07(木) 00:33:18 ID: KSKrattasg
>>4
アニメはむしろ競争率一気に激減するから。
ライバルは美由希、那美、ノエル、(フィリス先生←足の怪我がないので疎遠になる可能性大)くらいしかいないからな。
みゆきちも士郎存命だと恭也に師事することがないから繋がりが薄れるし、那美も足の怪我がないから幼少時のフラグが折られてるし、そんな中変わらず3年間クラスメイトだっただろう忍のアドバンテージはでかい。
7 ななしのよっしん
2015/11/02(月) 19:48:50 ID: BonhPaiOxd
声優さん亡くなってしまわれたんか・・・
もう月村さんの声が聴けないんだな・・・
8 ななしのよっしん
2016/01/31(日) 22:17:12 ID: GqZ7DdZ+lL
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最終更新:2024/05/12(日) 14:00
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