『クロノクルセイド』(Chrono Crusade)とは、森山大輔によるバトルアクション漫画、および同作品を基にしたメディアミックス群である。
概要
「月刊コミックドラゴン」1999年1月号より2003年4月号まで連載された後、同誌の休刊に伴い「月刊ドラゴンエイジ」に移籍し2003年5月号より2004年6月号まで連載されていた。全56話。
単行本は角川書店のドラゴンコミックス(A5版)より発刊されていたものが長らく絶版となっているものの、作者自ら全ページを見直して加筆修正を加えた新装版が少年画報社のヤングキングコミックス(B6版)から発刊されている。旧版・新装版共に全8巻。
なお当初はタイトルロゴのクロノのスペリングが発注時のミスで「Chrno」になっていたが、新装版ではロゴが一新されて海外版単行本と同じく「Chrono」に修正されている(新装版第2巻あとがき参照)。
ストーリー
舞台は1920年代のアメリカ合衆国。欧州大戦の特需による繁栄に湧くその陰で、人の世に害を為す異形「悪魔」が暗躍していた。錬金術や魔術を応用した特殊な火器によってそれら悪魔を退治する事を専門とする超宗教組織「マグダラ修道会」に所属する悪魔祓い(エクソシスト)のシスターロゼットは、助手の少年悪魔クロノと共に、生き別れの弟・ヨシュアを取り戻すべく全国を駆け巡る。
中盤以降はヨシュアを連れ去った張本人であるアイオーンとその一派、また彼らに迫る追っ手たちとの三つ巴の戦いに身を投じていく事になる。
詳細はWikipediaに詳しいので、そちらも併せてご参照ください(ただしネタバレも多いので、原作未読・アニメ未視聴の方は要注意)。
テレビアニメ版(と、原作との差異)
2003年11月から2004年6月にかけてフジテレビにて放送された。全24話。
アニメ版は中盤までは原作とほぼ同じストーリー展開で進行するが、終盤、特に結末は大きく異なっており、原作と比較して作風が暗いものになっている。それに伴って一部の設定が原作と異なるものに変更されている。
上記にもある通り、大幅な改編やほとんど救いのないラストシーンから原作ファンからは賛否両論(なお原作漫画とアニメはほぼ同時期に完結した)。とはいっても全く救いがないわけではなく、むしろ主人公達に限ればアニメ版の方がよかったんじゃないかという意見もある。
主題歌
- オープニングテーマ「翼はPleasure Line」
- 作詞 : 畑亜貴 作曲・編曲 : 上松範康 歌 : 栗林みな実
- エンディングテーマ「さよならソリティア」
- 作詞・作曲・編曲 : 梶浦由記 歌 : 千葉紗子
主な登場人物とキャスト
マグダラ修道会
- シスターロゼット/ロゼット・クリストファ 声:川上とも子/今井由香
- クロノ 声:石田彰・千葉進歩/高山みなみ
- シスターケイト/ケイト・ヴァレンタイン 声:榊原良子
- レミントン牧師/ユアン・レミントン 声:速水奨/関俊彦
- 長老(エルダー)/エドワード・ハミルトン 声:西村知道/梅津秀行
咎人たち
その他
- アズマリア・ヘンドリック 声:千葉紗子/川澄綾子
- サテラ・ハーベンハイト 声:根谷美智子/(なし)
- ヨシュア・クリストファ 声:皆川純子/保志総一郎
- デュフォー 声:若本規夫/(なし)
- マグダレーナ 声:川上とも子/(なし)
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関連項目
非関連項目
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