羽沢横浜国大駅は、神奈川県横浜市神奈川区にある相模鉄道とJR東日本の駅。
概要
羽沢横浜国大駅 | |
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はざわよこはまこくだい Hazawa yokohama-kokudai |
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基本情報 | |
所在地 | 神奈川県横浜市神奈川区羽沢南二丁目471-3 |
所属事業者 | 相模鉄道 |
所属路線 | ![]() |
駅番号 | SO51 |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 | -人/日 (20--年度) |
開業年月日 | 2019年11月30日 |
備考 | |
駅テンプレート |
2019年11月30日の相鉄・JR直通線の運行開始と同時に開業した。2023年3月18日には相鉄・東急直通線も開業した。
仮称「羽沢駅」として計画されていたが、2017年12月11日に正式な駅名が発表。名前の由来になった横浜国立大学は、徒歩12分程度。当初こそ「長い」「センスない」「語呂悪い」と批判はされていたが、たぶん翌年の高な(ryで話題をごっそり持っていかれたかもしれない。
本来の路線名は相模鉄道「相鉄新横浜線」・東日本旅客鉄道「東海道本線」(の貨物支線)である。
2023年3月までは新横浜駅と接続していなかったため、旅客案内上は新横浜の名を用いず「相鉄・JR直通線」または単に「JR線直通」「相鉄線直通」などと呼称されていた。
新横浜線の全線開業後も、西谷以遠の相鉄線内では「JR線直通・新横浜 東急線直通方面」という独特な表現が用いられている。新横浜駅に行く列車と行かない列車が混在することから、一律に新横浜線と案内することで乗客の混乱を招かないよう考慮したのだろう。
(一方で新横浜駅では「東急新横浜線」と並んで「相鉄新横浜線」表記が大々的に用いられている。新横浜駅で新横浜の名を主張する意味合いがあるのかは疑問が残る。)
駅の周囲にはJR貨物の横浜羽沢駅(羽沢横浜国大駅とは別棟となる)があり、広大な空き地が広がっている[1]。
運賃制度
JRの駅としてみた場合、運賃計算上は武蔵小杉駅ではなく、鶴見駅を経由し、そこから8.8km地点にあるということになっている。そのため、当駅から鶴見駅に行くにはいったん武蔵小杉駅を経由してさらに横浜駅で電車に乗り継がないといけない[2]にもかかわらず180円で、武蔵小杉駅へは次の停車駅にもかかわらず320円もするという謎現象が起こっている。
また、特定都区市内制度の「横浜市内」に指定されている。本来この制度では「横浜市内を通り抜けてまた横浜市内に入る」といったことはできないが、当駅に来る場合はどうしても武蔵小杉駅(川崎市)を通る必要があるため、特例として当駅発着に限り「横浜市内」を指定された乗車券でも武蔵小杉駅を経由することができる[3]。
ホーム
2面2線の相対式ホーム。
基本的に発車メロディーは2番線で、かつJR線方面に行く列車でしか鳴らない。ただしダイヤ乱れなどで1番線に入線した電車がJR線方面に折り返すことになった場合には、1番線でも発車メロディーが鳴ることがある。
1 | ![]() |
西谷・二俣川・大和・海老名・湘南台方面 |
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2 | ![]() ![]() |
大崎・埼京線方面 新横浜・東急線方面 |
隣の駅
路線名 | JR側種別 | 相鉄側種別 | 隣の駅(上り) 新宿・新横浜方面 |
当駅 | 隣の駅(下り) 海老名・湘南台方面 |
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![]() ![]() (相鉄・JR直通線) |
各駅停車 | 特急/特急 各停/各停 |
武蔵小杉駅 (JS15) |
羽沢横浜国大駅 (SO51) |
西谷駅 (SO08) |
![]() (相鉄・東急直通線) |
- | 特急/特急/特急 通勤特急/通勤特急 各停/各停/各停 |
新横浜駅 (SO52) |
相鉄・JR直通線
当駅で相鉄線・JR線それぞれへの種別変更・乗務員交代がなされる。
相鉄→JR側はいったんすべての列車が各駅停車となるが、一部の新宿駅以遠に直通する列車については大崎駅で改めて通勤快速・快速に種別変更する。
相鉄・東急直通線
種別変更は当駅ではなく新横浜駅で行われるため、当駅では相鉄線内の種別のみが表示される。
相鉄→東急線直通(新横浜方面)の種別色は東横線直通がピンク(特急・通勤特急・各停)、目黒線直通が水色(特急・通勤特急・各停)である。ただし深夜のみ新横浜止まりの列車があり、これらの列車は相鉄線内完結になるので、駅の案内板や行き先表示には特急または各停と表示される。
なお、逆(西谷方面)はJR系統と同様に列車によって特急か各停として運行している。
カオスな行き先
相鉄・東急直通線が開業したことにより、この駅の2番線では1つのホームでさまざまな行き先の列車を処理しなければならないことになった。
おわかりいただけただろうか。この駅では同じホームに「池袋行き」が2種類存在するのだ。そのため、朝ラッシュ時間帯にこの駅から池袋行きに乗る際には経由には気を付ける必要がある。また、「川越行き」はJR線、「川越市行き」は東横線ということも意識しておかなければならない。
横浜国立大学までの所要時間について(和田町駅からのルートと羽沢横浜国大駅からのルート、どっちが近い?)
上述の通り、横浜国立大学付近にある駅という理由で「羽沢横浜国大駅」という名称になった。駅から大学までの所要時間は徒歩で約12分とされている。
ちなみに、駅が開業するまでの従来の通学ルートとしては相鉄本線の和田町駅から商店街を抜け、「和田坂」と呼ばれる坂道をひたすら登り続けるルートが主流で、学生の間で心臓破りの通学路となっていた。
これを踏まえて、和田町駅からのルートと羽沢横浜国大駅からのルートどちらが近いのか?これを検証した動画がYouTubeに投稿されている。検証者は、ニコニコでは「マツケン先生」の名前で知られ、自身も横浜国立大学及び大学院出身であるマツケん氏。動画では、実際に現場を歩いて検証している。
すると動画内の検証結果は、羽沢横浜国大駅から大学北門までは約12~13分かかり、和田町駅から大学南門までは約20分かかることが判明した。これにより、羽沢横浜国大駅から大学北門へ向かうルートの方が、所要時間の面でも道路コンディションの面でも上を行くことが分かる。
関連動画
羽沢横浜国大駅に関する関連動画を示す。
(羽沢横浜国大駅が開業する以前の)東海道貨物支線を撮影した動画も投稿されている。相鉄・JR直通線における武蔵小杉方面の路線を鑑賞できる。
関連コミュニティ
関連項目
関連リンク
脚注
- *武蔵小杉駅方面に向かう列車は羽沢横浜国大駅出発信号のあと、横浜羽沢駅場内信号を通り、上り第7閉塞信号へ向かう。逆に西谷駅方面に向かう列車は第2場内信号で相鉄線方面へ分岐し、羽沢横浜国大駅の3つの場内信号を通ってホームに入る。
- *ちなみに川崎駅乗り換えについては、当駅から鶴見駅に行く場合は紙の乗車券の場合不正乗車にはならない可能性が高いが(ICカードは不可)、鶴見線に乗り換えた場合や逆に鶴見駅から当駅に向かった場合は、鶴見駅で経路が一周した時点で本来は運賃計算を打ち切らなければならないため、別に一周するための乗車券がなければ不正乗車扱いとなってしまう。
- *当然だが、例えば「横浜市内まで」のきっぷを持った乗客が新横浜駅まで新幹線で来た後に、相鉄新横浜線でそのまま当駅に来ることはできない。「横浜市内まで」のきっぷをそのまま使うなら横浜線・京浜東北線で一度横浜駅に出てから横須賀線で武蔵小杉駅を経由し、当駅に来る必要がある。
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