カイザーナックルとは、
概要
対戦格闘ゲーム最盛期にリリースされた作品で、その頃の風潮に漏れず超必殺技のコマンドが難しかったり隠し要素が多々(隠し技はもちろん、通常技の超・激攻撃すら隠し要素)あった。システム面も特徴的な物は擬似10ボタン方式ぐらいで出た当時はそれほど注目された作品ではなかった。
この作品が有名になった最大の理由はズバリ 「格闘ゲーム史上最強最悪のボス」 として今なお君臨し続けているジェネラルを生んだ事である。 詳しくはジェネラル(カイザーナックル)を参照のこと。ちなみにゴンザレス、アステカ筆頭にジェネラル以外のCPU戦の難易度も恐ろしく高く、プレイヤーは極悪なアルゴリズムと超性能に苦しめられることになる。
格ゲーのCPU戦の難易度がどんどん上がっていった当時においても凄まじい難易度を誇り、 行き着くところまで行っちゃった作品として、格闘ゲーム史にその名を刻んだタイトル。
長らく家庭用移植がされなかった本作だが、2022年3月発売のミニAC筐体、EGRETⅡ miniにて収録が決定。お茶の間でジェネラルといつでも戦えるようになった。
断仇牙
カイザーナックルの調整版として発売される予定だったタイトル。
ロケテストを行う段階まで完成していたが、そのロケテストでのインカムが全く振るわなかった事からお蔵入りになった。このロケテスト用バージョンをインカム調査用としてパッケージ化し、タイトーのごく一部の直営店でROMボードを試験販売したが、これは正式な発売とは記録されてはいない。
凶悪だったCPU戦の難易度調整の他、各キャラの技の性能など様々な調整が施されている。 何よりジェネラルが普通に攻略可能なキャラクターに調整されており、 「それはそれで嬉しいような悲しいような…」という意見もあったという。
その他
- サウンドはメタルブラックでおなじみのYack.こと渡部恭久と石川勝久(ばびー)のコンビ。一般的な格闘ゲームよりBGMが1ループするまでの時間が非常に長く、普通にプレイしていると曲のサビにさしかかる辺りで試合終了となるケースが殆どで、 全て聞くためには何とか混戦に持ち込む努力が必要な程である。
- プレイヤーキャラの一人「マルコ」のCVはZUNTATAの小倉久佳が担当。
- 「梨花」vs「梨花」でファイナルラウンドまで行き、残りタイムが一定以下になった時に真空投げを出すと1/8くらいの確率でパンチラが見られる。 ちなみに断仇牙では1/4位の確率という条件のみで見られる。
- 電源投入時に1P側のスタートボタンとレバー上、2P側のスタートボタンとレバー下を入力しておき、プレイデモが始まったら1P側の弱パンチボタンを3回押すと「ニュージーランドストーリー」などで有名な熊と谷が描かれた熊谷研究所のシンボリックマークが出る。
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関連項目
- ジェネラル(カイザーナックル) / 最強の尖兵
- ゴンザレス
- 格闘ゲーム
- タイトー
- ZUNTATA
- ギャラクシーファイト・・・CPU制御等が巧く機能せず、最低難易度であっても中盤以降、難易度が急上昇する格闘ゲーム。
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