秋田藤四郎(刀剣乱舞)とは (アキタトウシロウとは) [単語記事]

秋田藤四郎(刀剣乱舞)とは、ブラウザゲーム「刀剣乱舞-online-」に登場する刀剣男士である。

秋田藤四郎です。概要が見られてわくわくします。

秋田藤四郎です。藤四郎は兄弟が多いですが、僕を見間違えたりはしませんよね。
ずっと貴い方の守り刀をしていたので、あんまり戦に出てないんですよね。色々教えてくださいね

（刀帳）

粟田口吉光作の短刀。藤四郎兄弟のひとり。
長年秘蔵されていたため、外界に疎く何にでも興味を示す。
特技のかくれんぼを駆使して、秘密を集めることも好き。
結果、他の兄弟から忘れられて置いていかれてしまう事も。

（刀剣乱舞絢爛図録）

癖のある柔らかな桃色の髪と空色の瞳の美少年。
戦装束は刀派共通の軍服風の洋装で、丸くて大きな赤い胴鎧、そして白タイツが特徴。
ちなみに身長が125 cmと、身長が判明している粟田口の兄弟の中では一番小さい。

来歴通り、長い間に出る機会がなかった事もあってか、好奇心旺盛な性格で無邪気な発言が多め。
また遠征や出陣をとても楽しみにしているようで、特に遠征の行き帰りは遠足に行く子供を見送るおかんのような気持ちになること請け合い。
主君である審神者にはよく懐いている様子で、内番を真面目にこなしたり、万屋に喜んでついてきてくれる。控えめに言ってとてもかわいい。

一方で戦となると「なにくそ！」「お命貰います！」などの勇敢な台詞が目立ち、一騎打ちともなると「秋田藤四郎が、一騎打ちを申し込む！」と叫ぶ。控えめに言ってとてもかっこいい。

性能面においては、尖った特徴は無い。
機動がやや遅いものの統率、打撃、必殺が短刀平均より高めなので地味に強かったりする。

2020年 2月25日、大典太光世(刀剣乱舞)との間に回想「見ることのなかった世界」が実装。
霊威ゆえに蔵に封印されていた大典太と、蟄居する主と共に在った秋田との、優しくも切ない内容に多くの審神者が涙した。

極ですね……任せてください！

2016年 9月14日、小夜左文字(刀剣乱舞)と共に「極（きわめ）」が実装された。

修行の前に自由行動を許された秋田は、元主・秋田実季の蟄居先へ赴いた。しかし、屋敷の周囲は警備が厳しく、近寄ることも出来ない。
だが、今の主・審神者に教えてもらった折り紙が思いがけない活躍を見せる。「これも歴史改変に当たるようなら、僕はいさぎよく折れようと思います」と覚悟を決め、思い残したことを叶えた秋田は、審神者に「今度こそずっとおそばでお守りします」と忠義を誓い、帰還を果たした。
涙を誘わずにはいられない真摯な内容の手紙は必見。
一方で、自己のルーツである過去の人物との邂逅を果たさずに本丸への帰還を果たしており、過去に飛ぶことと極の修行が別であることが明記されているなど、謎が多い。

戦装束の上から、華やかな草摺が特徴的な胴丸と兜を纏い、五月人形のような凛々しさを見せる。これは秋田家に伝来した「樫鳥糸肩赤威胴丸」をモチーフにしていると思われる。
ほんの僅かだが声が大人びて落ち着きを感じさせるようになっており、修行を経て大きく成長した事がうかがえる。
また真剣必殺では「主君のもとに帰るんだ……！」と敵に立ち向かっており、審神者の元が帰る場所であるという堅い意思を見せている。さらに、一騎打ちでは味方を奮い立たせる頼もしい姿もある。
一方で子供らしい無邪気な可愛らしさも健在で、「雲って、どこから来るんでしょう？」「空って、全部繋がってて……でも、違うんですよね」などと好奇心旺盛な台詞が増え、畑当番を任命すると昆虫日記をつけていることがわかる。

性能も大幅に上昇。
極前同様に比較的平均的なステータスではあるものの、昼戦も夜戦もこなせるオールラウンダーとしての運用が可能になった。

へぇ～史実ってこんな風になってるんですね。

鎌倉時代中期の刀工・粟田口吉光作の短刀。
短刀作りの名手として知られており、兄弟が多いのはこの為。

鎌倉以来続く名跡・安東(秋田)氏にして、豊臣秀吉に仕えた戦国大名・秋田実季（あきたさねすえ）が所有した事からこの名で呼ばれる。
刀帳において語られる「尊い方」とはこの秋田実季の事。

秋田実季は豊臣秀吉の死後は徳川方につき、大阪の陣にも参戦した武将だった。
しかし息子との対立、および戦国大名特有の気骨を嫌った徳川幕府の意向もあり、伊勢朝熊の永松寺草庵に配流、蟄居を命じられてしまう。以後30年という長きに渡り、閉門された庵で死ぬまで孤独な日々を送るという悲運に見舞われた。
出家して戒名を「凍蚓（とういん）」と名乗ったが、寂しさを紛らわせる為か、あるいは孤独から来る狂気に陥ってか、自分の姿を模して作らせた人形に向かって「凍蚓」と親しく呼びかけて茶や菓子を勧めるなど、本当に生きている友人のように扱ったという。

その後時期は不明だが、豊前小倉藩主・小笠原家（博多藤四郎・豊前江などの所有者）に伝来。
昭和34年(1959年)に重要文化財指定を受けた後に同家を離れ、現在は京都国立博物館にて所蔵されている。

2015年 12月から開催された特別陳列「刀剣を楽しむ―名物刀を中心に―」においては、同博物館に所蔵される陸奥守吉行の他、宗三左文字、骨喰藤四郎、髭切、膝丸と共に展示され、声優による音声ガイドがついた事で話題を集めた。
余談だがこの音声ガイドにおいて秋田は骨喰の事を「骨喰兄さん」と呼んでいる。