203
181 ななしのよっしん
2022/12/21(水) 08:41:51 ID: hB9fhkhM5h
魔法は「水属性は全て火に強い」であって科学は「水は火に強いとは限らない」という話
ポケモンの世界の電気は直流と交流を区別する必要がなく、ワールドトリガーの世界のトリオンは弾丸を目で追うことが可能だ。
前者は「電気」以上の情報について視聴者が考えることなく、後者は「(ゲームの)弾丸」以上の情報について読者が考えることがないからだ。
もしポケモンの世界に量子論があったなら電子の軌道を表す波の式と電子から放出される光の波を表す式は同じ式で表されたことだろう。
つまりフィクションの世界においてそれを鑑賞する人は、情報が足りない部分についてはヒント(=強く推意されたもの)から自らの常識で物事を考えているし、常識で考えて分からないこと(=弱く推意されたもの)については判断を保留している。
そしてその常識は当人の内面化している文化的な基準だから、テンプレがある場合には少なくとも予想の段階ではテンプレに従うし、覚える際もテンプレからどれだけ違うかということに目を向ける。
これが自然科学的なものだとするなら先入観を持たずに確かめる余地があるが、フィクションはそもそも読者の内面に問題として起こらない(起こすのが不適切あるいは公認されていない)ために科学的な操作そのものが存在しない。現実世界は(確かめようがあるかは別として)必ず何かに「真/偽」の答えが存在するが、フィクションはさらにもうひとつ「考えようがない」が存在するからだ。
もし魔法が科学的なものでないとするなら、フィクションの世界にある大半の技術は魔法的な要素を持つと言える。
つまり魔法は少なくとも架空の存在であって、同じく架空の科学も存在するが、それも考慮するとしたら、架空の科学は実現の可能性やそれによる驚きもしくはある種フェアな思考を伴うものだから、魔法は「実現の可能性がなく、ある程度直感的な、架空の技術」であると言える。
182 ななしのよっしん
2023/06/25(日) 13:21:38 ID: cD281D7cvS
魔法は跳ね返すけどブレスや直接攻撃は跳ね返さないってどういう原理なんだろうな。
183 ななしのよっしん
2023/06/25(日) 14:51:22 ID: e8g6FsOLg4
魔力同士の相互作用で反射させてるから魔力属性が無いものは反射できないとか
184 ななしのよっしん
2023/06/25(日) 19:48:15 ID: cD281D7cvS
例えば魔法で炎を生産して打って攻撃したとして、
それは炎のように見えるけど実際には炎では無く魔力の塊…みたいな感じなんかねぇ。
185 ななしのよっしん
2023/07/12(水) 18:46:46 ID: iohyfCbv5K
魔力を燃料や火種にして燃やしてるなら、耐性持ちでも火傷は負うが致命傷には至らないとかそんな感じで捉えるとしっくりくる
186 ななしのよっしん
2023/10/03(火) 20:01:48 ID: hB9fhkhM5h
「仕様」(発動したからには運命的なもので確定する部分)と「機序」(プレイヤーが科学的に議論できる部分)をごっちゃにしてるのが良くないと思う
俺ならこう説明する↓
名前:POR
説明:消費MP8。この呪文はプレイヤーとその仲間を訪れた場所に移動させることができる。
機序:空間を司る精霊に対し、距離が0であるという暗示をかけてポータルを作り出す。
仕様:任意のタイミングでMP8を支払って発動する。対象に暗示をかける。
↑この場合、相手に暗示をかけるまでが確定しているから、「魔法を妨害する」とか「移動を制限する」みたいな呪文がなくても、たとえば「およそ人の言葉で暗示と呼べるものを全て外す」とかみたいな呪文があれば解除できる。
仕様:プレイヤーとその仲間を訪れたことのある場所に移動させる。
↑この場合は移動までが確定しているので作業の過程に割り込むことは難しい
魔素みたいなものでプログラムを組んでいる場合、組み立てたものは「用途」に過ぎなくて魔素の存在そのものが「仕様」になる
187 ななしのよっしん
2023/10/14(土) 13:00:34 ID: TyuyMHPEJO
記事で現実上の魔法にも触れるなら、日本史上最高の魔法使い、細川政元に言及しないとな!
188 ななしのよっしん
2023/12/26(火) 23:01:55 ID: RPyB4kYF23
細川政元の魔法は冒頭曖昧さ回避の1番目(日本仏教における魔界に棲むもの=天狗の魔術)なのね
189 ななしのよっしん
2023/12/28(木) 23:11:35 ID: Y4i+ryoOOj
科学技術と魔法の違いは物語の読者にとって実現の可能性が高く見えるかどうか(:架空度)で定義できる
架空であるということは作者すら設定していない領域があるということで、未設定だが重要な領域を読者の無意識的な想像で補うことができるのが異世界ファンタジーであり
故に序盤で死んだキャラが幾らでも強くなったり弱くなったりするのが魔法的な世界観であると言える
190 ななしのよっしん
2023/12/30(土) 17:35:57 ID: Z5g/cjOtwS
もう何ヶ月~何年も時折 思い出し気にしてしまう。
名は忘れたが魔法系のあるアニメの一場面が頭に引っかかったまま不快感。
それは自称大魔法使いの少女に 主人公が相談するという場面。
主人公が 魔法を制御できない と相談すると 危険だから(魔法を)諦めろ などの助言をしてて、後から思い出し考えると それはおかしい と納得できない感情に苛まれた。
制御できず危険だから諦めろ じゃない、制御できないないなら なおさら制御できないまま諦める方が危険だろと気づいた。
大魔法使いを自称して、そんな助言しかできないこと、そしてそれが正論っぽく描写されていたのが納得いかなかった。
(その助言に対し、疑念を呈すようなキャラも描写もなかった点が、なおさら不愉快だった)
この記憶が引っかかって今や魔法にもアニメにも嫌な感情が生じてしまう。
せめてこの思い吐き出して少しでも楽になりたい一心で、書かせて頂いた。
191 ななしのよっしん
2024/01/01(月) 20:55:11 ID: iohyfCbv5K
そんな自分のお眼鏡に適う良作でとっとと上書きすればいいのに、いつまで呪いをかけ続けるつもりなのかね
192 ななしのよっしん
2024/01/02(火) 03:23:21 ID: iohyfCbv5K
てかお前こいつだな?
https://
193 ななしのよっしん
2024/01/02(火) 09:17:08 ID: iohyfCbv5K
さんざん自己理論書き晒してコメ欄開けてねえから反応見たくてセルフ転載でもしに来たんだろう。とことんめんどくせぇ野郎だな。
いっそコメント解放して自分のフィールドで試せば削除もログ取りもし放題なのにバカじゃねえの?
194 ななしのよっしん
2024/01/14(日) 22:42:51 ID: hB9fhkhM5h
物語における魔法には1.実現の可能性の低い自然現象2.運命の強制力の二つがある
1.は科学としての魔法であり、これを充分に脅威に感じられるようにしたものがホラーにおける霊能力だと言える
2.に関して、たとえば「ドーナツの端の指の切れる部分」という言葉は、表意に虚構である前提を入力しているのであり表意そのものの実在性は真でも偽でもない
この場合、魔法の本体は虚構そのものでなく虚構となる命題を読者の適当な思考で補わせるための演出の方だ
195 ななしのよっしん
2024/04/17(水) 10:20:00 ID: wQOCI2wLra
魔法や超能力と呼ばれる物には不合理な過程を含む
魔力とか神とか精神力とか、SFでよく説明されてる
196 ななしのよっしん
2024/04/17(水) 10:36:12 ID: wQOCI2wLra
途中送信失礼
魔法や超能力と呼ばれる物には不合理な過程を含む
魔力とか神とか精神力とか、一昔前のSFだと人間の精神性は説明不能で万能みたいな所あるから人間の脳ミソの構造を考慮していないくらい精神力万能になってたりする(情報処理能力に制約がなく、想像を現実に変換する直接の機構は無視される)
歴史上現実に信じられた魔法は「不合理な過程を含みつつ」「存在がある程度信じられた物」と言える
実在した魔法の研究とは「不合理でも人間が信じ込みやすくなる仕組み」の研究とほぼ換言できる
不合理でない物は魔法ではなく経験的技術のカテゴリに入れられるし、実在を信じる当時者が居なければ創作や神話の研究に入れられる
197 ななしのよっしん
2024/05/05(日) 20:54:06 ID: TonekXiBEX
魔法が有害というか理から外れたモノというか、使えば使うほど術者も世界も荒れ果てるような設定が好きだ
198 ななしのよっしん
2024/05/08(水) 11:00:53 ID: PCpDxn03rW
個人的な提案だけど、「創作作品における魔法」に「魔術師オーフェン」を追加することを提案する。
この作品から「魔法」と「魔術」を二分して「神が使う奇跡が魔法」「人が使う魔法の模倣品が魔術」という
型月なんかで使われる魔法・魔術並列作品のひな型になったと思うんだけどどうだろうか。
まぁ、自分が知らないだけでオーフェン以前にこういった「縦分けの論理」をしている作品があったら
それを指摘してもらっても構わないのも追記するが。
199 ななしのよっしん
2024/05/08(水) 11:18:25 ID: PCpDxn03rW
あ、魔法と科学の違いを想定するとなると、一番は「その物の意味・定義を使用者が変える」というのが
一番なんじゃないかという気がする。
端的に言えば、全く一枚の紙を二つに切ってそれを火に燃やすことにする。その神の半分は当然に燃え切るが、
魔法を使った紙の方は「絶対燃えない紙」という定義となることでたとえどれだけ熱しようと燃えることはなくなる。
そういったように「無から破裂する火の玉を生み出す」とか「気象条件が整ってないのに雷が発生する」とか
本来科学的に起こる事象ではない物を発生させるのが魔法という概念はどうだろうか。
で、上記で書いているように「紙を変質する」ではなく「何かに別の意味を生み出す」ためにその要諦を理解し、
「意味」を構築するのが上手い人が高位の魔法使いに慣れるという論理になると。
200 ななしのよっしん
2024/06/03(月) 23:15:31 ID: iohyfCbv5K
そんなもん単純に「同じ条件で同じ術式使っても人によって効果が変わる」めざパみたいな理屈でいいじゃんって思う
201 ななしのよっしん
2024/11/06(水) 18:12:52 ID: hB9fhkhM5h
「コップを出す魔法」でグラスは出せるのか
あるいはグラスが「ギリギリ出せる」として、「ギリギリの存在」はどう処理されるのか(問題なく出せるのか、確定では出ないのか、形が歪になるのか、効き目が短いのか、使う人によって異なるのか)
これらは「羅生門の下人の父親の血液型は何か」という問いと同程度に「判断を保留された問題」「不適切な問題」「曖昧な問題」「真理値が不定の問題」であるべきなのだろう。
しかし、ゲームやライトノベルの台頭は真理値が不定であることを許してはくれなかったし、少年漫画家やSF作家はそういう「曖昧さ」が許容される世界を作ることができなかった。何をしても「どこかに答えがある」ということを読者に仄めかさざるを得なくなった。
この時点で魔法は科学に堕ちたのだろう。
202 ななしのよっしん
2024/12/20(金) 08:15:12 ID: wQOCI2wLra
ゲームやSFは作者が真実のガイドラインを握っているとプレイヤーや読者と了解して物語を作るので、既知の枠組みから本人らは出られないのが魔法から外れる
ただ第三者から見ればその枠組みも個人の曖昧な恣意性に頼るので科学からも外れている
その代わりに物語ギミックとしては強力
これらは「どこかに答え」の「どこか」が「作者の意図の中」の場合
ファンタジー作家は「どこかに」を「作者も知らない所」に置き、作者は描写を「自分が観測した内容」だけに限定する
未描写部分について作者は読者より知識を持つがそれ以上は読者と同じ立場にある
これは作劇上の曖昧さは減った物の原則的には伝統的魔法と同じ状態を維持している物と思う
203 ななしのよっしん
2024/12/20(金) 09:01:25 ID: wQOCI2wLra
対比に便利なのでSFとファンタジーの言葉を使ったが実際の執筆過程にそこまでの厳密さを求めるべくもないので現実の作品や作家は偏りはあれほぼその両者の要素を持つ事は付記しておく
身体的技能、魔法、テクノロジーで考えると魔法は身体的技能と同じように他者と共有できない個人の体験を基盤に持つ
魔法が一般的になった世界を描いても大抵は設定のどこかに共有しきれないブラックボックスが残るので魔法的要素が残る(厳密に科学的設定をした場合は原理が明かされる頃には魔法らしさが失われる)
前近代の物語は自給自足、対面での伝達などの身体性を持つ要素が重要で、個人の所有かつ進んだテクノロジー並みの事象を起こせる魔法は、魔法を使わない人と同列の物語要素として扱えるので便利
一方魔法はテクノロジーと同じように個人の外に体系を持つので「誰かに秘密を教えてもらわないと使えないが教われば簡単に身に付く」要素がつく(戦士の剣技や職人の技術は自分で見つける時間が多い)
ぶっちゃければ歴史上の魔法はまずほとんどが実在しない物だったので、テクノロジー化するために万人に観測可能な事実を示そうとしても、スキル化するために万人に共有可能な体験手段を作ろうとしても失敗したはずだ
そのような知識は有識者に教わるしか出来ず、現象そのものは統計や信念の誤謬で同時代者には真実と区別つかないので、分かりそうで決して分からない神秘的事象として文化に保存された
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