ここではTPP推進派と反対派それぞれの主張をリストアップする。
TPPに関する風説の記事も参照されたし。
推進派と反対派の主張
不景気なときに輸入品が安くなってある程度お金がういても、それが必ず他の財に消費されるとは限らない。 (例 貯金、借金の返済等) |
TPPに否定的なコメントを述べる識者・関係団体
- 中野剛志(京都大学准教授 経済産業省官僚)
2011/10/27 フジテレビ番組 「とくダネ」にて
「民主党の前原誠司さんは一次産業の1.5%を見捨てて、98.5%の利益ためにTPPに参加すべきといっているが、東北の一次産業0.5%ですよ。震災で被害にあってこれから復興していかなくてはいけないのに・・・・
東北被災地の一次産業はTPPのために見捨てるんですね。」
(同日、同番組内にて 小倉智昭の「TPPに反対されている理由は何ですか?」という質問に対し)
「日本国民にとってメリットがない」
「メリットがあると言っていることは全部嘘っぱち
(例:その2.7兆円のGDP増加というのは、10年の合計ですよね。(意図的に)書いて無いじゃないですか。」
「デメリットはたくさんある。農業だけでなく、食の安全・雇用・環境とかいろいろあるにも関わらず、
それについてマスコミが一切報道してない」
つまり「最大の問題はマスメディア」「『大勢は決まっているので議論しても無駄だ 』という空気を作るような記事が掲載される新聞さえある」(ここへきて急速にTPPに対する国民の関心が集まったのは)「農業だけの問題だと思っていたら 農業以外にも関係すると気づいたから」(であり、このことで自分さえよければいいという国民の姿があぶり出された)(多くの国民がTPP反対派になったと して、今から「TPP不参加」へと流れを変えることは果たして可能なのだろうか?という問いに対して)「理屈上は可能」「国会での批准を阻止する段階で、 あるいはアメリカが『お前らは(国内で)準備できてない』と言う可能性があって、TPP推進論者や(野田)政権、アメリカを戦慄せしむるような反対運動を やればできる」(また、日本人が日本人自身を"なめている"ことが根深い問題だとし)「(日本人は)ちょっと一発かましてやったほうがいいんですよね。 TPPへの参加を蹴っ飛ばしたからって、(その後)たいして何も起らない」
TPPに肯定的なコメントを述べる識者・関係団体
- 小泉進次郎 自民党衆議院議員
「自由貿易体制推進は過去の自民党の間違っていなかった部分だ。民主党のTPPには反対だが(自民党が)与党になったら批准するという論理が通用するわけがない」
「どっちつかずの状況は(賛成派と反対派)両方からがっかりされている。自民党は野党のときも与党のときも言うことを変えず、一貫した方向性を示さなければならない」 (時事通信社 「自民もTPP推進を=小泉進氏」)
立場不明
田村耕太郎(米ランド研究所客員研究員、元参議院議員)
「米国の視点からTPP問題について語り、東アジア戦略における日本の価値、重要性は相対的に高まっている」「(その上で、)日本はTPP交渉の具体的な内容について発言する権利があり、交渉の過程においても、自らの立場を強く主張すべき」(TPP問題で専門家たちが議論の応酬 怒号も飛び交った「トコトン議論」)
関連項目
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