二色の眼の龍よ！その黒き逆鱗を震わせ刃向かう敵を殲滅せよ！
エクシーズ召喚！いでよ、ランク７！
怒りの眼輝けし龍！
覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン！！
覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴンとは、アニメ「遊☆戯☆王アーク・ファイブ」に登場するカードである。
概要
遊矢の「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」とユートの「ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン」が一体化したモンスター。
エクシーズ・ペンデュラム・効果モンスター
ランク７/闇属性/ドラゴン族/攻 3000/守 2500
【Ｐスケール：青４/赤４】
(1)：１ターンに１度、もう片方の自分のＰゾーンにカードが存在しない場合に発動できる。
デッキからＰモンスター１体を選び、自分のＰゾーンに置く。
【モンスター効果】
ドラゴン族レベル７モンスター×２
(1)：レベル７扱いのＸモンスターを素材としてこのカードがＸ召喚に成功した場合に発動する。
相手フィールドのレベル７以下のモンスターを全て破壊し、その攻撃力分のダメージを相手に与える。
(2)：１ターンに１度、このカードのＸ素材を１つ取り除いて発動できる。
このターン、このカードはこのターンに破壊した相手モンスターの数まで１度のバトルフェイズ中に攻撃できる。
(3)：このカードがフィールドから離れる場合に発動できる。
自分のＰゾーンのカードを全て破壊し、このカードを自分のＰゾーンに置く。
※公式サイト「熱血！デュエル塾」による
エクシーズモンスターであり、ペンデュラムモンスターでもあるというかなり特殊なモンスターである。
ペンデュラムモンスターは魔法カード扱いとしてＰゾーンに発動するが、このカードはエクシーズモンスターでもあるため、正規の方法ではＰゾーンに発動できない。
オベリスク・フォース３人とのデュエルで登場。レベル７の「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」と、「相克の魔術師」と「相生の魔術師」の効果でレベル７となった「ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン」をエクシーズ素材としてエクシーズ召喚する。
自身の(1)の効果により、相手フィールドのモンスターを全て破壊して相手にダメージを与える。その後、(2)の効果で３回連続攻撃してオベリスク・フォース３人のライフを０にした。ﾜﾝﾀｰﾝｽﾘｰｷﾙｩ...
素良戦（２回目）でも登場。こちらも(1)の効果で素良の「デストーイ・シザー・ベア」と「デストーイ・シザー・タイガー」を破壊したあとに「デストーイ・サーベル・タイガー」に攻撃したが、時間切れのためデュエルが中断している。
この時のサブタイトルは「デュエルで笑顔を」であり、遊矢自身も素良の笑顔を取り戻すためにデュエルしていたが、エクシーズ召喚時の口上に「刃向かう敵を殲滅せよ」と含まれているため、なんだかよくわからないことになってしまっている。
このデュエルからこのカードを使用する際遊矢自身が暴走しなくなったため、自力で制御できるようになったのかもしれない。
零児戦（２回目）でも登場したが、こちらでは「DDD双暁王カリ・ユガ」に返り討ちに遭い、収録パック名の通り「クラッシュ・オブ・リベリオン」となった。
クロウ戦（２回目）で久しぶりに登場。この時遊矢と同じ顔のデュエリスト計４人が暴走状態でシンクロしており、プレイングの節々に４人の声が挟まれる状態だった。
エクシーズ召喚したターンに仕留めきることはできなかったが、装備魔法「覇王の翼」により自身と装備魔法の双方に破壊耐性が加わった状態となり、最後の「ＡＢＦ－涙雨のチドリ」の攻撃を耐えきり「覇王の翼」の効果で勝利した。
ここまでのデュエルでは、どれも破壊される前に決着がついたか中断したため、(3)の効果とＰ効果については使用されていなかった。
カイト戦においてユートの指示で初めて破壊後ペンデュラムスケールに置かれ、効果を使用し後続を確保している。
だが、カイト戦の前に、バレット戦に乱入したセルゲイとの戦いでこのカードが破壊されたにも関わらず、効果を使用せずそのまま敗北を喫している。この場合、効果でスケールにセットするペンデュラムモンスターによってはセルゲイの猛攻をしのげる[1]のだが・・・。
攻撃名は「反旗の逆鱗 ストライク・ディスオベイ」。
逆鱗の形状が変わったものの、攻撃モーションは「ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン」 とほぼ変わらない。
破壊効果の効果名は「オーバーロード・ハウリング」。
このカードの初登場時にはかなりのエネルギーが発生するためか、その場にいた権現坂とミエルが吹き飛ばされている。
また、ユーゴも所持していた「クリアウィング・シンクロ・ドラゴン」が光って別の場所に転送されている。しかし、転送された場所がフィールド魔法によって氷山になっている場所だったので本人は時間も越えたのだと勘違いしている。ここは氷河期か…？
シンクロ次元で再登場した際には、シティのハイウェイのコースチェンジ機能が召喚の余波で破壊されるというハプニングを招いている（非常用のバックアップも同時に破壊している）。アクションデュエルの性質を持ったライディングデュエルであるため事故は避けられたが、遊矢自身も危機に陥ったこの事故により、対戦相手のクロウは遊矢がトップスに与しているのではないかというコモンズ故の疑念を振り払うきっかけになった。
しかしこの時、遊矢を狂わせているヘルメットの制御プログラムまでも同時に破壊されてしまい、遊矢の命を脅かすというまさかの事態に陥ってしまう。
「ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン」から進化したことを踏まえてか、視聴者からの通称は「絶対笑顔竜」。どうしてこうなったかは当該カードと「デュエルで笑顔を・・・」の記事を参照。
このカードが登場したデュエルでは、対戦相手のうち素良・零児の二人が、目的の笑顔ではないが笑顔を見せている。（素良は遊矢とのデュエルにワクワクして。零児はこのカードの登場により自らの目的を果たしたことが原因）
なお、登場から間をおかず別のカードゲームで似たような名前のドラゴンが登場しているが、登場時期の関係上偶然似通っただけであり、向こうのカードゲームアニメでのみネタコメントされており、遊戯王動画では特にネタにされていない。
ＯＣＧ版
「クラッシュ・オブ・リベリオン」（2015年4月25日発売）でOCGに登場。
エクシーズ・ペンデュラム・効果モンスター
ランク７/闇属性/ドラゴン族/攻 3000/守 2500
【Ｐスケール：青４/赤４】
(1)：１ターンに１度、もう片方の自分のＰゾーンにカードが存在しない場合に発動できる。
デッキからＰモンスター１体を選び、自分のＰゾーンに置く。
【モンスター効果】
ドラゴン族レベル７モンスター×２
レベル７がＰ召喚可能な場合にエクストラデッキの表側表示のこのカードはＰ召喚できる。
(1)：このカードがＸモンスターを素材としてＸ召喚に成功した場合に発動する。
相手フィールドのレベル７以下のモンスターを全て破壊し、 破壊した数×１０００ダメージを相手に与える。
このターンこのカードは１度のバトルフェイズ中に３回攻撃できる。
(2)：モンスターゾーンのこのカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
自分のＰゾーンのカードを全て破壊し、このカードを自分のＰゾーンに置く。
ペンデュラム効果はアニメと同様の効果。
モンスター効果は、アニメの(1)と(2)の効果が調整されつつ統合され、(3)の効果の発動条件が厳しくなった。
また、エクストラデッキで表になっているこのカードがペンデュラム召喚に対応していることも明記された。
モンスター効果(1)は、エクシーズモンスターを素材にエクシーズ召喚する必要がある。
そのような召喚を行う効果がこのカード自身にないため、 この効果の発動には必然的にRUMや「相克の魔術師」が必要になる。
さらにRUMに関しては、現実的に出せるＲＵＭである「ＲＵＭ－幻影騎士団ラウンチ」登場前は事実上「ＲＵＭ－アストラル・フォース」か「ＲＵＭ－ソウル・シェイブ・フォース」にしか対応しておらず、「ＲＲ－ブレイズ・ファルコン」を素材に「ＲＵＭ－ソウル・シェイブ・フォース」を使用する以外に現実的な方法はなかった。
闇属性・ランク6からこのカードにランクアップが可能な「ＲＵＭ－幻影騎士団ラウンチ」と、初のドラゴン族・闇属性・ランク5「ダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴン」の登場により一応は緩和されたが、後者はランクアップ元を限定している専用カードである[2]。
その分発動すれば、相手のレベル7以下のモンスターを一掃した上でバーンダメージを与え、さらに三回攻撃までできる。破壊されたモンスターを墓地に送る必要がないため、トークンやペンデュラムモンスターを破壊した場合もダメージが入る。
泣きっ面にリベリオン。相手は死ぬ。
留意するべき点はレベル８以上やエクシーズモンスターには通用しない事と、破壊に失敗するとバーンダメージはおろか三回攻撃もできなくなる点であろう。
モンスター効果(2)は、破壊された場合限定でペンデュラムゾーンに移動する効果。
エクシーズモンスターは手札に持てないため、ペンデュラム効果を使うには、この効果の発動が必須となる。
ペンデュラム効果は、デッキからペンデュラムモンスターをＰスケールに置く効果。
デッキから制限なしで直に置けるのは優秀で、「発動」ではないため「魔封じの芳香」が存在しても使える。
ただし、このカードのＰスケールが４のため、効果を使用する場合は十分注意したい。
Ｐスケールにセットしてこの効果を使うことをあてにし、「オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴン」や「エクシーズ・シフト」でエクストラデッキに裏側で存在するこのカードを出すのも選択肢としては有用。
また、仮に効果を無視したとしても、レベル７×２体で出せるエクシーズモンスターの中では最高の攻撃力を持つという魅力がある。
「レベル７ドラゴン族×２」という素材も【真紅眼の黒竜】などであればそれほど重くはない。
なおこのカードと相性の良いカードとして征竜が挙げられる。３体征竜を展開し「真紅眼の黒炎竜」をエクシーズ召喚するか、２体の征竜を用意した上で墓地にレベル７レッドアイズを用意し同様のエクシーズ召喚をすればレベル７とランク７のドラゴンが揃う為、あとは「相克の魔術師」１枚でエクシーズ召喚できるようになる。
が、2015年4月の制限改訂において親征竜が全て禁止カードに指定されている。
征竜を除けば、「真紅眼の鋼炎竜」でエクシーズ召喚の下地を揃えられる【真紅眼の黒竜】との相性がいい。
また、「ＲＵＭ－幻影騎士団ラウンチ」の登場により、ランク6・闇属性エクシーズモンスターが出せるデッキに忍ばせることが可能になった。
エクシーズ召喚あるいはエクシーズ召喚扱いとする特殊召喚（以下『正規召喚と呼称する』）等に成功したこのカードがエクストラデッキに表側表示で送られる場合、このカードをペンデュラム召喚だけでなく、裏側表示の時と同じく「カードの効果による特殊召喚も可能となる」。
この正規召喚された情報はエクストラデッキに裏側で加わるまで継続するため、たとえば正規召喚したエクストラデッキのこのカードが「轟雷帝ザボルグ」の効果で墓地に送られても墓地から蘇生が可能。
ただし、エクシーズ召喚やRUM等のエクシーズ召喚扱いの特殊召喚で出すことは不可能である（「RUM－千死蛮巧」のみエクシーズ召喚扱いで特殊召喚を行わないが、このカード自身が「CNo.」モンスターでも「CX」モンスターでもないため実質出すことは不可能である）。
また、「オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴン」などで正規召喚を用いずに特殊召喚された後、表側表示でエクストラデッキに送られたこのカードは通常の手段では一切再利用できない。一度エクストラデッキ外に出てから手札またはデッキに戻す効果を受けた場合は、エクストラデッキに裏側表示で戻る為、回りくどいがその手段により再利用が可能となる。
関連動画
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関連項目
脚注
- *スケール8をセッティングすればペンデュラム召喚で「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」を壁にできる。OCGでは後に禁止カードになったが、「ＥＭモンキーボード」を使えばレベル３か２のＥＭを壁に出来る。
- *ちなみにＲＲならＲＵＭを使う全ギミックが無理なく採用可能。アニメでもＲＲを使う黒咲はユートと関わりがある為、入れておくのも面白い。
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