εὕρηκα(ヘウレーカ)とは、古代ギリシア語の動詞「見つける(εὑρίσκω:ヘウリスコー)」の一人称単数完了直説法能動態である。意味は「見つけた」「分かった」となる。
このεὕρηκαがラテン文字化されたのがEureka(エウレカ)である。
アルキメデスがアルキメデスの原理を発見したときの逸話が有名。
”εὕρηκα”の概要
当時、ギリシア人の植民都市であったシラクサの僭主ヒエロン2世が金細工師に金を渡し、純金の王冠を作らせた。ところが、金細工師は金に混ぜ物をして王から預かった金の一部を盗んだ、という噂が広まった。そこでヒエロンはアルキメデスに、王冠を壊さずに混ぜ物がしてあるかどうか調べるように命じた。
アルキメデスは困り果てたが、ある日風呂に入ったところ、水が湯船からあふれるのを見てアルキメデスの原理のヒントを発見したと言われる。このとき、浴場から飛び出たアルキメデスは「εὕρηκα!εὕρηκα!(分かったぞ!)」と叫びながら裸で走っていったという伝説も残っている(もっとも、この時代のギリシアでは男性は裸で運動するのが普通で、裸で外を走っていても別に珍しくはなかった)。
アルキメデスは、金細工師に渡したのと同じ重量の金塊を用意し、これと王冠を天秤棒に吊るしてバランスを取り、水を張った容器に入れた。空気中では、天秤棒はてこの原理によりバランスが保たれる。てこの原理は水中でも変わらないので、金塊と王冠を水中に沈めても天秤棒のバランスは保たれるはずである。しかし、水中でのバランスが崩れたために王冠と金塊の比重が違うということが判明し、金細工師の不正が明らかになった。これがアルキメデスの発見した浮力の原理である。金細工師の名は知られていないが、その後死刑になったと伝えられる。
関連静画
”Eureka”の概要
以下の記事は曖昧さ回避です |
日本語ではエウレカ、ユリーカ、ユリイカ、ユーレカなどとも表記される。日本のみならず世界中で名前に用いられている。
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実在のEureka
組織・ブランド
天体
地名
人名
品種名
器具名
作品名
架空のEureka
関連項目
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