バルタザール=フォン=アダルブレヒトとは、ゲーム『ファイアーエムブレム』シリーズの登場人物である。
概要
ガルグ=マク大修道院の地下都市アビスに存在する灰狼の学級の一員。
元は同盟の小貴族アダルブレヒト家の当主であり、「レスターの格闘王」の異名を持つ戦士。ガルグ=マクを卒業後、家督を継ぐがすぐに弟に譲る。継母に雇われた賞金稼ぎに命を狙われたり、グロスタール家への借金で首が回らなくなりアビスへ逃げ込んだ。
アダルブレヒト家はゴネリル家と交流があり、ヒルダの兄・ホルストとは親友である。
その関係でヒルダとも親交はあったのだがアビスに逃げ込んだ際に音信を絶っていたので、煤闇の章での邂逅の際には双方気付かなかった。
先生と灰狼の学級の面々に加え、レスター諸侯同盟領出身ということでクロード・ヒルダ・リシテアと支援関係が発生する。
プロフィール
性能
個人スキル:格闘王(HPが50%以下の時、力・守備+6)
紋章:シュヴァリエの大紋章(戦技攻撃時、確率で与ダメージの30%HPを回復する)
得意技能:剣術・斧術・格闘術・信仰・重装
苦手技能:槍術・弓術・飛行
才能開花:理学
DLC「煤闇の章」を4面までクリアすることで本編でもスカウト可能に。
煤闇の章
篭手での攻撃による先制2回攻撃はヒルダのおねだりと相性がよく、個人スキル「格闘王」が発動していると更に火力が上がる。
斧も扱えるが、一応手斧を持たせておくかぐらいの使い勝手。
所持している「シュヴァリエの大紋章」は確率発動なので、難度の高い煤闇の章ではあてにするのは博打となる。発動しなくても大丈夫な場面で機会があれば狙ってみるぐらいか。(※HPが50%以上まで回復すると「格闘王」発動条件を満たせなくなるのにも注意。)
白魔法も使えるバトルモンクではあるものの、ライブによる回復量は魔力の関係で雀の涙程度。他にすることが無い場合か、回復係のリンハルトとユーリスの手が回らない場面で使う程度と考えておくのがいい。
持参している謎の遺産「ヴァジュラ」を使う機会は6面分となるのでバンバン使っていきたい。バルタザール専用武器ではないので、場合によっては先生に使わせるのも一手。
通常プレイ
煤闇の章の攻略を進めアンロックしていると、2話から条件無しでスカウトできる。(最速だと初期クラスは貴族。)
クラスは(貴族→戦士から)ブリガンドをマスターして「鬼神の一撃」を習得、あとは格闘向きなクラスを進みながらウォーマスターまでマスター。その後は好みでグラップラーやバトルモンクに戻すのが基本的なルートとなる。
といった強みがある。
逆に、
といった弱みがある。
特に技に関しては、命中のプラス補正が大きい騎士団を配備したり、技の成長率にプラス補正がかかる拳闘士・グラップラー・バトルモンクで経験を積むなどしたいところ。
弓術も苦手なので少し苦労するものの、アーチャーをマスターすると得られる「命中+20」スキルを狙うのもいいかもしれない。
「格闘王」スキルと「待ち伏せ」「怒り」の相性がいいので、余力があるなら傭兵やウォーリアーのクラスをマスターしておくのもいい。
守備の成長率が高く重装も得意としているので、アーマーナイト→フォートレス(→グレートナイトを目指す?)と壁キャラとして育成するのも有り。
先を取って殴りたい篭手とは相性がいまいちなので斧メインということになるか。
信仰が得意、理学も才能開花するものの魔力の成長率は高くなく、覚える魔法も普通のラインナップ。
バトルモンク資格を受験できる信仰C+までの修行程度に捉えてしまう方がいいかも。
※信仰Aまで上げるとレスト習得と魔防15を確保できるビショップを受験できる。(バトルモンクで確保できる魔防は11。)
ヒーローズ
(要加筆)
無双
無双では各ルートとも途中のメインミッションで説得作戦を実行することで加入する。赤焔・黄燎は拳闘士、青燐はウォーマスターが初期クラス。
格闘系が得意職に設定されているのはバルタザールとラファエルのみと、それだけでも貴重な戦力と言えるのだが無双のバルタザールは何と言ってもアクション系スキル「黄金の拳」が大きい。
「黄金の拳」の効果は「300ヒット以上の間、攻撃が強化 敵を吹き飛ばすとわずかにお金を獲得」…要はカツアゲ金策スキルである。無双は金が求められる量が多い割に獲得金やドロップアイテムがしょぼい控え目なので、「黄金の拳」で丹念に稼いでいく必要がある。
本編での支援Sにするための指輪的な位置づけの「傭兵の呼び笛」をバルタザールに渡すと貰える「山の民の秘薬」を装備することで、装備したキャラのアクション系スキルを「黄金の拳」に変更できる。
バルタザール本人はドロップアイテムの質を高める「品定め」、敵を倒すと金が拾える「強奪」(※黄金の拳とは別枠)を習得できないので「山の民の秘薬」を入手して他キャラを金策担当にするのは有効な選択肢となっている。
ヴァジュラ
バルタザールの母の出身であるクパーラの地に伝わってきた謎の遺産の篭手。”謎の遺産”という触れ込みではあるが、紋章非所持のキャラクターが使用するとダメージを受ける、と他の英雄の遺産と同様の扱いとなっている。
始めから持参している煤闇の章と違い、通常プレイではバルタザールとハピの外伝「許し難き行い」を攻略すると獲得できる。(ハピだけをスカウトしていても獲得できるらしい)
シュヴァリエの紋章と一致していると、敵の防御と魔防の低い方を参照してダメージが決定される戦技「魔拳」を使うことができる。
こちらからの攻撃の場合2回攻撃となる篭手の仕様上、相手の防御と魔防の低い方を一発突くより、普通に2回殴った方が火力が出ることもままある微妙な性能となっている。
耐久3消費で使えるので4回殴らないと倒せない敵を「魔拳」一発(コスト3)で殴り倒せれば、1回分浮く+シュヴァリエの紋章の効果でワンチャンHP回復も狙えるといったところ。
バルタザールの成長がイマイチだったら、単に強い篭手として先生やフェリクス、カトリーヌ辺りに持たせてしまうのも一手。
由来はインド神話のインドラが用いた雷から。仏教で用いられる法具・金剛杵の由来も同語源からのものとされている。
関連項目
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