タルタルこうざんとは、スーパードンキーコング2に登場するステージの一つ。
または同ステージなどで流れる曲の通称である。
概要
曲
サウンドテストでの曲名は「MINE」。発売されたサントラには未収録のため正式な曲名は不明であり、いつからかファンが命名した「Mining Melancholy」という愛称が公式曲名として認識されて広まってしまっていた。この記事でも過去に「公式曲名は『Mining Melancholy』。」と堂々と書いてしまっていたりする。尚ゲームボーイアドバンス版スーパードンキーコング2のサウンドテストでの曲名は「Kannon's Klaim」であった。詳しくは検証したサイトとかを見てみれば良いと思うよ。
2024年にNintendo Musicにて本曲が配信された際は日本語曲名は「タルタルこうざん」、英語曲名は「Kannon's Klanking」と表記された。
スーパードンキーコング2のBGMの中でも「とげとげタルめいろ」と並び人気が高い。
というかやっぱりデビッド・ワイズの打ち込みと任天堂の移植技術は変態の域である(褒め言葉)。
また曲の中後半辺りからのコーラスパート(uh~)で「うううううううううううう」の弾幕が発生することが多い。
ゲーム内ではタイトルになっている「タルタルこうざん」の他に「スコークスこうざん」「かぜのこうざん」の鉱山を舞台にしたステージで流れる。
スーパードンキーコング2のゲームボーイ版に当たる『ドンキーコングランド』では使用ハードの関係で音数の多い本曲は再現ができず断念。代わりに「ようがんクロコジャンプ」といった溶岩面のBGMに差し替えられている。
使用ステージ
タルタルこうざん
曲名の由来となったステージ。
ワールド2「マグマのどうくつ クロコドーム」の2面の副題となっている。
タルたいほうを用いてゴールがある上層部まで上へ上へとひたすら移動していく。
以降のステージにおいて多くの場面で活用してくるタルたいほうのチュートリアルとも言うべきステージで、前作のワールド1のラストに待ち構えていた「タルたいほうのたに」に相当している。
このステージで初登場する雑魚敵はキャノン。これまで登場してきた雑魚敵は基本的に辺りをうろついている物が多くを占めていただけあってか、ボスを除いて明確に飛び道具を使ってくる敵である彼と初めて相対した際は驚異的に映った人も少なくないはずだ。
本ステージで特筆すべきはDKコインの設置場所にある。
というのも、本ステージのDKコインはステージ道中ではなく、なんとスタート付近にあるボーナスステージの中に存在している。
DKコインの回収自体は難しくないが、いつもはクレムコインを回収するのが目的となるボーナスステージにDKコインが隠されているという点に関しては思いつくはずもないし、クランキーコングのヒント自体も非常に曖昧な表現になっている。
この様な事から、攻略本無しで自力でDKコインを全て集めようとした場合は非常に躓きやすいポイントでもあり、そういった意味では今作の自力コンプリート最大の壁になりうる。
ちなみに、前作には「オイルこうじょう」でこれと同じような「ボーナスステージの中にボーナスステージの入口が存在している」という仕掛けが登場していた。
『ドンキーコングランド』での本コースはディディーバレルかディクシーバレルが削除されたが、基本的に原作とほぼ同様の内容。同作でもこのステージでキャノンが初登場する。
ちなみに、原作でのDKコインは非常に悪意クセのある配置がなされていたのだが、流石に今作ではその様な配置がされておらず、普通にステージ道中にDKコインが配置されている。
スコークスこうざん
ワールド2「マグマのどうくつ クロコドーム」の5面の副題になっている。
前半はタルたいほうで、後半はスコークスに乗ってひたすら上へと目指していく。
このステージのタルたいほうは、前作の「ふぶきの谷」を彷彿とさせる自動で回転するタイプの物を主に使用。性能が性能だけに「タルタルこうざん」を発展させた様な内容になっている。
一方で本ステージは、前述の通りスコークスの初登場ステージでもある。これまでのスーパードンキーコング2のステージで登場したアニマルフレンドは前作同様に「別に乗らなくてもステージのクリア自体は可能だが、乗ると楽に進められる」という、所謂「ヨッシー」の様な物で占められていたのだが、本ステージの後半ではスコークスを用いなければ先に進む事すらできない。このため、ここで初めて「アニマルフレンドの第3のプレイヤーキャラ化」という点を実感する事が出来るだろう。
『ドンキーコングランド』での本コースは原作同様に「マグマのどうくつ クロコドーム」の5番目に待ち受けるステージとして位置づけられている。内容自体はほぼ原作と同様。
同作における「クロコドーム」は容量の都合なのか「ふねのはかば クレムクエイ」における大半のコースが「クロコドーム」に編入された事により大幅にステージ数が増加。このコースをクリアした後はボス戦ではなく「かいてんタルさんばし」へと移動する。このため『ドンキーコングランド』では本コースをクリアしても「この先はいよいよボス戦だ!」という淡い期待を抱いてはならない。
かぜのこうざん
上述の2ステージから4ワールドも離れたワールド6「さんちょうのとりで クロコブルグ」2面の副題になっている。
画面の下から噴き出している上昇気流に乗りつつひたすら上へと目指していく。
関連動画
MAD
関連項目
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- 5
- 0pt