「特型駆逐艦の力、ご覧くださいませ」
白雪(しらゆき)とは、ブラウザゲーム「艦隊これくしょん~艦これ~」に登場する、大日本帝国海軍の特I型(吹雪型)駆逐艦2番艦「白雪」をモデルにした艦娘である。
担当声優は上坂すみれ。図鑑番号はNo.012。担当絵師はしばふ。
特型(吹雪型)の次女。吹雪型共通の紺色セーラー服に短めの2本のおさげが特徴。
性格は真面目で、品の良い女の子。提督にお茶を用意したり、姉妹艦である吹雪や初雪の出撃準備を手伝うなど、周りへの気配りを忘れないしっかり者。その上、叢雲の台詞から、海軍のエリートである主計学校出身で、彼女の作るカレーは非常に美味しいことが判明した。器量よし、性格よしと、まさに秘書艦の鑑と言えるハイスペックを持っている。
しかし戦闘になると、なぜか「主砲で弾幕張ります」(張れるのか?)、「少々弾幕が薄い気がします」と妙に弾幕にこだわっている。左舷砲撃手、弾幕薄いぞ!何やってる!
ゲーム中では、任務『はじめての「編成」!』の達成報酬として入手できるため、ほぼ全ての提督にとって最初期に(最初の建造で引かなければ早くて3番目に)入手した艦娘であろう。しかし、同様に任務達成で入手できる「龍田」「赤城」がともに艦これを代表するレベルの人気キャラであるのに対し、白雪はいささか影が薄い感が否めない。なぜだ。ステータス的にはごく標準的な駆逐艦であるので、吹雪型の姉妹ともども運用はお好みで。
吹雪と運命の出会い・・・?をした親友。
弾幕や弾が当たる音が好き。『吹雪、がんばります!』第1巻 主な艦娘紹介!より引用
公式4コマ『吹雪、がんばります!』では吹雪のすぐ下の妹ということもあり、第1話から吹雪の相方としてレギュラー出演している。どこまでも真面目なゲーム本編とは異なり、4コマの白雪は第1話で「運命の出会い・・・」と頬を赤らめたり、第2話で「撃つときの音や衝撃が気持ち良くて・・・なんだか楽しくなってきたみたい・・・」とうっとりしていたり、いささかキャラが壊れ気味。あるいは本編でも弾幕にこだわっているところからすると元々こういうキャラなのかもしれない。
大正12年度計画艦。1927年3月19日に横浜船渠で「第三十六号駆逐艦」として起工、1928年8月1日に「白雪」と命名される。同年12月18日に竣工、一等駆逐艦に類別され、「吹雪」「初雪」「深雪」とともに第2艦隊第2水雷戦隊第11駆逐隊を編成した。
1937年からの日中戦争では、上海上陸、杭州湾上陸、北部仏印進駐作戦などの主要な作戦に数多く参加する。
太平洋戦争ではまずマレー方面攻略作戦に参加。エンドウ沖海戦、バタビア沖海戦などに参加し戦果を挙げる。[1]その後はニューギニアの戦い、ミッドウェー海戦、第三次ソロモン海戦、ケ号作戦、イザベル島沖海戦などに参加。
1943年2月28日、ラエ輸送作戦(図鑑の自己紹介で言及している第八十一号作戦のこと)の輸送船8隻を護衛する駆逐艦8隻の旗艦として、木村昌福少将を乗せてラバウルを出港したが、3月3日、連合軍機の空襲を受ける(ビスマルク海海戦)。「白雪」はこの爆撃で被弾、木村少将も機銃掃射を受け重傷を負ったが、信号員が「指揮官重傷」の信号を掲げたのに対し木村少将は「陸兵さんが心配する」と叱りつけ、ただちに「只今の信号は誤りなり」と訂正させたという逸話がある。この被弾で航行不能になった「白雪」は木村少将ら幕僚を「敷波」に託したのち、弾薬庫に引火し爆発、沈没していった。この海戦で帝国海軍は輸送船8隻全てと「白雪」「朝潮」「荒潮」「時津風」の駆逐艦4隻を失う大損害を受け、ダンピールの悲劇と呼ばれた。同年4月1日除籍。
その名前は海上自衛隊はつゆき型護衛艦2番艦「しらゆき」に継承された。同艦は平成23年より練習艦へ艦種変更、多くの乗員や幹部候補生を育てている。また、この護衛艦「しらゆき」では艦内で作られているカレーのレシピが公開されており、叢雲の時報ネタはこれに由来してると思われる。
吹雪型姉妹 / 吹雪型駆逐艦 |
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最終更新:2024/12/02(月) 04:00
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