『BLUE DRAGON』とは、ミストウォーカーのゲームソフト『ブルードラゴン』を原作としたテレビアニメである。
2007年4月から2009年3月までテレビ東京系各局他で放送された。全102話。
概要
旅の剣士「ゾラ」に導かれた「シュウ」をはじめとする少年少女達が自らの「影」を操り、全世界征服をたくらむ「グランキングダム」の王「ネネ」と強大な力を持つ「闇」(続編では「上位生命体」)との戦いを描く冒険物語。Xbox 360で発売されたテレビゲーム版第1作と基本設定が酷似しているが、細部では主要キャラクターの性格や設定年齢、影の能力、オリジナルキャラクターの追加などの各種設定変更が行われている。ナレーションは高塚正也。
2008年4月より続編となる新シリーズ『BLUE DRAGON 天界の七竜』(ブルードラゴン てんかいのしちりゅう)と改題。新シリーズは、地上波ではテレビ東京系列と山形テレビ、南海放送のみ放送となる。
あらすじ
第1期
35万年ほど前に「光」と「闇」の戦いがあり、闇は「光の戦士」と呼ばれる突出した能力を持つ7人の「影使い」の力によって封印された。その事実は神話として受け継がれており、彼らの活躍は「はじまりの書」に記録され、彼らの持っていた「影」の能力は誰も知らない間、密かに受け継がれることとなった。
35万年を過ぎたころ、古代の技術と人工の影で世界征服を企むグランキングダムの王「ネネ」が出現。闇の祝福を受けし子供たちを各地で捕え、世界征服への行動を開始する。
同じ頃、人工ではない影を持つ旅の女剣士「ゾラ」はその野望を阻止するため、7人の光の戦士の末裔である少年「ジーロ」と共に残りの末裔を探していた。そして、タタの村で穏やかな日々を送っていたナイトマスターに憧れる少年「シュウ」と、幼馴染で天才的な頭脳持つ少女「クルック」に出会う。
その時、彼らの元にグランキングダムが侵攻。戦いの最中、シュウは自分の影である「ブルードラゴン」を目覚めさせる。
そしてネネを倒すため、悲しみを広げないため、シュウとクルックはゾラ達と共に旅へ出た。
第2期『天界の七竜』
闇の封印でシュウ達7人の光の戦士の末裔が影を失ってから2年が過ぎたが、未だに戦火は止まず、ゼネラル・ロギ(以後「ロギ」)が組織するローゼンクロイツ軍と、それに対抗するレジスタンスの争いが各地で続いていた。
シュウは「ブーケ」や「レゴラス」と共にレジスタンスとして戦っていたが、ある日、空から何かが落ちた跡を調査していると影使いのことを知っている謎の少年「ノイ」と出会う。しかし、途中でローゼンクロイツ軍に見つかってシュウ達は追い詰められる。
その直後、空から「レッドドラゴン」が降臨しローゼンクロイツ軍は全滅するが、標的を変えシュウ達に襲いかかってきた。レッドドラゴンからブーケにとどめのビームが撃ち込まれた時、ノイの力でシュウのブルードラゴンが復活。ブーケを守り、レッドドラゴンをなんとか撃退する。
その後、かつての仲間達の影を復活させる為に旅に出たシュウの元へ「ミヒャエル」と名乗る上位生命体が出現。レッドドラゴンを影として操り、何かを試すかのように攻撃を仕掛けてくる。同じ頃、ロギの元に「ロッタレース」と名乗る上位生命体が現れ「オーディーン」を復活させるが、ロギと対決し失望したロッタレースはローゼンクロイツの首都アルバローズを壊滅させ、ロギは消息不明となる。
その後、上位生命体によって、様々な事件が起こり始め、シュウ達は上位生命体が投げかける試練に立ち向かうことになる。
登場キャラクター
7人の「光の戦士」の末裔
- シュウ(声:根本圭子)
- タタの村出身。主人公。「ブルードラゴン」の影を持つ。
- クルック(声:葉月絵理乃)
- タタの村出身。天才少女。「フェニックス」の影を持つ。
- ジーロ(声:浪川大輔)
- ゾラと旅をする少年。家族をザボ達に殺される。「ミノタウロス」の影を持つ。
- マルマロ(声:雨蘭咲木子)
- デビー族の少年。自称「正義の味方」。スケベ。「サーベルタイガー」の影を持つ。
- ブーケ(声:中島沙樹)
- ラー族の一人。シュウに一途な「お乳様」。透明になれる。「ヒポポタマス」の影を持つ。
7人の「光の戦士」の影
- ブルードラゴン(声:高塚正也)
- 好戦的でプライドが高い。ツンデレ。必殺技は「ファイヤークライシス」など。
- フェニックス(声:坪井木の実)
- 瞬間移動が使える。必殺技は「プロテクトフェザー(いわゆるバリアー)」など。
- ミノタウロス(声: 落合弘治)
- 力には自信がある。必殺技は「怒涛」など。
- サーベルタイガー(声:堀川仁)
- 見かけによらず非常に礼儀正しい。必殺技は「正義の鉄槌ビーム」など。
- ヒポポタマス(声:チョー)
- 変身能力に優れる。必殺技は特になし。パワーアップ後、「ラーニング」を身につける。
ブルードラゴンのお姉さま達
- ゾラ(声:朴璐美)
- 旅の剣士で影使い(第1期)。7人の「光の戦士」の末裔を探している。実は…。
- デルフィニウム(声 :木村亜希子)
- ロギに仕える諜報員(第1期)。人工の影を持ち、暗殺者としての顔も持つ。
- シンシア大尉(声 :高口幸子)
- 独立遊撃部隊の紅一点(第1期)。「おばさん」と言われるとすぐキレる。ナルシスト。
- マチルダ・オブ・アルバローズ(声 :岩村琴美)
- ロギの側近(第2期)。鼻声。瞬間移動ができる人工の影を持つ。
- スィー(声 :木下紗華)
- 名情報師「ホメロン」の妹(第2期)。兄貴の変装ネタにされる。
- スレイプニルの女パイロット(声:?)
- 「ラファール」と呼ばれていたが詳細は不明(第2期)。
- ロッタレース(声:豊口めぐみ)
- 白ドラゴン(第2期)。通称ロッタ。ブーケに興味を持つ。
- ヒルデガルド(声:浅野真澄)
- 緑ドラゴン(第2期)。男の声(声: 内田夕夜)も出せる。お乳様。
スタッフ
原案 | 坂口博信 |
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キャラクター原案 | 鳥山明 |
監督 | ユキヒロマツシタ |
シリーズ構成 | 大和屋暁 |
キャラクターデザイン | 二宮常雄 |
音楽 | 植松伸夫、大橋恵 |
音響監督 | 高桑一 |
製作 | テレビ東京、studioぴえろ |
関連動画
関連リンク
関連項目
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