A列車で行こう はじまる観光計画

A列車で行こう はじまる観光計画とは、都市開発シミュレーションゲームである。

概要

ゲーム情報
ジャンル	経営シミュレーション
開発元	アートディンク
販売元	アートディンク
機種	Nintendo Switch Nintendo Switch 2 Steam
発売日	Switch：2021年3月12日 Switch2：2025年12月18日 Steam：2021年12月8日
価格	Switch：7,678円 Switch2（パッケージ版）：10,406円 Switch2（ダウンロード版）：9,878円 Steam：7,678円
対象年齢	CERO：A（全年齢対象）
その他
ゲームソフトテンプレート

鉄道の力で都市を発展させる『A列車で行こう』シリーズにおいて、遊びやすさや経営要素に重点が置かれている。

本作では観光に重点が置かれ、昔ながらの街並みや温泉などの資源を生かす、都市部にテーマパークや展望タワーなどを建設するなどして観光地を開発し、そこに観光ルートを設定して街に観光客を呼び込むことが可能となっている。

もちろん、グラフィックや建物の種類、車両のカスタム性など従来シリーズの要素もさらに拡充されている。

主な新要素・追加要素・変更点

交通関連

ダイヤ

ダイヤを1分毎に設定可能になった。

また、バス・トラックの走行ルートを設定する際に交差点ごとに進行方向を設定する代わりに、経由する停留所や道路を直接指定可能になった。

フェリー

前作で追加された路面電車が廃止された代わりに、新たな交通手段としてフェリーが追加された。隣町と客船ターミナルの間を客船で繋ぐことができる。

車両開発

雛形の種類が増加（鉄道車両だけで24種類）したほか、パンタグラフやライトなどのパーツの形状や位置まで変更可能になった。また、ステッカーを張り付けて模様や絵を描き、ラッピング車両を再現することも可能になった。

駅

立体交差駅などレパートリーが増加したほか、最大ホーム数も増加している。

都市開発

駅に変電所やレール置き場、遊園地に観覧車を設置するなど、駅や停留所、一部子会社に施設追加が可能となった。全体で一つの施設として費用や売り上げが扱われる。

新たに緑地保護が可能となった。都市部の樹木の伐採を防ぎ緑の多い街の再現が可能になる。

資源

建物の建設には豆腐資材の供給が必要なくなり、単に建設速度をブーストする役割の資源となった。

本作の隣町や海外との資源売買は「売買契約」を結んで行うようになり、資源を無理矢理売りつけるプレイングは不可能になった。

貨物車両の発車条件に「貨物待ち」が追加され、資源の積み降ろしが可能になったタイミングで発車させることができるようになった。
また、貨物のグラフィックが改善され、積載数が分かりやすくなっている。

観光

今作の目玉要素。マップの外とマップ内の観光名所を繋ぎ、観光客を呼び込むことが可能となった。

観光名所には「集客力」が存在し、建物それ自体の魅力や店舗、宿泊施設、他の観光名所などの立地条件によって変化する。

シナリオ、コンストラクションモード

デフォルトで用意されるシナリオは8つに減らされたが、代わりに自作のマップやシナリオが作成できるコンストラクションモードが拡充されている。

作ったシナリオをオンラインで直接公開できるようになった（要Nintendo Switch Online）。

また、設定可能な項目も増加している。

• マップサイズを80×80から320×320までの4段階から選べるようになった。
• マップ自動生成で川と湖の割合、石油と石炭の割合を別個に設定可能になった。
• 西暦上限を設定すれば時代の進行を止めることができる。
• ボーナス設計図をオンにすれば、プレイヤーが過去に開発した車両の設計図を年代に応じて引き継ぐことができる。
• 新たにシナリオパラメータという要素が追加された。キャラクターとの会話イベントで発生する選択肢で増減し、その数値によって特殊な会話を発生させることでストーリーの分岐を演出することができる。
  パラメータの名前は自由に設定できる。「秘書好感度」という名前にして恋愛ゲーム風にすることも可能。

グラフィック

通常マップモードが3D化され、視点を45度区切りでスムーズに回転できるようになった。散策モードとの切り替えも非常にスムーズになっている。

キャラクター

今回もキャラクターデザインが新たに書き下ろされており、本作では『世界樹の迷宮』シリーズ等で知られる日向悠二氏が起用されている。

社内

会社経営をサポートする社内スタッフたち。

松島彩華（まつしま　あやか）

役職：秘書　年齢：23

社長業務全般のサポートを行う。中学生くらいにも見えるがひむかいさんだからしかたがない。

年の離れた4人の姉弟の面倒を見ている長女であり、家庭料理が得意。嫌いなことは諦めること。

伊勢郷（いせ　ごう）

役職：車掌　年齢：34

鉄道関連業務のサポートを行う熱血漢の鉄道員。高校生くらいにも見える。

非常に熱心な鉄道オタクであり、鉄道の話になると早口になる。国内で現在運行中の旅客列車の全路線乗車（完乗）を達成した記録の持ち主であり、現在は国内全駅での乗り降り（完駅）を目標としている。

好物はアツアツの餃子で、「本気を出せば一気に100個くらいいける」とのこと。

五色真（ごしき　まこと）

役職：経理部長　年齢：40代？（不詳）

顔芸経理関連業務を行う。『DS』『3D』の白髪で眼鏡の経理部長達とは打って変わって女性的な容姿と口調。

投資や資産運用によってかなりの財産を築いている金持ちだが倹約家。嘘や不正が嫌い。

男女問わずピュアでかわいい子が好き。

軽井沢純二（かるいざわ　じゅんじ）

役職：営業部長　年齢：45

子会社経営や事業プラン業務を担当する。

一見適当で胡散臭そうな見た目や態度とは裏腹に優れた決断力・行動力・社交力を持っており、トラブルの際も冷静に対処できる。年中日本各地へ出張や旅行に行っており、かなりの情報通である。

五色とは長い付き合いであり、仕事での対立は絶えないが会社のバランスに寄与している。

好きなものは女性と肉、嫌いなものは理不尽や束縛で、プライベートでの女性トラブルが絶えない。

役所

プレイヤーの会社と共に都市開発を支える行政側の人々。

瀬戸内玲子（せとうち　れいこ）

役職：観光課長　年齢：36

観光事業のサポートを行うクールなキャリアウーマン。松島の憧れの人でもある^[1]。

部類の猫好き。

道後和泉（どうご　いずみ）

役職：都市計画担当　年齢：30

瀬戸内の後輩^[2]。

おっとりしているように見えるが芯はしっかりしており、企業との交渉時には流されることなくしたたかに都市計画を実現するための要求や提案をしてくる。

取引先

プレイヤーの会社をサポートする他社の人々。

天草雛（あまくさ　ひな）

職業：証券社員　年齢：23

プレイヤーの会社との証券取引を担当する。やはり中学生くらいに見える。松島とは幼馴染で、古くから家族ぐるみの付き合いをしている。

天真爛漫…というかかなりチャラい性格で、「制服がかわいいから」という理由で今の会社に入社したほどだが仕事はそつなくこなしている。

那須銀二郎（なす　ぎんじろう）

職業：銀行員　年齢：54

企業融資を担当する強面の男性。敢えて出世よりも現場に残ることを選んだ生真面目でお堅い性格とは裏腹に新しい物好きでもあり、天草とはコンビニでよく会う知り合い。

関連動画

関連静画

関連リンク

• A列車で行こう はじまる観光計画　公式サイト

関連項目

• A列車で行こう
  • A列車で行こうDS
  • A列車で行こう3D
• アートディンク
• Nintendo Switch / Nintendo Switch 2 / Steam
• シミュレーションゲーム
• 鉄道

脚注

1. *【#はじまるA列車 キャラクター紹介】①秘書
2. *【#はじまるA列車 キャラクター紹介】②観光課長