概要
西部の浜松市、中部の静岡市に次いで人口は県内3位。だが、東部の中心かというとあまりそんな気はしない。
むしろ沼津と三島の方が中心っぽい気がする。
旧富士市(5万人)と吉原市(5万人)と鷹岡町(1万5千人)が1966年に合併して現在の富士市が誕生した。
いろいろもめた末、市役所は旧富士市と吉原市のだいたい真ん中、永田町に置くことが決まった。
さらに2008年に富士川町を編入。
人口25万人、面積は245km2。市内の高低差は3421m。たぶん、日本2位。
ちなみに1位はお隣、富士宮市(3741m)。
市名に違わず市内からは世界遺産に登録された富士山が見放題。蓼原大橋から北を望むと正面に富士山とその裾野を拝むことができる他、東海道の名勝・左富士も富士市内に存在する。
また、富士山をバックに新幹線が駆け抜ける画像・映像はたいてい富士市で撮影されている。
水道水は富士山の地下水なのでおいしい。
産業・交通
豊富な地下水を利用した製紙業が盛ん。日本の紙の10%近くは富士市で生産されている。特にトイレットペーパーは30%以上が富士市産であり、故にトイレットペーパー生産量日本一。
高度成長期には製紙工場からの排水で田子の浦港にヘドロがたまり、公害、社会問題化。
挙句の果てには「ヘドラ」なる怪獣が登場してゴジラと激闘を繰り広げた。
現在田子の浦港はシラスを使って町おこしをしているが、過去を知ってる人は(ry
公共交通機関の連絡の悪さはかなりのもの。
まず、富士駅(東海道線・身延線)と新富士駅(東海道新幹線)が離れている。
さらに、在来線との接続のない新富士駅が完全に孤立している。
岳南鉄道(全長わずか9.2km)という私鉄もあるが、JRとの接続は吉原駅のみ。
(もともと岳南鉄道は吉原駅から迂回して沼津駅まで線路を延ばす計画だったが、資金難により中止された。)
JRも岳南鉄道のどの駅も市役所やロゼシアターなど中心部から遠い。
ちなみに市内のバス網の中心は吉原中央駅という電車のこない駅。
バスの本数はそんなに多くないので、車がないと色々ときつい。
富士市としてはその対策にDMV(デュアルモードビークル)の導入も検討しているようである。
そもそも道が狭いんじゃ意味が無いのでは…。
富士駅の寂れっぷりはかなりのもの。新富士駅はそもそも何もない。
最近では、2008年には富士駅北のパピーが撤退。2010年にはイトーヨーカドーも撤退。
両方とも今では更地。商店街のシャッター街化が深刻化している。
パピーの5階にあった映画館がなくなったため、市内に映画館がない。25万人都市なのに・・・。
隣接する静岡市、沼津市、富士宮市にはアニメイトがあるが、富士市にはない。とんだ空白地帯である。
一方、富士見大通り、港大通り、青葉通りなどといった、
ロゼシアターや市役所を中心に延びる道路沿いを中心に大型の店舗が集まっている。
また、国道一号線沿いにもヤマダ電機、ニトリなどがあり、イオンも完成した。
どちらもなかなか繁盛している様子。 ますます車がかかせない。
富士宮焼きそばに対抗して吉原商店街が「つけナポリタン」を開発した。
富士市民でも知らない人が多いということを富士市民がネタにするぐらい有名である。
ぜひ、1度食べてみることをオススメする。 味は(ry
防災
「行方不明のお知らせ」が結構な頻度で防災無線から流れる。見つかった報告もされる。
ちなみに、「発見されました」と「無事、発見されました」で無事だったかどうかわかる。
「火災が発生しました」「光化学スモッグ注意報が発令されました」「大雨警報が発表されました」
なども防災無線で知らせてくれる。正直、うるさい。
海沿いには高さ17mの防潮堤がそびえ立つ。高さなら確実に「日本一の防潮堤」。
もっとも、田子の浦港が無防備なのでそこから津波が侵入することは防げないような気がする。
というかそもそもこれは高潮対策に作ったものである。
東日本大震災で、宮古市の「日本一の防潮堤」でも津波が防げなかったことを受け、
現在は津波避難タワーを整備したり、津波避難ビルの指定をするなど対策を進めている。
東日本大震災で被害を受けたのに県の方から対応が一切無かったので、若干危機感を持っている。
関連動画
線形がよいので新富士駅は最高速度の270km/hで通過される。
左:つけナポリタンをご紹介。 右:富士市内がちょくちょく出てくる車載動画「そくドラ!」シリーズ
関連商品
つけナポリタンを探してみたけどありませんでした。
出身人物・縁のある人物
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関連項目
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