スター・ツアーズとは、ディズニーランドのアトラクションである。ここでは、リニューアル版の「スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」と、隣接するレストラン「パン・ギャラクティック・ピザ・ポート」についても解説する。
概要
ジョージ・ルーカス監督の映画「スターウォーズ」を元にした、付帯とシミュレーション型のアトラクション。「スターウォーズ エピソード6 ジェダイの帰還」の後日譚であり、反乱軍として活躍したR2-D2やC-3POがスターツアーズ社に、期間限定で働いている。
ゲストは、最新旅客機のスタースピーダー3000に乗り、EP6の舞台となったエンドアへ向けて出発するが、今回が初仕事というキャプテン・レックス(RX24)がドジを踏んだせいで、小惑星地帯に迷い込んだり、帝国軍の残党と戦うハメになる。
日本では1989年から2012年まで運営され、グランドオープン時にはジョージ・ルーカスも来日した。オープン当初は長蛇の列が評判となったが、1台の乗員数40名×最大6台稼働と、ゲストの回転率が早いことから、スプラッシュ・マウンテンなど他の人気アトラクションができてからは比較的すぐ乗れるようになった。2012年に後述のスター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニューにリニューアルするため、惜しまれつつも一旦クローズした。
ウィキペディアにも説明されている通り、本作の映像は全て新規オリジナルである。当時はまだCG技術が未発達だったことから、特撮同様ミニチュア模型が使用されており、今思えば古いなりに味わいが感じられる(現在は、運営中のキャプテンEOでも同時代の映像が楽しめる)。
このアトラクションのもう一つの注目点は、飽きることのないQライン(ゲストがアトラクションに搭乗するまでの待ち列)である。Qラインは他のアトラクションでも様々な工夫を凝らしているが、その中でもスターツアーズはC-3PO、R2-D2をはじめ、アトラクションオリジナルのドロイドたちが、バリエーションに富んだ会話を聞いて楽しんだり、懐かしい旧三部作の映像なども見ることができた。そのため空いている平日では、乗り場に行く途中で立ち止まってR2たちをガン見したまま動かないゲストの姿も見られた。
C-3POの声は旧三部作と同じ野沢那智、レックスの声は三ツ矢雄二が担当した。
スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー
2012年5月7日にグランドオープンしたこのリニューアル版は、3Dメガネをかけた立体映像、そして複数のストーリーを組み合わせることによって、50通り以上のパターンで楽しむことができる(つまり、乗るたびに異なる体験が可能)ことが、新たな特徴である。
時代は少し遡り、「スターウォーズ エピソード4 新たなる希望」より少し前の、まだ銀河帝国が銀河系を支配していた頃の話である。当時のスター・ツアーズ社は、スタースピーダー3000の前身であるスタースピーダー1000でゲストに旅行を提供しており、この時代でもR2-D2とC-3POが働いていた。しかしR2は密かに反乱軍のスパイを乗せて、仲間の元へ送り届けるミッションを引き受けており、ひょんなことで運転席に取り残されたC-3POは強引にパイロットにされてしまう(前作では搭乗案内だけであった)。出発早々、スパイの存在が帝国軍にばれたR2たちは急いで脱出し、反乱軍の仲間が待つ惑星(ストーリーによって行き先は様々)へ向かう。
前作に比べて搭乗キャラクターが大幅に増加し、運が良ければダース・ベイダーをはじめ、ハン・ソロ、ヨーダ、レイア姫などスターウォーズおなじみのキャラクターに会える。また、Qラインではまだパイロットになる前の不良品だったレックスの姿も確認できる他、タイミングが合えばメットの部分が隠れミッキーになっているR2のシルエットも見られる。
C-3POの声は新三部作の岩崎ひろし、レイア姫の声は川庄美雪、ヨーダの声は永井一郎、アクバー提督の声は藤本譲、ダース・ベイダーの声は大平透、ボバ・フェットの声は広瀬正志、AC-38の声は加瀬康之、搭乗前の注意事項を説明するドロイド、アリー・サン・サンの声を田中敦子が担当している。
アメリカではリニューアルに応じて、ダース・ベイダーと部下のストーム・トルーパーがディズニーランドで遊ぶ実にシュールなプレビューが公開された。さらにダース・ベイダーはスパイを追うため、日本各地にもやって来た。当然、地元の人からも大人気である。
パン・ギャラクティック・ピザ・ポート
スターツアーズの向かい側にあるレストランで、同アトラクション出口の連絡通路を通って右手からも入ることができる。トゥモローランドのレストランは、他のエリアに比べてテーブル・座席数が格段に多いがここも例外ではなく、2階席・テラスも完備されている。
名前の通りピザをメインにしたファストフード&カウンター型のレストランで、学生などのグループのゲストが特に多い。最近はトイ・ストーリーのキャラクターを元にしたリトル・グリーンまんも食べられるこっちみんな。
レジの真上には、店長のイタリア系宇宙人トニー・ソラローニ(声は安西正弘)が全自動マシンで、宇宙各地にピザを送り届けているというバックストーリーがあり、食べながら映像やプレショーを見ることができる。映像は一昔前のアメリカのアニメーションであり、セサミ・ストリートのような人形劇も見られる。キャストのコスチュームも少しレトロで、時代を感じさせる(ちなみに、スターツアーズのキャストコスチュームはリニューアルした)。
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関連項目
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