SCP-409-JP単語

ショウライテイフシギ
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SCP-409-JPとは、ふしぎな落語家(噺)である。オブジェクトクラスEuclid

SCPとはなんのこっちゃという方は→SCP Foundation 

概要

東京都の某所の演芸場で「笑来亭ふしぎ」という名前で演を行っている。SCP財団からは50代前半の東洋人男性とされているが、話し方が江戸言葉なので、生江戸っ子だと思われる。

噺の内容自体は異常なものではなく、既存の落語あらすじの同じものを演じている。むしろふしぎ師匠の噺の質が高いため、観客も自然と聞き入ってしまう。

しかし、SCP財団に登録されている以上、この人物も異常性を持っており、出現後には噂が広まらないよう、撃者にクラスAの記憶処理が施される。

普通落語家と違う点として、大きく分けると3つの点が挙げられる。

  1. 突然他の落語の演の間に割り込んで出現する
  2. 内容は客のリクエストで決める
  3. 終了後に観客や会場に特異な効果が発生する

1は、つまり「観客や催者も想定していないのに、突然ふしぎ師匠が割り込む」ということである。それが原因で他の演が遅れたり飛ばされたりするが、特にも気にしない。

2は、ふしぎ師匠が始まる前に「今日はなんの噺をしようか」と観客に尋ねる。原則として一番く答えた観客のリクエストに応じて、噺を行う。「の出てくる噺」など、タイトルでないものでも可

一番厄介なのは3で、話の演が終わった後、周辺に異常が発生する。異常の内容は噺の内容と対応していることが多い。SCP財団がいくつか実験をしているので、以下にその例を示す。

4回~6回落語なのに落にならないことになっているが、いったい何があったのか順を追って説明する。

実験記録001(寿限無)

<今回のリクエストは「寿限無」。リクエストしたのはエージェント・███。その結果、演終了後にエージェント・███の名前が「エージェント・寿限無寿限無五劫の擦り切れ海砂利水魚行末来末来末食う寝る処に住む処やぶら小路の藪柑子パイポパイポパイポのシューリンガンシューリンガンのグーリンダイグリンダイのポンポコピーポンポコナーの長久命の長助」となった。しかも関係人物の記憶変まで伴っていたため、最初は財団も名前が変わっていたことに気付かなかった。

ここで「寿限無」のストーリーをおさらいする。「なんで寿限無寿限無五劫の擦り切れ海砂利水魚行末来末来末食う寝る処に住む処やぶら小路の藪柑子パイポパイポパイポのシューリンガンシューリンガンのグーリンダイグリンダイのポンポコピーポンポコナーの長久命の長助の話を今更聞かなくちゃいけないんだ?」「寿限無寿限無五劫の擦り切れ海砂利水魚行末来末来末食う寝る処に住む処やぶら小路の藪柑子パイポパイポパイポのシューリンガンシューリンガンのグーリンダイグリンダイのポンポコピーポンポコナーの長久命の長助の話って該当記事寿限無」の説明を読んでもらえればいいんじゃないの?」と思うかもしれないが、一応。

ある夫婦の間に子が生まれる。どのような名前を付けようか悩み、寺の和尚さんに相談しに行く。いろいろとありがたい名前を教えてもらうが、どれもいい名前で迷ってしまう。その挙句、教えてもらった名前を全部つけ、「寿限無寿限無五劫の擦り切れ海砂利水魚行末来末来末食う寝る処に住む処やぶら小路の藪柑子パイポパイポパイポのシューリンガンシューリンガンのグーリンダイグリンダイのポンポコピーポンポコナーの長久命の長助」とすることにした。

その後、寿限無寿限無五劫の擦り切れ海砂利水魚行末来末来末食う寝る処に住む処やぶら小路の藪柑子パイポパイポパイポのシューリンガンシューリンガンのグーリンダイグリンダイのポンポコピーポンポコナーの長久命の長助はすくすく育った。ある日、寿限無寿限無五劫の擦り切れ海砂利水魚行末来末来末食う寝る処に住む処やぶら小路の藪柑子パイポパイポパイポのシューリンガンシューリンガンのグーリンダイグリンダイのポンポコピーポンポコナーの長久命の長助友達の頭にたんこぶを作ってしまう。「寿限無寿限無五劫の擦り切れ海砂利水魚行末来末来末食う寝る処に住む処やぶら小路の藪柑子パイポパイポパイポのシューリンガンシューリンガンのグーリンダイグリンダイのポンポコピーポンポコナーの長久命の長助がたんこぶを作った!」と話をしているうちに、名前が長すぎて、たんこぶが引っ込んでしまった。

…というもの。オチ寿限無寿限無五劫の擦り切れ海砂利水魚行末来末来末食う寝る処に住む処やぶら小路の藪柑子パイポパイポパイポのシューリンガンシューリンガンのグーリンダイグリンダイのポンポコピーポンポコナーの長久命の長助溺死するものもあるが、今回は寿限無寿限無五劫の擦り切れ海砂利水魚行末来末来末食う寝る処に住む処やぶら小路の藪柑子パイポパイポパイポのシューリンガンシューリンガンのグーリンダイグリンダイのポンポコピーポンポコナーの長久命の長助が作った友達のたんこぶが引っ込むというものを紹介した。

その後、財団が複数回同様の実験を行った結果、「エージェント・寿限無寿限無五劫の擦り切れ海砂利水魚行末来末来末食う寝る処に住む処やぶら小路の藪柑子パイポパイポパイポのシューリンガンシューリンガンのグーリンダイグリンダイのポンポコピーポンポコナーの長久命の長助」が3人生まれてしまった。2人は名を希望したが、1人はそのまま「エージェント・寿限無寿限無五劫の擦り切れ海砂利水魚行末来末来末食う寝る処に住む処やぶら小路の藪柑子パイポパイポパイポのシューリンガンシューリンガンのグーリンダイグリンダイのポンポコピーポンポコナーの長久命の長助」を名乗りたいと希望した。

財団の人事部は「エージェント・寿限無寿限無五劫の擦り切れ海砂利水魚行末来末来末食う寝る処に住む処やぶら小路の藪柑子パイポパイポパイポのシューリンガンシューリンガンのグーリンダイグリンダイのポンポコピーポンポコナーの長久命の長助」への名を止めなかった。

ただし「公式文書にはエージェント・寿限無と書くように」と通達した。理由は上の文章を見てもらえればお察しのとおりである。

実験記録002(時そば)

今回のリクエストは「時そば」。リクエストしたのはエージェント・███。一応エージェント・寿限無寿限無五劫の擦り切れ海砂利水魚行末来末来末食う寝る処に住む処やぶら小路の藪柑子パイポパイポパイポのシューリンガンシューリンガンのグーリンダイグリンダイのポンポコピーポンポコナーの長久命の長助から元の名前に戻ったようだ。

ここで「時そば」のストーリーをおさらいする。

ある男が屋台のそばを食べ終わった後、支払いをしようとする。男は細かい銭しか持っていないとして、一枚ずつ銭を渡していく。

「1、2、3、4、5、6、7、8…ところで今何時(なんどき)でい?」

「9つでい!」

「10、11、12、13、14、15、16…っと。ご馳走さん!」

まんまと1枚ちょろまかすことに成功した。

この後、それを聞いた別の男が挑戦するが、時刻が違っていたため余計に支払う羽になってしまったというオチがある。

この演後、会場に併設された売店の売上額が実際の商品の合計額と一致しなくなってしまった。お客さんが同様の手口を使った可性がある。

ちなみに、財団の収容プロトコルの名前も「時そば」になっている。おそらくこれが現時点で最も被害の少ない演ということらしく、ふしぎ師匠の出現時には財団職員が他の観客よりも先に「時そば」をリクエストして、被害を最小限に抑えているということなのだろう。ただ、何度もやりすぎるとさすがに売店の人がかわいそうなので、実験を経て「井戸の茶碗」か「道具屋」に変えることも検討されているようだ。

実験記録003(王子の狐)

今回のリクエストは「が出てくる噺」。リクエストしたのはエージェント・███で、実際に演じられたのは「王子」だった。あらすじを紹介する。

昔から人を化かすことで有名だった王子(現:東京都北区王子)の稲荷神社。しかし女性に化けようとしている所を男に隠し見されてしまう。男は何も知らない女狐を騙し、料理屋でに酔わせて眠らせ、勘定を払わずにトンズラしてしまう。

が起きてみると男がいなくなっていた。驚いて尻尾が生えてしまい、店の者にだとバレて追いかけまわされてひどいに遭う。

事の末を男は知人に話すが、「は執念深い。祟られるぞ」と言われ、ざめて王子稲荷神社まで詫びに行く。すると子がいたので、詫びの品のぼた餅を渡して謝り、帰った。

は先ほど騙されたぼた餅を渡そうとするが、あの騙した男が渡したというのでなかなか信用できない。子ぼた餅を食べようとすると、「いけないよ!かもしれない」と止める。

この演後、エージェント・███が消失。翌日、自で戻ってきた。演を聞きながら弁当を食べていたと思ったら、いつの間にか東京都内の某所の公園で██を食べていたらしい。幸いにもエージェント・███は軽い痛だけの症状で済んだ。

何を食べていたのかはご想像にお任せする。ひょっとしたら痛以上の苦痛があったかもしれない。

実験記録004(一眼国)

今回のリクエストは「一眼」。リクエストしたのは一般人の66歳男性。別の演実験しようとしたエージェント・███よりリクエストしてしまった。「一眼」のあらすじを紹介する。

見世物を出していた香具師が、六十六部(巡礼中の修行僧)から「江戸から100里ほど北の方角に行ったところで、一つ女の子を見た」という話を聞き、見世物に使えないかと思い探しに行く。

すると、実際に一つ女の子がいたので、香具師が連れ去ろうとした。するとたくさんの人々が現れ、香具師はお縄になってしまう。不思議なことに、その人々は全員一つだった。

代官らしき一つの人物から尋問を受けるが、「顔を上げろ」と言われ香具師が顔を見せると、「二つの顔だ、しいぞ」「取り調べは後だ、さっそくこいつを見世物に出そう」ということになってしまった。

実は一つの方が普通だと思ってしまった香具師が自分でを潰し、「これで普通の一つになったぞ」となるオチもある。

の後、リクエストをした66歳男性消失。そのまま行方不明になってしまった。

この後、エージェント・███は告処分を受け、SCP-409-JPの担当から外された。代わりに、エージェント・██が担当となり、以降はSCP-409-JP、つまりふしぎ師匠に強硬策をとるようになっていく。

実験記録005

リクエストはなし。ふしぎ師匠が壇上に上がると、財団職員が非常ベルを鳴らし、観客を退場させた。

これにふしぎ師匠口の江戸言葉で激怒エージェント・██がふしぎ師匠の確保のため舞台に上がると、師匠舞台袖に逃げていき、直後に消失した。

実験記録006(大丸屋騒動)

エージェント・██が時そばリクエストし、演中に携帯電話を鳴らすなどしてふしぎ師匠の演を妨する…予定だった。

師匠が壇上に出てくるが、めくりの部分に表示された名前は「笑来亭ふしぎ」ではなく「来亭おわり」だった。同時にエージェント・██が全く椅子から動けなくなってしまう。今回、おわり師匠は客からのリクエストを募らず「大丸屋騒動」を演じた。あらすじを記す。

な登場人物は伏見(現:京都市伏見区)の大手町にあった商大丸屋のの宗兵衛の宗三郎、そして舞のおときの三人。宗三郎は護身用に、妖と恐れられた村正を持っていた[1]

三郎はおときを愛人にするが、親戚からの怒りを買い、別居する。の宗兵衛は親戚を説得して二人を結ばせようとするが、おときが修業をして親戚に認められるまで待つことにして、宗三郎とおときに「それまで双方会わないように」と伝える。

しかし宗三郎慢できずに、村正を持って園にいるおときに会いに行ってしまう。なかなか会おうとしないおときに宗三郎イライラし始め、会っても付き合いを渋るおときについにを付けた村正を振り下ろしてしまう。すると、割れおときに村正が直撃、死亡する。それを撃したおときのも、何が起こったのか説明しようとした宗三郎の村正に当たってしまい死亡する。

そのまま宗三郎は村正を持ち、気が狂ったのか、妖に魅せられてしまったのか、園を歩く人々を次々と襲い始める。

騒ぎを聞きつけた宗兵衛は宗三郎を羽交い絞めにして止める。宗三郎は村正を振り回すが、なぜか宗兵衛には傷一つつかない。不思議に思った役人が尋ねると、

「私はってもれぬ、不死身伏見)のでございます」

終了後、[データ削除]が発生。SCP-409-JPの確保作戦期限延期となった。

関連動画

関連リンク

関連項目

おあとがよろしいようで。

脚注

  1. *三郎が村正を持っていた経緯については複数の噺の筋がある

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SCP-409-JP

1 ななしのよっしん
2019/07/06(土) 13:09:16 ID: lcRdwRqB0l
実験記録006…SCP-572の収容違反でも起きたのかな?

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