アイビスサマーダッシュとは、『ウマ娘 プリティーダービー』に登場するレースである。
現実における中央競馬のレース「アイビスサマーダッシュ」がモチーフになっている。
概要
日本の中央競馬をモチーフとする「トゥインクル・シリーズ」において、珍しい直線のみのレース。
トゥインクル・シリーズの直線レースは、本レース・韋駄天ステークス・ルミエールオータムダッシュが実装されており、全て勝利すると「直線番長」の二つ名が獲得できる。一部未勝利戦もこのコースが設定されている。
見ての通りコーナーが存在しないため、「弧線のプロフェッサー」などコーナリング関係のスキルは全て無効。また、内側・外側の有利不利が実質無いため、レーン移動せず直進する展開が見られる。
かつては本作における「最終直線」は「最終コーナー終了からゴールまでの区間」と定義されていたため、最終コーナーが存在しない直線コースには最終直線も存在しなかった。「直線一気」などの最終直線関係のスキルは全て無効で、本レース場専用の実況「新潟の直線はまだまだここからが正念場！」も最終直線突入が条件なので直線コースでは流れない……という仕様だった。現在は「最初から最後まで最終直線扱い」という仕様になっており、最終直線関係のスキルも発動する。また、スタート直後から追い比べが発生するため根性の重要度が極めて高いレースとなっている。
縦画面モードでは、現実を反映して真上からの空撮映像が遠景として挟まれる。
横画面モードにはないが、代わりに現実の併走カメラを再現し、やや斜め前からの映像となる。
現実のレースでは、荒れた内馬場を避けて外ラチ沿いを進むのがセオリーとされているが、ウマ娘では内外でバ場状態に差はないので、普通のレースと同じく基本的に内よりを進む。このため、現実の「観客席の間近を馬が通り過ぎていく」という迫力が再現できないが、縦画面モードではカメラの方が寄るのであまり問題にならない。
下記の通り、シナリオ攻略上はあまり重要視されないが、G3トロフィー回収のために出走したら、直線しかないコースがあることを初めて知ってびっくりする初心者や、独特の演出を楽しみにしているプレイヤーがいることもまた確かである。
また、チームレースでこのコースが選出されることもあるため、びっくりするのがそこにならないように、下見がてら出走しておくことをお勧めしたい。上記の通りコーナー関連のスキルが全て無効になるため、本気で勝とうとするなら通常とは違うスキルの取り方が求められる。
シナリオ
長らく史実で出走しているウマ娘が誰もおらず、目標レースにもされていないし、出走しても特殊シナリオなどはない状態が続いていた。夏合宿が1ターン潰れる割にG3のため、攻略上はトロフィーと二つ名回収以外では出走する意味があまりないレースである。
サクラバクシンオーが喜びそうなレースで、現実でも同コース設定で「驀進特別」が行われているのだが、1200mでないばかりに彼女のバクシン街道に組み込まれてはいない。しかし、イベント「サクラ前線上昇中！ 花咲かヴィクトリー倶楽部」ではバクシンオーが新潟レース場に立ち寄っており、「脚がうずうずしてきました！」と言っている。
シニア級で出走すると3連戦となりバッドステータスイベントの対象になるし、安田記念優勝レイも欲しいとなると4連戦となるため注意が必要。裏を返せばイベント回収のチャンスだが、それが目的でないならクラシック級のうちに挑戦したい。
後述のリーグオブヒーローズに合わせてカルストンライトオが育成ウマ娘化されたことで、ようやく日の目を見ることになった。クラシック・シニアで2回出場することになり、連覇が二つ名獲得の条件の一つにもなっている。
ウマ娘の中で直線レース経験者にはタイキシャトル(ジャック・ル・マロワ賞)とシーキングザパール(モーリス・ド・ギース賞)がいるので、代わりに出走させてあげてもいいだろう。
目標レースに設定
目標外・特殊シナリオあり
- なし
出走不可能
- なし
ルームマッチ
トレーナーズカップ実装により、新潟の千直が選べるようになった。
アイビスサマーダッシュはもちろん、韋駄天ステークスでもルミエールオータムダッシュでも雷光特別でもご自由に行うことができる。野生のミルファームたちはぜひとも挑戦しよう。
リーグオブヒーローズ
あまりに特殊すぎるコース設定で活躍したウマ娘もいない故に、アイビスサマーダッシュを活かすイベントは出てこない…誰もがそう思っていた。
しかし、”その時”は突然訪れたのである。
2024年7月のリーグオブヒーローズのコース設定が以下の通りに設定されたのである。
明らかにアイビスサマーダッシュを意識したコース設定である。待ちわびていたウマ娘トレーナーは歓喜し、netkeibaですら乗っかる事態
にまで発展した。
合わせてバランス調整も実施され、さらに新スキル「直線コース（×、〇、◎）」と、新ウマ娘「カルストンライトオ(ウマ娘)」が実装された。
アニメ
未登場。
現実
新潟競馬場名物、1000m直線コースを使った唯一の重賞レース。2001年の改修で、同競馬場に直線コースが設置されたのを機に新設された。
直線のみという日本では珍しいコース、外ラチいっぱいを馬が通り過ぎるド迫力と1分足らずで全てが終わるスピード感は一部のファンを熱狂させてやまない。中には新潟の直線にばかり所有馬を出す馬主（上にちょっと触れられている「ミルファーム（白、赤格子、赤袖の勝負服）」が著名）までおり、ローカルな同競馬場の不思議な魅力となっている。
参考映像：ウマ娘にも実装された、カルストンライトオの2002年アイビスSD。このときの勝ち時計 53秒7 はこの直線1000mのコースレコードかつ芝1000mのJRAレコードであり、2022年8月現在でも破られていない。
関連動画
関連項目
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