「潰れて困る面なら懐にでも仕舞っときなさいや!!!不備を認めたくらいで地に落ちる信頼など元々ねェも同じだ!!!」とは、漫画「ONE PIECE」本編の名シーンで放たれた名言(?)の一つである。
概要
事の顛末
トラファルガー・ロー率いるハートの海賊団と海賊同盟を組んだ麦わらのルフィ率いる麦わら海賊団は、ドレスローザで王下七武海の一角、"天夜叉"ドンキホーテ・ドフラミンゴとそのファミリーと対峙。麦わらのルフィは、ドフラミンゴと死闘を繰り広げた。そして激闘の末、「ゴムゴムの大猿王銃」を放ち、ドフラミンゴを倒すことに成功した。
これを見届けていた海軍大将「藤虎」こと、イッショウはドフラミンゴとファミリーを拿捕するように命令した。そして、海軍総員を前ドレスローザ国王であるリク・ドルド3世の前に集結させた。そして、民衆が見ている中で海軍総員と自ら共々、以下のように述べて、土下座で謝罪した。
ドフラミンゴのこの一件、責任の所在をあんたに引き受けてもらっちゃぁ、困りやす。
あの凶悪な海賊を王下七武海という制度の下、一国の王と認め、この地に君臨させたのは紛れもねぇ、世界政府にござんす。国民の皆々様・・・・・・!!王家の皆々様・・・・・・!!政府に代わって!!深く深く詫びを申し上げやす・・・!!!
本当に・・・!!!すまん事をしやした・・・!!!
また、この模様をイッショウの命令によってドレスローザの近隣3ヶ国に向けて映像電伝虫を通じて生中継した。なお、これを実行することについては海軍本部に報告せず、イッショウの独断で実行した。
独断で実行した理由として、2年前にサー・クロコダイルがアラバスタ王国で起こした謀略事件での一件が関わっており、この時は麦わらの一味がクロコダイルを倒した事実を、海軍は世界政府の面子のためにもみ消し、海軍が倒したことにして世間に報じている。そのことを現場に居合わせていたスモーカーから直に聞き、同じことを繰り返させないようにするために、海軍本部への報告を見合わせて独断で実行している。
マリージョアの五老星の元にいた海軍元帥サカズキ(赤犬)は、伝令からこの状況を聞くとブチ切れ、すぐさまイッショウの元に電伝虫をよこした。そして、ブチ切れながら藤虎と以下の会話を交わした。
海軍大将が手落ちを認めることの意味が分からんわけでもあるまい!なぜ本部にまず報告せなんだ!!」
藤虎「報告したら、またそっちで内容の違うニュース変わりやしやせんか?」
赤犬「はぁ?なんだと!!」
赤犬「もみ消しならいくらでもある。」
藤虎「あっしは、嘘で英雄にされるのは御免だ。世界の均衡のためにと海賊を雇ったのは、我々の上司、世界政府じゃありやせんか?」
と両者言い合いを交わし、平行線をたどった。これに業を煮やした赤犬は続けて以下のように発言。
おどれの身勝手で正義の面目丸潰れじゃろうが!!!!
これに対して藤虎は、
潰れて困る面なら懐にでも仕舞っときなさいや!!!不備を認めたくらいで地に落ちる信頼など元々ねェも同じだ!!!
と、ピシャリと反論した。
と、麦わらのルフィとトラファルガー・ローを拿捕するまで全海軍基地の出入り禁止を通告した。これに対して、
えぇ、望むところでござんす。
と藤虎は受け入れた。
この場面はワンピース新世界編での名場面での1つとなっており、本記事タイトルとなっている1コマはXや個人ブログなどで紹介され、コラ素材として用いられている。
この場面で学ぶべきこと
赤犬としては、「身勝手な行動をしてしまったことで、組織全体が掲げる正義に対する信頼や威厳が失墜してしまった」ということを主張しており、これに対して藤虎は、「そんな潰れるくらいの面子や建前の正義は無くしてしまった方がよい。不備を認めたくらいで失墜する信頼は、元々ないものに等しい。」ということを主張している。生え抜きで組織の長でもある赤犬は海軍の役割を重視し、義理人情の人である藤虎は所属組織に逆らってでも誠実さを重視する、という両者の行動理念の違いを表したシーンである。
どちらが正しいと感じるかは読者次第であるが、現代社会における礼儀やイメージ戦略に通ずる点があり、学ぶべき点が多い場面である。
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