カチュアで構わないわ。
仲間同士だもの、ふつうに話してくれたらうれしい。
カチュア(ファイアーエムブレム)とは、ゲーム「ファイアーエムブレムシリーズ」に登場する人物である。
CV:矢島晶子(箱田真紀版ドラマCD)、生天目仁美(ヒーローズ/Echoes)
概要
ファイアーエムブレムシリーズの第一作「暗黒竜と光の剣」(FC)、そのリメイク+続編の「紋章の謎」(SFC)、そしてさらにそのリメイク版である「新・暗黒竜と光の剣」「新・紋章の謎」(二作ともDS)』に登場する人物。
「外伝」(FC)とそのリメイク版である「Echoes」(3DS)、スマホアプリの「ヒーローズ」にも登場する。
マケドニア王国白騎士団に所属する、天馬を駆り天空を舞うペガサスナイト。姉のパオラ、妹のエストと共に戦うことからペガサス三姉妹と呼ばれる。彼女たちの巧みな連携攻撃はトライアングルアタックと称されている。
暗黒竜や外伝ではあまりキャラが固められていなかったものの、紋章以降は青のショートボブな髪型・真面目でしっかり者な性格という方向でキャラ付けされている。
暗黒戦争(暗黒竜と光の剣 / 紋章の謎 第一部 / 新・暗黒竜と光の剣)
「7章 レフカンディの罠」にて白騎士団団長であるミネルバや姉妹と共に顔見せ。ただミネルバは現地部隊の方針に反対を唱えていて、不承不承の参戦という態で、結局すぐに白騎士団勢をまとめて引き揚げてしまう。
「9章 ペラティの火竜」でマムクートの血を引くというペラティ王マヌーがマルスたち解放軍に牙を剥く。
火竜と化したマヌーを下したマルスのもとに一騎のペガサスナイトが舞い降りる。
マケドニア白騎士団の騎士であることを明かしたカチュアは、主であるミネルバが白騎士団を率いてドルーア帝国に反乱を起こす計画を立てているものの、ミネルバの妹マリアが人質としてディール要塞に捕らえられているので思うように計画が進められない旨を告げ、マリア救出を解放軍に依頼するのだった。
カチュアの願いを聞きマルスたち解放軍はディール要塞へ進撃。要塞内で無事にマリアを救出しミネルバが合流。
その後、アカネイアの都・パレスを奪還し次の目標をアリティア解放と定めた解放軍は、立ちはだかるグルニアの木馬隊を蹴散らし、アリティアの同盟国でありながら裏切ったグラ王国へと軍を進めた――
という流れでやってきた「14章 悲しみの大地・グラ」で、自軍初期配置近くにパオラとカチュアが配置されている。ミネルバが合流しているなら向こうからマルスに話しかけてきてそのまま自軍入りという流れ。(※SFC版紋章の謎をベースにした記述なので他作品では挙動が違う可能性有り)
なおSFC版紋章の謎ではシナリオが削られているため、レフカンディが6章に、ペラティが削られて「7章 港町ワーレン」クリア後にカチュアが飛来。11章グラで加入となっている。
ユニットとしての性能
カチュアは初期能力もそれなりにあるので育てるのも苦労しないし、成長率も高い強力なキャラクター。
キャラのポテンシャルとしては即戦力・伸び代が少ないミネルバ、ミネルバに比べると即戦力ではないものの伸び代があるパオラ、パオラに比べるとryなカチュア、カチュアに比べるとryなエストといった関係となっている。SFC版紋章の謎なら星のオーブを所持することでさらに成長率を上乗せできる。
ゲーム開始時から加入しているペガサスナイトのシーダが速さ・幸運が特に伸びる特化型なのに対して、カチュアは万遍なく伸びる万能型な成長率を持っている。
シリーズ恒例となるトライアングルアタックはFC版暗黒竜の時点から。といってもエストを戦力とするのは骨が折れるので暗黒戦争の時点ではあまりあてにしない方がいいかもしれない。
SFC紋章の謎では、屋内戦では下馬してナイトとなり能力値ダウンする&使用武器が剣のみとなる。
バレンシア動乱(外伝 / Echoes)
暗黒戦争後、海賊にさらわれたエストを探して海賊船を追っていたパオラとカチュアはソフィアの港で海賊の行方を見失ってしまう。
セリカたちと面識を得た二人は、港に居ても仕方がないとセリカたちに同行することにしたのだった。
「第2章セリカの旅立ち」で登場するが、セリカ軍に加入するのは「第3章解放戦争」に入ってから。
能力値・成長率はおいておくとしても外伝ではクラスチェンジ後のFナイト(ファルコンナイト)が圧倒的に強い。
さらにエストの加入も早く戦力化も容易いため、トライアングルアタックでバンバン押していけるエース達となる。
英雄戦争(紋章の謎 第二部 / 新・紋章の謎)
グルニアの地で起きたアカネイア神聖帝国への反乱を討伐するように、アカネイアのラング将軍より命令が下される。マルスは反乱の主導者である暗黒戦争での戦友ロレンスがなぜ反乱を起こしたのか訝しみながらアリティア軍を率い出陣した。
グルニアにて、アカネイア皇帝となったハーディンがマルスたちの知る人物から変貌してしまったことを告げ、ロレンス将軍は自爆した。その直後、ラング将軍が現れ今度はマケドニアで起きた反乱でミネルバが捕らえられた旨をつげ、鎮圧を命じた。
つらい思いを残しマケドニア国境へ軍を進めたマルスのもとに一騎のペガサスナイトが舞い降りる――
という流れでマケドニアの反乱軍の手から逃れたカチュアがアリティア軍に合流し「2章 マケドニアの反乱」が始まる。このシナリオではお宝を持って逃走する盗賊の追撃、マケドニアの猟師ウォレンの説得とカチュアを大車輪で働かせる必要がある。
3章でパオラ、4章終了後にシーダが合流することで、カチュアのブラック勤務体制は解消するものの、その後もペガサスの機動力が求められるシナリオは数多くある。
SFC版紋章の謎ではゲーム後半までの長い期間において星のかけらを持たせて成長率補正がかけられるので、カチュアのポテンシャルなら全能力値をカンストさせることすら視野に入れられる。
新・紋章の謎では星のかけらの効果は持っていると能力値アップと効果が変わったものの、新・暗黒竜に続き採用されている兵種変更システムを利用することで、力・速さ・守備辺りの成長率ならある程度コントロールできる。
屋内戦でも下馬しないため実力を100%発揮できるし、機動力が必要ないシナリオならパラディンやジェネラルに兵種変更すると防御面が向上する。
アカネイア戦記(新・紋章の謎)
BSサテラビュー用につくられたもので外伝的シナリオが4話配信された。
「2話 赤い竜騎士」でミネルバ・カチュア・エストがハーディンたちオレルアン王国騎士団と共闘する。
BSサテラビューというドマイナーな媒体だったので幻の作品的な位置づけになっていたが、新・紋章の謎に「新・アカネイア戦記」として収録された(本編から独立したデータとなっている)。
覚醒
DLC「五人のアンナ」でアンナたちが全員無事ならクリア後に「白騎の次姉カチュア」の魔符を得られる。イラストは日野慎之助が手がけている。
このカチュアはダークペガサスで「疾風迅雷」「デュアルアタック+」「槍の達人」「魔の達人」「流星」を取得している。
いつの間に通信による配信チームの中にも収録されているが、こちらはスキルはペガサスナイトで覚えられる汎用のものにとどまっている。「持ち物を買う」ではドラゴンキラーが比較的目をひくだろうか。
ヒーローズ
(要加筆)
届かない思い
マルスに対し好意を抱いているもののシーダの存在もあり、意中を明かすことなく戦場を駆けるという設定がカチュアの人物像を印象づける。
実際の所、SFC版紋章の謎の時点では、マルスから支援効果を受ける(要はマルスが近くにいると頑張る)ことと二部での散り際の台詞でマルスの名前を出すくらいなのだが、逆にその辺りがいい感じに妄想想像がふくらむ要因になったのかもしれない。
……だがちょっと待って欲しい。いくら滅亡中とは言えマルスは一国の王子。さらにはコブ恋人付きという条件で、ペガサス三姉妹の家はおそらくはそこそこの家格はあると思われるものの、所詮他国の騎士であるカチュアの恋愛値が加速されるのは恋愛脳すぎないだろうか?
姉と妹もアリティア男に引っかかって泥沼になっているし、ご両親はもう少し教育してください。(そういうことを踏まえたのか新・紋章にて母親はエスト出産後に亡くなっている会話が用意された。)
あとはマケドニア男にいい男はいないのかと小一時間ry
なお自軍のマケドニア男は、マチス(バカ兄貴)・ウォレン(孤高の猟師)以上だ…!
他にマケドニア在住男性のジュリアン氏がいるが、レナとお幸せに!
新・紋章だと、アカネイア戦記の追加キャラクター・フロストもマケドニア男。お爺さんだが家族がいるらしいので息子もしくは孫がいればワンチャン?
あとミシェイル生存ルートがあるものの、この男もレナに求婚して断られた腹いせにマチスを前線送りにしたというニントモカントモな話が…(新・暗黒竜ではこの設定は無い無いされました)
マケドニア男はさておくとして、新・紋章では新・暗黒竜からの新キャラであるアリティア騎士のフレイからも支援効果を受けられるようになった。またカインがカチュアから支援効果を受けるようになった(またアリティアか…)。
片思いの系譜
その後のシリーズにおいても、ちょっとずつ手を変え品を変えて、かなわぬ恋心に身を焦がす娘はお約束として登場しつづけている。
- クレア - 外伝 / Echoes
- カチュアの設定が固まる前にアルムに好意を持っていた旨がわかるので、クレアこそ元祖片思い娘キャラ(FE)と言えなくも無い。
- フュリー - 聖戦
- レヴィン、マーニャとのドロドロとしたあれこれに加え、シルヴィアまで参戦してくるというユグドラル大陸の火薬庫(それはレヴィンの方か)。
- 一発逆転で「結ばれているぞ」になる掟やぶりも用意されている。
- ミランダ - トラキア
- 元々リーフと許婚の関係であったもののレンスター滅亡で破談というか消滅。で我らがリーフ王子はミランダの存在を完全に忘れていたという件。とは言えリーフの置かれている状況からすると責めるのは酷かもしれない。
- ミランダがリーフにどこまで好意を持っていたか何とも言えないところはあるものの、EDでのリーフの熱い手のひら返しは必見かも。(リーフの記事参照のこと)
- ティト - 封印
- 封印のペガサス三姉妹の次女。青い髪といいカチュアの要素に大分寄せられているが、性格は典型的なツンデレである。
- クレインと雇用関係から一線を引いた態度を云々ではあるものの結局相思相愛じゃねーの!?感があり片思い感は控えめ。アレンとのカップリングを推す声もあり熱い論争が。
- ヴァネッサ - 聖魔
- 聖魔のペガサス三姉妹(三姉妹とは言っていない)の次女。こちらはフュリーの要素に寄せた感じであろうか。
- ヒーニアスに想いを寄せ、うまく結ばれた時のEDはやけに生々しい。
- フォルデとのカップリングは聖魔でも屈指の迷名言「俺の風」が飛び出すので、これはこれで捨てがたい。
- ティアマト - 蒼炎 / 暁
- ペガサス三姉妹ではなくジェイガンポジション初の女性だし、想いを寄せる相手も主人公の親父という変化球づくし。
- 思いが届かない理由が、相手には既に亡くなった妻が、と敗北状態。さらに物語が進むと…。
- アイクとの支援が進むと吹っ切れた感は出るが、それはそれで暁エンディングでアイクは単身別大陸に出かけてしまう…。
- ティアモ - 覚醒
- クロムに想いを寄せるものの同僚スミアもクロムのことが…!で意中を隠してしまうというカチュアポイント加点!
- 聖戦以降支援会話要素の導入で片思い感は比較的薄い状態が続いていた中で、ティアモは(クロムとの)支援が発生しない完全敗北状態。
- コラボ作品であるファイアーエムブレム無双でも(クロムとの)絆会話(無双における支援会話要素)が発生しないという徹底振りである。
- オボロ - if
- 白夜王子タクミに想いを寄せるが主従関係な訳で…。
- ifは恋愛てんこもりで結局相思相愛じゃねーの!?感があり片思い感はぬるめ。
- イングリット=ブランドル=ガラテア - 風花雪月
- 風花雪月は何かとこれまでのお約束をひねって投入されているのだが、イングリットに関してはゲーム開始時点で4年前に許婚が陰謀に巻き込まれて死別、と片思いと言っていいのかどうか判断しづらいところはある。
- そんな状況から素行の悪い許婚の弟であるフェリクス、もっと素行の悪いシルヴァンとの幼馴染腐れ縁三角関係と思わせておいて、選択次第では殺し合いになるというのが風花雪月の胆である。
- エーデルガルト=フォン=フレスベルグ - 風花雪月
- こちらは片思いというかヤンデレと言うか、選ぶ学級次第…?
関連静画
関連コミュニティ
関連項目
- ファイアーエムブレム
- ファイアーエムブレム 覚醒
- ファイアーエムブレムヒーローズ
- ミネルバ(ファイアーエムブレム)
- パオラ(ファイアーエムブレム)
- エスト(ファイアーエムブレム)
- ペガサスナイト
- トライアングルアタック
- マルス(ファイアーエムブレム)
親記事
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- なし
兄弟記事
- マルス(ファイアーエムブレム)
- マチス(ファイアーエムブレム)
- ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣
- トーマス(ファイアーエムブレム)
- チキ
- ラディ(ファイアーエムブレム)
- シーダ(ファイアーエムブレム)
- カイン(ファイアーエムブレム)
- アベル(ファイアーエムブレム)
- パオラ(ファイアーエムブレム)
- ゴードン(ファイアーエムブレム)
- マリク(ファイアーエムブレム)
- カミュ(ファイアーエムブレム)
- ハーディン(ファイアーエムブレム)
- エスト(ファイアーエムブレム)
- ロレンス(ファイアーエムブレム)
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