ブランチ(Branch)とは「木の枝」や「河川の支流」を指す単語だが、本稿ではゲーム『アーマード・コアⅥ ファイアーズ・オブ・ルビコン』に登場するグループについて解説する。
併せて、同組織に所属する設定のキャラクター「キング」と「シャルトルーズ」についても記載する。
4人組の「ハクティビスト」傭兵集団。「Hacktivist」とはネットワークの「ハック」と「アクティビスト(活動家)」の合成語であり、ネットワークを介して(ハッキングやクラッキング)政治活動や反体制意見を表現したりする人々を指す。
いきなりぶっちゃけてしまうと、ブランチはベイラムやアーキバス、ルビコン解放戦線などとは異なり、ストーリーの本筋にはほとんど関わらない。世界観設定や、各勢力の背景情報を繋げる存在でしかなく、その為に開示されている情報も極めて少ない。
彼らが日ごろ、何をしているのかはわからないが、現在ルビコン3で彼らが行っていることは、悪戯に戦渦を拡大させる外道行為である。コーラル再湧出の情報をいち早くキャッチした彼らは、それを貪欲なルビコン3星系外の企業にリークした上、企業がルビコン3に密航できるように封鎖衛星「ステーション31」を自分たちのACで襲撃し機能不全に陥らせたのだ。以後、彼らはルビコン3においてそれぞれの活動を行っている。ハクティビストっつーよりただのアナーキストなんじゃ……
ブランチの目的とは何なのか。コーラルという未知の物質を宇宙に広めたいのか。ルビコンを抑圧する惑星封鎖機構を排除したいのか。そうした高尚な目的はなくただ日々の銭が欲しいだけなのか。あるいは単に、身体が闘争を求めただけの無軌道な行動なのか……。彼らの真意については、プレイヤー各人のフロム脳に委ねられている。
ブランチは4人組で行動するが、そのメンバー構成は絶えず入れ替わり続け、独立性と秘匿性を保っている。
シャルトルーズ 優先順位は分かっているな?
まずはこいつを叩く
彼はシャルトルーズと同じく 「ブランチ」の
一員と見なされておりステーション31襲撃計画では
強襲艦隊に対する単機陽動を担ったと言われている
作戦成功率89.6%を誇る「完成された傭兵」。オールマインドアリーナでは29名中3位(Sランク)の「特例上位ランカー」に位置づけられる。これより上はレッドガンとヴェスパーの隊長しかいないため、独立系勢力ではトップランカーとなる。
セリフからは常に傲然と構えた、ともすれば自信過剰な人格であることが伝わってくる。一方で仲間意識は非常に強く、仲間の窮地に際してはかなり感傷的になる。
ブランチの面々を描いたと思われる「STVの画稿(6)」では、小太りにも見える恰幅の良い男性として描かれている。
ベイラム製重4脚をベースに、陣営を問わず最適なパーツをかき集めた「ザ・独立傭兵」とでも評せるAC。青系のペイントがクール。
重盾・パルススクトゥムで防御を固めつつ、BAWSバーストハンドガンで敵の動きを止め、右背のアーキバス3連レーザーキャノンで撃ち抜く戦術を軸とするが、動き回る相手にはスクトゥムの使用を諦め、左腕のベイラム重リニアライフルも解禁して乱れ撃つというプランも用意している。近距離で高い火力を発揮し、ならばと中距離戦を挑んでもスクトゥムに防がれるため、敵に回すと中々厄介な相手。
3連レーザーの極悪な搭載負荷のしわ寄せで軽装甲のパーツが多くなり、重4脚の割には防御力が低い。更に一度エネルギーを使い切るとエルカノ製コアの低補充性能が響いてくるため、そこに付け入るスキがある。
どうやら3連レーザーの装弾数が無限化しているらしく、持久戦を挑むのは悪手。ずるいぞCPU!
彼女はルビコン星系で活動するハクティビスト集団
「ブランチ」の一員とされ
ステーション31襲撃計画では封鎖システムに
深刻な打撃を与えたと言われている
正面突破と火力集中では比肩する者ない愛機を駆り、「見つめ合うと死ぬ」と称される女性傭兵。オールマインドアリーナでは29名中5位(Aランク)。
中々に勝気な女であり、キングの上から目線には苦言を呈している。一方で、彼女もまた仲間意識は強く、一人きりになると傷心がこもった呟きを漏らす。
「STVの画稿(6)」では、暗色系の髪をポニーテールにしたスタイル抜群の女性として描かれている。よく見るとシースルーなジャケットに水着みたいなインナーを着ている、かなり大胆な服装をしている。
アーキバス先進開発局の試作タンク「VE-42B」をベースに、アーキバス製パーツで固めた黄金の機体。色を除けばヴェスパー部隊の一員といわれても信じてしまいそうである。
武装構成は先進開発局の2連重レーザーとメリニットのバズーカ、アーキバスの拡散レーザーキャノンとメリニットの主砲「EARSHOT」グレネード。「アホか」と言いたくなる高火力品のオンパレードである。VE-42Bの空中浮遊能力を生かし、これらをひたすら撃ち下ろすという、単純明快な圧殺戦術をとる。
弱点は、採用FCSが遠距離偏重型の「VE-21A」であること。高機動機で懐に潜り込めば攻撃の脅威を大きく減らせる。浮遊しているので攻撃を当てるのも苦労せず、割とすぐスタッガーさせられる。
ところが度重なるゲームアップデートで武装が大きく強化された上に、VE-21Aの近距離適正も僅かながら改善。初期レギュレーションとは比べ物にならないレベルの強敵と化している。
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この節は、全エンディングを確認後に 閲覧することを推奨します。 |
キングとシャルトルーズが登場するのは、最短で2周目以降にプレイできる『多重ダム防衛』。アーキバスの依頼を受けた二人は、ルビコン解放戦線の重要拠点であるガリア多重ダムを襲撃するのだが、そこにはレイヴンの名を騙る独立傭兵――C4-621を誘い出すという真の目的が隠されていた。
このミッションでは2人の掛け合いが非常に豊富。どちらと先に接敵するか、どちらが先に撃墜する/されるかかが、2人の被撃破状態によって細かく変化する。全てのパターンを聞くには4~5回のプレイでは足りない。
離れた場所で解放戦線MTをイジメているアスタークラウンとアンバーオックスを相手にすることになるのだが、アスタークラウンは周りに障害物がなく自由な機動を許し、アンバーオックスはダムを背後にして正面対決を強いてくる。更に時間経過で真レイヴンのナイトフォールが参戦し、最悪の場合は3vs1の苦しい戦いを強いられることになる。
彼らにとって真に重要なのは、レイヴンという「意志の表象」と、その名を継ぐ者達らしい。「ブランチ(止まり木)」という名前はそのためにある。
彼らの設定は、「枝」「王」「(リキュールの)女王」という名前、そして「構成員(レイヴン)が没するとその名が引き継がれる」習わしから考えると、ジェームズ・フレイザーの『金枝篇』が元ネタではないかとこじつけられる。
一方でAC名の元ネタについては、古参のシリーズプレイヤーならすぐにピンときたことだろう。地下都市「アンバー・クラウン(琥珀の王冠)」である。
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最終更新:2025/12/29(月) 19:00
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