ドラゴンクエストII 悪霊の神々とは、エニックス(現スクウェア・エニックス)より発売されたRPGである。
略称はドラクエ2、DQ2。タグはドラクエ2
がよく使われている。
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ドラゴンクエストⅡ 悪霊の神々 | |
| ジャンル | ロールプレイングゲーム | |
|---|---|---|
| 対応機種 | ファミリーコンピュータ | |
| 発売 | エニックス(現スクウェア・エニックス) | |
| 開発 | チュンソフト | |
| 発売日 | 1987年1月26日 | |
| 価格 | 5,500円(税抜) | |
| その他 | 北米版のタイトルは『Dragon Warrior II』。 | |
概要
ドラゴンクエストシリーズの第2作目。第1作の約100年後の世界が舞台になっている。
第1作に引き続き、「ふっかつのじゅもん」(パスワード)を採用している。
しかも最大で52文字にもなり、「゛」と「゜」の間違いが大変な命取りとなることで有名。オリジナル版発売当時はデジタルカメラの類は存在しておらず、(インスタントカメラはあったものの)子供たちが気軽に写真にとって残すということができなかった。ふっかつのじゅもんをビデオデッキで録画するために、ツインファミコンを買った人も居たとか居ないとか。
本作より仲間が加わるようになり、最大3人パーティで冒険が可能になった。仲間が3人になった際、フィールドBGMが変更になるなど印象的な演出も行われている。(ドラクエ4でも似たような演出がある)
シリーズ最難関といわれるほどゲームの難易度が高く、終盤は苦戦を強いられる。
容赦の無い敵の攻撃(全体攻撃連発はおろか、ザラキ連発も)、頼りにならない伝説の二人目、そして初見では鬼畜とも取れるダンジョン(無限ループ構造)など。最終ダンジョンのロンダルキアでは、長いルートをたどっていく上に、復活の呪文を聞く場所は当然なし、苦労してボス前までほぼフルの状態でたどり着いてもザラキで3人一気にやられて全滅、痛恨の一撃で即死など、鬼畜ともいえる難易度であった。
中村光一氏によれば発売まで時間が無く(前作からわずか8ヶ月後の発売)、詳細なバランス取りをしている時間が無かったとのこと(前半と後半を分けて制作したため通しプレイでの検証が出来なかった)。
ロンダルキアへの洞窟では多くの勇者が落とし穴にかかったが、実は壁を右伝いで辿っていけば大丈夫という落とし穴があった。
FC・MSX・MSX2版では薬草が15Gと他シリーズに比べて高額の設定だったが、SFC版では10Gまで値を下げている。
ラスボスもベホマを使うと言うことは古参ゲームファンの間では有名。だがそれ以前にロンダルキアへの洞窟辺りで詰んだり、デビルロードやバズズにメガンテを唱えられまくって諦めたプレイヤーも少なくないだろう。
はかぶさの剣と呼ばれるバグ技が存在する。詳細は省くが、はやぶさのけんの2回攻撃とはかいのつるぎの強力な攻撃力を兼ね備えた武器(しかも呪いにかからない)を作り出せる裏技で、この技を使わずにクリアするのはむしろ困難とすら言える。
移植・リメイク
翌1988年には、MSXとMSX2に移植されている。エニックス主導で開発者を集めて行われたもので、オリジナルスタッフは一切関わっていない。開発者の一人である川俣晶氏によると、オリジナルのソースコードを変換し(6502→Z80)、不具合の出たものはその都度作り直して完成にこぎつけたそうだ。オリジナルの2倍の容量(1Mbit→2Mbit)のROMが使えたのが大きかったという。容量に余裕があったためMSX版には「あぶないみずぎ」着用時の一枚絵が追加されている(グラフィックの豪華なMSX2版は容量が足りず一枚絵はカットされた)。
なお、MSX版の発売日はドラゴンクエストIII発売の直前となり、MSX2版はその三ヶ月遅れとなった。
1993年に、前作とのセットで『ドラゴンクエストI・II』としてリメイクされた(スーパーファミコン)。大幅な難易度調整がなされ、全体攻撃(と言うかザラキ)を使ってくる敵が一度に大量に出ることが無くなったり、サマルトリアの王子が大幅に強化されたり、ムーンブルクの王女もザオリクを使用できるようになったり…と、ゲームバランスを崩しかねない(ある意味正常化した堀井雄二氏のバランス本来の)ほどの大幅な易化がおこなわれている。また、ラスボスがHP増加と引き換えにベホマを使わなくなった。
ただし、はかぶさの剣は使用不能になっている。
ちなみにロンダルキアへの洞窟の落とし穴は、SFCの向上したグラフィックの都合上「穴と穴の間」を歩いていけば全く意味の無いモノになっている。
北米版の『Dragon Warrior 2』(NES版)は、日本で上記のリメイク版のエピソードが追加されている。
2024年6月18日のニンテンドーダイレクトで、前作の『Ⅰ』と合わせて『ドラゴンクエストⅠ&Ⅱ』としてHD-2Dリメイクされ2025年に発売されることが発表された。
パーティーメンバー
※FC版準拠。FC版以外を含めた各自の更なる詳細については、「ローレシアの王子」「サマルトリアの王子」「ムーンブルクの王女」の各独立記事を参照。
ローレシアの王子
本作の主人公、呪文は一切使えないが抜群の攻撃力を持つ戦士タイプ。
| 最大レベル | HP | MP | 力 | 素早さ |
|---|---|---|---|---|
| 50 | 240 | 0 | 160 | 140 |
素手の攻撃力は最終的にギガンテスやアークデーモンを超える。
呪文は一切習得できない専業戦士だが、ゲームに登場する全ての武器防具を装備できる(但し、例外としてMSX・MSX2版にのみ登場する「あぶないみずぎ」だけは装備できない。ちなみにこのイベントのみ彼の台詞がある)という、歴代主人公の中でも変わった能力を持っている。(パーティーメンバーが存在しない初代もそうではあったが)
いかずちのつえやふしぎなぼうしの様な魔法使い専用のアイテムも、彼はかまわず装備して戦う。
サマルトリアの王子
戦士と魔法使いの両方の特徴を中途半端に併せ持つ万能型。器用貧乏…と思いきや実はパーティーの生命線。
| 最大レベル | HP | MP | 力 | 素早さ |
|---|---|---|---|---|
| 45 | 200 | 160 | 140 | 140 |
フィールド上ですら激戦が続くDQ2において回復・蘇生・離脱と戦闘後も役に立つというか居ないと詰むことも多いのだが、装備出来る武器・防具の上限がかなり低いのが玉にキズ。かなりの大器晩成型であり、前作主人公並の強力な魔法戦士に覚醒する。さらに、リメイクではロトのつるぎなどの強力な武器も装備出来るように改善された。
某漫画での「俺の剣は二度“破壊”の風をおこす」のシーンは物議を醸したが(はかぶさの剣の裏技が使えるFC版でははかいのつるぎを装備できない)、再現はSFC版のステータス最大の裏技で可能であり、最大レベルのローレシアの王子がはかぶさの剣を装備するより強くなる。
FC版でも彼の力は最終的に140まで伸びるため、はやぶさのけんを装備すれば、ブリザードやデビルロードならほぼ確実に、乱数が高目に出ればギガンテスも、会心の一撃が出ればアークデーモンをも1ターンで破壊できる。
なお、リメイクでは「ベラヌールの宿屋に宿泊するとハーゴンの呪いで離脱する」という余計なイベントが追加された。強制イベントではないため、宿泊しなければ発生しない。
ムーンブルクの王女
力やHPは少ないが強力な魔法を覚える。すばやさが高くMPも豊富な魔法使いタイプ
| 最大レベル | HP | MP | 力 | 素早さ |
|---|---|---|---|---|
| 35 | 180 | 210 | 70 | 160 |
純粋な魔法使い故に、力こそ70と他の二人に大きく劣るものの、素早さは最も高い160まで伸びる。
この世界で彼女より素早い者は、はぐれメタル(200)ただ一種である(FC版では乱数の影響が非常に大きく、敵に先手を許すことが多いのだが…)。
MSX・MSX2版のみ専用装備の「あぶないみずぎ」を手に入れるイベントがある。
名前変更
ファミコン版
~冒険を最初から始める場合~
ローレシアの王子(主人公)の名前を決めるときに、スタートボタンとセレクトボタンを同時押ししながら、おわりを選択する。
~途中で名前を変更する場合~
復活の呪文の入力後に、スタートボタンとセレクトボタンを押しながら、おわりを選択する。
※名前データーは復活の呪文に保存されない。
継続して任意の名前で遊びたい場合、復活の呪文で再開するたびに名前の入力作業が必要なので注意。
MSX・MSX2版
機種の関係で押すキーがSTOPキーとSELECTキーの同時押しになっていること以外はファミコン版と同じやり方で大丈夫。
※FC版同様、名前データーは復活の呪文に保存されないので注意。
スーパーファミコン版
冒険の書を選ぶ画面で特定のコマンドを入力することにより名前を変更することができる。
| 名前 | コマンド |
|---|---|
| サマルトリアの王子 | 左+(X、L、R)+スタートの同時入力 |
| ムーンブルクの王女 | 右+(X、L、R)+スタートの同時入力 |
ゲームボーイ版
冒険の書を選ぶ画面で特定のコマンドを入力することにより名前を変更することができる。
| 名前 | コマンド |
|---|---|
| サマルトリアの王子 | 左+A+スタートの同時入力 |
| ムーンブルクの王女 | 右+A+スタートの同時入力 |
ガラケー版
冒険の書を選ぶ画面で特定のコマンドを入力することにより名前を変更することができる。
| 名前 | コマンド |
|---|---|
| サマルトリアの王子 | 2+決定ボタンの同時入力 |
| ムーンブルクの王女 | 3+決定ボタンの同時入力 |
スマホ版
ゲーム開始直後、ローレシア王と共に1Fに降りた直後の王様の会話で「いいえ」を選ぶと仲間2人の名前の入力ができる。「はい」を選ぶとデフォルトネームになる。
仲間の名前を決められるのはこの1回だけであり、ガラケー版までと違って、途中で名前を変更する事は一切できない。
ピコカキコ
| 曲名 | ピコカキコ | ピコカキコのレス |
|---|---|---|
| 王城 | ドラゴンクエストII 悪霊の神々#34 | |
| 遥かなる旅路 | ドラゴンクエストII 悪霊の神々#37 | |
| 恐怖の地下洞 | ドラゴンクエストII 悪霊の神々#44 | |
| 死を賭して | ドラゴンクエストII 悪霊の神々#47 | |
| この道わが旅 | ドラゴンクエストII 悪霊の神々#48 | |
| Love Song 探して | ドラゴンクエストII 悪霊の神々#72 |
世界
| 城町村 | ダンジョン | その他 |
|---|---|---|
有名な復活の呪文
ゆうて いみや おうきむ
こうほ りいゆ うじとり
やまあ きらぺ ぺぺぺぺ
ぺぺぺ ぺぺぺ ぺぺぺぺ
ぺぺぺ ぺぺぺ ぺぺぺぺ ぺぺ
- 復活場所はサマルトリアの城
- ローレシア王子のレベルは48
- ローレシア王子の名前は「もょもと」
- 27671ゴールドを所持している
- アイテムは何も所持していない
- 太陽の紋章・水の紋章・命の紋章を所持している
ローレシア王子のレベルが48と高く、また、所持ゴールドも多いため、冒険をかなり楽に進める事ができる。
ニコニコ大百科に記事のある登場モンスター
ボスモンスター(登場順)
初登場の雑魚モンスター(50音順)
関連動画
えーシリーズ。RPGツクールで作られたドラゴンクエスト2風の作品。
アリアハンの人によるドラクエ2。福引き券による錬金で道具屋涙目。
ドラクエ2のエンディングは『この道わが旅』という歌でダイの大冒険のEDにもなった。
ベホマ地獄。。ラスボスがベホマを使うことで有名なDQ2の鬼畜っぷりを味わえる。
Sims2でドラクエ2のオープニングを再現。臭そう…ってか突っ込みどころ満載。
TASさんによる日本語版ドラクエ2。(FC版/SFC版/GB版)
商品検索
関連項目
- ドラゴンクエスト関連用語の一覧
- ドラゴンクエスト
- ドラゴンクエスト25周年記念 ファミコン&スーパーファミコン ドラゴンクエストI・II・III
- ドラゴンクエストI&II HD-2D
- ローレシアの王子
- サマルトリアの王子
- ムーンブルクの王女
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- 竜王のひ孫
- 復活の呪文
- ぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺ...
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- トンヌラ
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- ロト(ドラゴンクエスト)
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- 死を賭して(ドラゴンクエスト)
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