「……ふむ、今回は幾分か早いか
ついに戻られましたか……!信長公!」
明智光秀(Fate)とは、『Fate/Grand Order』に登場するサーヴァントの一騎である。ただし、記事作成時の現時点においてはプレイアブルキャラとして実装されていない。愛称はミッチー。時々、歴史物でもおなじみの金柑。
サーヴァントについてはサーヴァント(聖杯戦争)を参照。
イベント「ぐだぐだ帝都聖杯奇譚~東京魔人戦線1945~」より登場した、サングラスとコートが主に家紋的な意味で目を引く痩身白髪の壮年男性。劇中では、陸軍幹部の奄美少将として帝都にて繰り広げられている聖杯戦争の影にて暗躍。機が整うと、アーチャーのサーヴァント・織田信長の前に姿を現し、自らをキャスターのサーヴァント・南光坊天海と名乗る。
しかし、その彼こそがかつて信長に仕え、最終的には本能寺の変にて信長を討った裏切りの将にして織田四天王の一人、明智光秀に他ならない。そこ。服にある明智家家紋の桔梗紋でバレバレとか言わない。史実においては、秀吉との戦を経て落命したはずだが、型月世界においてはしぶとく生き延び、天海として徳川家に仕えた。当然ながら、現実においては異説でしかないため、学術的な根拠に乏しい(ひどい場合は千利休=光秀、なんていうトンデモまである始末。なんでさ)。せいぜいが、天海が明智家と何らかの関係があった、と考えられる程度のもの。とはいえ、火のないところに煙は立たないと言うべきか、その知名度に反して彼の半生どころか、正確な出自が不明であるため、そうした伝説が生み出される下地を生んでいるのだろう。その彼が今回の騒乱の黒幕であり、その目的は織田信長を自分が理想とする形で復活させること。そうして復活した信長が神として日本を支配する理想国家建設を目論んでいる。
普段は慇懃かつ冷静な人物だが、信長に対しては狂信とも言えるレベルで心酔している。それも、母であるお牧の方の死すらも「母ですら捧げるのは惜しくなかった」と言い切るほど。曰く、ミッチーにはノッブのカリスマが変な効き方をする、とのことなので是非もなし。ともあれ、自分のみが信長の理解者であろうとしたのだが、その信長がだんだんと自分の理想とする姿から乖離していく。そればかりか、同輩である秀吉と天下について語らう姿に我慢ができず、とうとう謀反を起こしてしまう。結果、信長を討ち果たしたものの、信長のいない世界に耐えられなくなり、そのまま転落。これが、劇中における陰謀のきっかけとなってしまう……。だからと言って、彼は決して無能な男などではなく、むしろ文武両道の優れた臣であり将、そして文化人であり教養人でもある。現に劇中でも、自身に有利な状況下でなおかつ対峙していた信長が疲弊していたとはいえ、彼女を制圧した上で確保。自身の計画を成功目前まで漕ぎ着けた。以降のイベントへ登場する毎に能士としての辣腕を発揮する場面に恵まれる。日本史最大の謀反劇を、たかだか無能者になど成し遂げられるはずもないのだ(ちなみに、本能寺の変は何気にノッブの人生初の篭城戦だったりする)。
そして、本願成就を前にしながら主人公らの乱入を許してしまったばかりか、カッツこと織田信勝の中に魂だけ入っていた我々がよく知る織田信長、すなわちノッブにその肉体を奪還されてしまう。その上で、そのノッブに自身の計画を理解されないばかりか、憐れみを向けられつつその計画の破壊を宣言されてしまう。その結果、暴走してしまい、自身が第六天魔王信長と化して襲い掛かる。激戦の果てに敗れ去った彼は、彼を止めるべく呼び出された抑止力によってその本心を汲み取られながら消滅していった……。
ちなみに、設定段階では火縄銃使いであり、なおかつ織田軍の鉄砲衆を率いていた逸話から、ガンナーないしはアーチャーの適正を持っていることが明かされていた。このため、キャスターとして登場したことに意外性を感じたプレイヤーもいたとか、そうでないとか。ともあれ、帝都で激突したこの光秀は劇中での発言から、天海として江戸時代から三百年もの長い時を生きた人間である可能性も否定できない。
ともあれ、しばらくの間はカッツやサル共々、ノッブに夢中な三本柱としてファンから弄られることとなったミッチー。胃袋の心配をされたかどうかわからないけれども、ノッブは元気です。そんな、ある意味においてはネタキャラ扱いされていた彼に転機が訪れる。
異聞帯での激戦が繰り広げられる中にて開催されたイベント「徳川廻天迷宮 大奥」。イベント時点においてはすでに退場してしまったものの、今回の事態を打破するための影の立役者として大いに貢献した。このため“ノッブさえ関わらなければ有能”と称されたり“ノッブ以外の第六天魔王の解釈違い”と目されたりしたものの、基本的には好意的な反応がほとんど。そして、後日には「ぐだぐだ帝都聖杯奇譚」復刻にてせっかく上がった株が激下がりするまでがワンセット。誰が呼んだかリアル三日天下。是非もなし。なお、「大奥」において最後まで自身に仕えてくれた臣の娘である春日局も登場。基本的には彼女からは胡散臭い老僧として見なされていたものの、天海としての彼の横顔を垣間見ることができるだろう。
そして、新たなるぐだぐだイベント「オール信長総進撃 ファイナルぐだぐだ本能寺2019」への登場を果たす。ここでは戦国武将らしい陣羽織の甲冑姿を披露している。こちらでの彼は柴田勝家と共に魔王信長に仕えている。基本的には、表舞台に立たず裏方に徹している彼だが、イベント終盤にて加勢。かつて裏切った主君に最後まで仕えることができた。とりあえず猿がいないおかげで(おまけに魔王信長にはその話題に触れないことを仕える条件とするほどの徹底ぶり)コレトー(※)が楽しそうで何よりです。
※正確には惟任日向守(これとうひゅうがのかみ)。惟任というのは朝廷から賜った性で、武士にとって名前や性を与えられることは大変名誉なこと。なお、光秀の裏切りのために、水野勝成が登場するまで誰も日向守を名乗ろうとはしなくなった。
疲弊していたとはいえあの信長を制圧するほどの戦巧者。また術師としても卓越した使い手でもあり、天海として徳川に仕えていた頃には怪異の対処を一任されていた程。
以下は、各イベントにて用いていた術の数々。
ちなみに、春日局によれば彼の用いている術は「怪しげな術」であり、少なくともキアラの用いている術とは別系統であることが伺える。
なお、現在において詳しいステータス、スキル、宝具の詳細な情報は不明。
「ましてや此度の戦は我ら織田家中にとって特別な戦。
あらゆる信長様が集いし魔王信長様の召喚とあらば、これに応えぬ織田渦中の者は居りますまい。
クク……、これにはあのサルめも英霊の座でほぞをかんで居りましょうぞ!
クハハハハハ!ざまあみろ禿ネズミめ!此度は貴様の出番はないわ!」
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最終更新:2024/04/25(木) 15:00
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