ファニー・ヴァレンタインとは、漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の第7部「スティール・ボール・ラン」に登場する人物である。
CV:加瀬康之(PS3ゲーム ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル、アイズオブヘブン)
このわたしがッ!最初の「概要」を手にしたぞ!
第23代アメリカ合衆国大統領。
年齢は43歳(1847年9月20日生まれ)で、人間でないカーズ・DIOを除けば最年長のラスボスである。
元々はただの下院議員だったが一枚の「地図」が指し示す場所の一つ、サンディエゴを捜索した清教徒達のグループに同行した際に「悪魔の手のひら」に遭遇。 この際に「聖人の遺体の心臓部」と、スタンド能力「D4C」を得て、グループで唯一生還。 その後頭角を表し事件の一年後には大統領にまで上り詰めた。のちに遺体の心臓部を手にした経緯が下院議員時代に清教徒グループ同伴から、軍人時代の訓練中にサンディエゴで遭難した際に手に入れると変化している。どちらも大統領のみが生還している。その地位を利用してスティール・ボール・ラン・レースを残りの遺体を集める為のレースに作り替えた。レース中に遺体を手にしたジョニィ・ジョースターとジャイロ・ツェペリから遺体を奪うため、2人に刺客を送る。
他にも「ビールの一気飲み」「肉体の急激な変化」「14歳に欲情」など様々なパフォーマンスを見せている。
名前の由来は、アメリカの作曲家「Richard Rodgers(リチャード・ロジャース)」の楽曲「My Funny Valentine(マイ・ファニー・ヴァレンタイン)」より。
生い立ち
幼少の頃、戦争に行った父親の親友から父が敵国の拷問の末に殺されたことを知らされる。しかし、父は拷問に挫けそうになった時、息子であるファニーの誕生日を縫った『ハンカチ』を何がなんでも守ると心に誓い、自身の左目をくり抜いてその中にハンカチを隠す。父は死ぬまで一言も口を割ることはなく、結果としてその親友が戦争から生還することができた。それを聞いた彼は父を尊敬し、同時に国の誇りのため命を懸けることが家族を守ることにつながる、狂信者とはまったく違う心「愛国心」をこの世で最も美しい「徳」だとし、絶対の価値観とするようになる。
遺体を集めるのもアメリカ国民の安全を保障するためであり、自分の為に遺体を集めようとするジョニィとの最終決戦の際、彼は自身の行いを「全てが正義だ」と語った。
スタンド
Dirty Deeds Done Dirt Cheap (いともたやすく行われるえげつない行為)
同じ場所に隣の世界を
「D・D・D・D・C」
- 【破壊力:A / スピード:A / 射程距離:C / 持続力:A / 精密動作性:A / 成長性:A】
SBRでは珍しい人型の直接攻撃が可能なスタンド。非常に長いスタンド名なため、作中では「D4C」と呼ばれる。物同士に挟まれる事により無数の別次元に移動する能力を持つ。別次元の物を持ち込む事もできるが、同じ物同士が出会うと破壊されてしまう。人間も同様。例外は大統領のみ。自分自身は例外なのを利用してダメージを受けた時、別次元の無傷の大統領と入れ替わってくる事ができたり、平行世界の自分を基本世界へ連れて来て共同で相手を襲ったりできる。
- 詳しくは『D4C』の項目を参照。
D4C -ラブトレイン-
- 【破壊力:A / スピード:A / 射程距離:C / 持続力:A / 精密動作性:A / 成長性:C】
- 終盤においてD4Cが大統領の所有する遺体(遺体化したルーシー)の力を得た際のスタンド名。遺体を軸にして空間に次元の狭間が出現し、大統領のみがその次元の狭間に入ることが出来る。次元の隙間にいる限り、大統領に対するあらゆる攻撃が無効化し、この世界の誰かがその攻撃を代わりにくらう。即ち、(大統領にとっての)幸運のみを残し不幸を地球上のどこかに吹き飛ばすというとんでもない能力である。ただし”未知なる回転エネルギー”は例外で、次元の壁を打ち破り対抗することができる。
ドジャアア~~ン
スタンド発動時、「ドジャアア~~ン」という謎の決め台詞があり、上記の絵のように両手を広げるポーズをする。2009年8月号のウルトラジャンプ掲載時の一場面で、大統領が「Dio」と「ホット・ パンツ」をドアに挟んで別次元に送る際には何も言わなかったのだが、単行本収録時には「どジャアア~~~ン!」とわざわざ加筆されている。
余談
- 実在した23代目アメリカ大統領は「ベンジャミン・ハリソン」。
- 初期と終盤であまりにも体格が違うので、ファンの間ではD4Cで平行世界の痩せている大統領と入れ替わった、遺体のパワーをうけたと様々な推測がなされていた。作者曰く「鍛えていた」とのこと。
- 6巻のビール一気飲みは3部序盤の留置所の承太郎と同じ飲み方である。
- 作中で彼がバイオリンを演奏するシーンで、演奏していた曲目は不明だが楽譜が数コマのみ登場していた。おそらくここで演奏していた楽曲は楽譜の内容から察すると、ヴィヴァルディの「春」であろうか。
- SBRレース終了直前の支持率91%。
なるほど・・・理解した・・・『関連動画』がこのわたしに・・・隣の世界の『関連動画』はこのわたしに移った・・・
D4Cッ!『関連静画』へ身体を隠せッ!!
戻るか・・・「D4C」・・・隣の『関連項目』のある基本世界へ・・・どジャアァぁぁぁ~~ン
我が心と行動に一点の曇りなし............!
全てが『正義』だ
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