クローズとは、「Go!プリンセスプリキュア」に登場するキャラクターである。CVは真殿光昭。
ディスダーク三銃士の1人。性格は粗暴で、パンクロッカーのような外見をしている。アニメージュでのシリーズ構成担当の田中仁へのインタビューによると、シド・ヴィシャスをモチーフにデザインしたとのこと。
ゼツボーグを召喚する時は目の周りのアイラインが赤く光り、「クローズ・ユア・ドリーム!(Close your dream!)」と叫ぶ。
プリンセスプリキュアの誕生を阻止するため、ドレスアップキーを持つロイヤルフェアリーの妖精・パフとアロマを追跡中に、春野はるかと出くわす。しかし、そこへやって来たはるかの友人・七瀬ゆいをゼツボーグに変えたことが原因で、はるかがプリンセスプリキュアのキュアフローラに覚醒、これに敗れる。
以降、はるかに激しい敵愾心を抱くようになり、何度も襲いかかるが、連戦連敗の上に、キュアマーメイド、キュアトゥインクルと次々にプリンセスプリキュアが誕生するなど、本来の目的と逆の結果を誘発し続けるという失策を犯したため、上官であるディスダークの魔女・ディスピアから粛清を仄めかされる。追い詰められたクローズは、二段階に渡って変身し、最後には巨大なカラスのような姿となってプリキュアを追い詰めるが、ゆいや妖精たちがカナタ王子から託された新アイテム・エレガントドレスアップキーの力でパワーアップしたプリキュアに倒され消滅した。
俗に三幹部と呼ばれる、フレッシュプリキュア!以降の敵側のレギュラー幹部は、最初から終盤までほぼ通して登場し、最後はプリキュアと和解もしくは浄化されて元の姿に戻るのが定番だったが、クローズはそれ以前の所謂鷲プリ(初代~5GoGo!)の敵幹部以来となる、最後まで悪役を貫き通してプリキュアに倒され殉職するという結末になり、視聴者を驚かせた(なお、Go!プリンセスプリキュアは、初代~5GoGo!のプロデューサーである鷲尾天がテレビシリーズに復帰している)。もっとも、1クールでプリキュアと戦う敵幹部の出番は、ほとんどクローズ1人に偏っていたため、もしかして早々に退場するのでは・・・と予想する人もいたらしい。
ゲスい悪党の演技に定評のある真殿光昭の名演もあいまって、悪役らしい極悪非道っぷりを見せつつ、ゼツボーグに振り回されたり、プリキュアの意外な行動(みなみのお化け嫌い)に驚くなどのコミカルな面も見せるようになるなど、三幹部の伝統でもあるどこか憎めないキャラで人気を集めた。そのため、「惜しい人を失くした」と彼の早すぎる退場を残念がる声も少なくない。
なお、本編で彼が退場した後も、前期OPの映像では変わらず登場しており(その際、「遺影」「在りし日のクローズさん」などと言われている)、上半期のプリキュアショーでは未だに健在である。さらに、後期OPでもキュアフローラと戦うシーンの映像がそのまま使われている。ふたりはプリキュアSplashStarでは一度倒された敵幹部が復活したり、ハートキャッチプリキュア!では最終回で倒された敵幹部が元の姿に戻っているため、もしかしたら彼も再登場の機会があるかもしれない。
……そして。
クローズ退場後、新たに登場したトワイライトは記憶を取り戻しキュアスカーレットとなり、ディスピアはダメージ回復のため一時的に退場、その後ディスダークを率いる形となったロックも下克上を狙うが、新たな力・プリンセスパレスによって撃破されてしまう。そんなある日のこと。突如として無数のカラスが学園の空を飛び交い、パフが敵による悪寒を感じるその時だった。
帰ってきたのである、あの男が。カラスとなって機会をうかがい、ロックの最後の絶望の力を奪って蘇ったのである。
基本的な姿は変わらないものの、目元のメイクが変わり(眉毛がない感じになっている)、耳のピアスが6個に増え、南京錠はベルトに付けられ、ズボンの上にはスカート状の布を巻いている。何より、表情が引き締まり、以前のようなへっぽこさが微塵も感じられない、むしろ冷酷な表情と感情で表れた。戦闘力も格段に上がり、攻撃を素早くはねのけ、衝撃波を発射、後ろを取られた状態でも直ちにシールドを貼って防ぐなど、以前とは全く異なると言っていい。
だが、どうやら彼がディスピアに課せられた使命はプリキュア討伐だけではないようだ。人間界のあちこちに蒔いた絶望の種、その発芽のために動くようである、人間たちの絶望を糧とするために。復活の功績でディスダークのNo.2となったクローズは、自ら絶望の種から生み出した直属の手下ストップとフリーズ、そしてかつての同僚シャットを従えて動き出す……。
余談だが、この再登場が明らかとなった第30話放送時の第31話予告編時点でTwitter上では驚きと一部の歓喜で盛り上がる形となり、一時トレンド入りにまで至った。これについてはクローズ役の真殿も「予告だけなのに!?」と驚きを隠せなかったようである。また、構成の田中仁氏によれば、当初は復活予定がなかったのが、真殿の迫真の演技に加え、スタッフ・キャストなど関係者からの人気や要望が高かったことから復活したとのこと。
掲示板
72 ななしのよっしん
2019/08/17(土) 09:59:56 ID: kZU1i1LHGr
73 ななしのよっしん
2019/09/02(月) 05:17:07 ID: U7N4EnhPH+
性格変わったのは復活するまで妥当プリキュア(特にフローラ)のためにトレーニングしてたりしてメンタル強化された結果ちゃうかなと思ってる。
口調変わってもフローラに対する執着は一貫してたしな
74 ななしのよっしん
2023/09/10(日) 10:46:59 ID: Brjlq3cMXX
小物が執念でラスボス化という意外な展開があって思いだしてしまった
野心が空回りしたかませのチンピラのままフェードアウトするのは哀れだからな
急上昇ワード改
最終更新:2024/11/30(土) 19:00
最終更新:2024/11/30(土) 19:00
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