Xboxギフトカード(旧 マイクロソフトポイント)とは、Xbox360、XboxOne、XboxSeriesX/S、PCのオンラインサービス「Xboxネットワーク(旧 XboxLive)」内におけるゲームやダウンロードコンテンツ(DLC)の購入時に使用するプリペイド方式のサービスである。
マイクロソフトポイント時代の旧略称は「MSP」、旧俗称は「ゲイツ」または「ゲイツポイント」。困ったことにユーザーにとっては正式名称のマイクロソフトポイントよりも非公式名称の「ゲイツ」のほうが話が通じやすい。
※「ゲイツ」という呼称はマイクロソフトの創始者の1人であるビル・ゲイツに由来している。
概要
現在は、現地通貨価格を記載したXboxギフトカードがコンビニエンスストア等売っているため、レートなどは考えなくてよくなった。
基本的に固定相場制。2011年現在、日本円(※JPY)との交換レートは1ゲイツ=約1.43円(1.43JPY)である。
※2011年11月より、以前からあった謎課税がなくなり1000円/700ゲイツのレートに。しかしながら計算しづらくなったのも事実。
外国通貨との比較はWikipediaの記事を参照されたし。
※人によっては混同されやすいが、ここで言う「JPY」は「Japanese Yen」の略であり、決して「ジューシーポーリーイェイ」の事ではないので気をつけたい。
購入方法
購入方法はゲームショップ等にてXboxプリペイドカードを買う、またはXbox Live上でのクレジットカードによる決済、コンビニエンスストアでのXboxプリペイドカード購入などがある。
コンビニエンスストアでの購入は、店頭の情報端末を使って引き換え券を用意して、レジで支払・引き換えという流れになる。店側で印刷された番号通知表がそのままケースの中のカードと同じになるので、昔のプリペイドカードのように頑丈な梱包ケースと格闘する必要はない。ただし割引は一切ない。
下記の購入方法は現在では使えない
クレジットカードによるオンライン決済や、コンビニエンスストアでの購入など、ゲイツは基本的に固定相場制ではあるが、実質的にはヨドバシカメラ等の大型量販店やAmazonに於いてはプリペイドカードが定価より割り引かれて販売されている。
特にAmazonでは3500ゲイツ(定価5250円)のプリペイドカードが約13~約19%off(売価:4567円~4252円)で販売されている事が多い上に、送料無料なので是非活用されたい。加えて、2008年9月以降になってからは売価が19% off の4252円で安定している(但し、この値引率が今後も続くかどうかは不明)。ニコニコ市場を経由してAmazonで買えば、赤字続きでいつ潰れるやもしれないニコニコ動画の延命に少しは役立つかもしれない。
そのおかげかどうかは定かではないが、ニコニコ動画は現在黒字経営に転換している。
なお、プリペイドカードは地域ごとに用意されており、ある地域用のプリペイドカードを他の地域用のアカウントで使うことには制限がある。また余ったゲイツを他のアカウントに移動することもできない。
なお、プリペイドカードが他の地域で利用できないのは、アカウントに登録されている地域で発売されていないプリペイドカードは使用できないようになっているためらしい。日本では1400ポイントと3500ポイントのプリペイドカードがあるが、アメリカ、ヨーロッパ、日本以外のアジア諸国ではこれらのカードは発売されていないために利用不可。唯一カナダだけは1400ポイントが流通しているので、日本の1400ポイントのカードを使ってカナダのアカウントに補充することは可能(コンビニで発売されているのはなぜか不可)。国内未配信のDLCを購入したかったらカナダのアカウントを作成しておくのが楽。
利用方法
オンライン上でクレジットカード決済で購入した残高は自動的に購入を行ったアカウントに入るが、ゲームショップやコンビニエンスストアで購入した場合は購入したコードをXbox360、XboxOne、XboxSeriesX/Sなどで入力し自分のアカウントに入れる必要がある。
このようにして自分のアカウントに入れたギフト残高は、以下の目的に使用することができる。
全世界規模での決済上限
意外なことかもしれないが、24時間単位の間にゲイツポイントで決済できる額には全世界総計で上限があるらしい。この上限を超えると、たとえゲイツポイントを持っていたとしても、単位時間が過ぎるまでゲイツポイントによる決済が出来ない。(おそらく、全世界で取り扱うゲイツポイント全てが対象)
当然おいそれと突破できるような設定にはされていない筈であるが、かつて「エースコンバット6」と「アイドルマスター ライブフォーユー!」のDLC(とXbox Live Arcade「トリガーハートエグゼリカ」)の配信が同日に行われた時にパンクが発生した事がある。
頑丈だったパッケージ
Xboxプリペイドカードは、そのカード裏面に印刷された25桁のコード(アルファベットと数字の混合)を、Xbox Liveに接続したXbox360、から、もしくはWeb上のMicrosoftアカウントページに入力することにより、Xboxプリペイドカードに書かれた金額がXbox Liveアカウントへと補充される仕組みである。
従って、最も重要なのはカード自体ではなく、コードそのものである。つまり、仮にカードの裏面を悪意ある第三者に知られてしまった場合、一瞬にしてその商品価値はゼロになる。(限定版アイドルマスター柄カードのようにコレクターアイテム的価値がある場合はこの限りでないが、それでもXboxプリペイドカードとしての価値は無くなる)
そのためXboxプリペイドカードのパッケージは非常に厳重なブリスターパッケージングが施されていて、簡単に開封することが出来な……かったのも昔の話。2011年より紙トレイ+スリーブの簡易包装となり、ガチガチパッケージと格闘する日々は終わった。さらに2011年11月にパッケージ方式が変わり、ついにカードですらなくなってしまった。裏面の帯状の開封口を開けた後、そこからめくって内側のコード隠蔽用ラベルを剥がす方式となっていたが、それもつかの間で、ラベルは廃止されスクラッチになった。
なお過去に簡易包装がされたケースは以下の通り。
- 『アイドルマスター ライブフォーユー!』柄限定版カード - 厚紙で全面を覆い周囲を貼り合わせているだけ。ただし貼り合わせの糊は結構強力。
※なお2009年4月発売の『アイドルマスターツインズ』柄限定版カードはいつものガチガチプラパッケージなので注意。 - Too Humanのゲオ購入特典300ゲイツ(厳密には100ゲイツ×3) - パッケージもなければスクラッチ加工もされておらず、コードが裸の状態で記録されている。
これをいかに開封するかで毎回ゲイツとの格闘を迫られたのも昔の話。素手で挑むのは時間と体力の無駄、爪・指へのダメージも加わる為、素人にはお勧めできず、以下の方法が良く執られていた。
- カッターでパッケージ表面に矩形状の窓を開け、カードを取り出す方法
- ハサミを用いて、パッケージ外周に配置された融着面より内側を外形に沿うように切断し、カードを取り出す方法
- ハサミ等を用いてパッケージを横断するように二分割。切断距離は短くなるが、カードを巻き込まない注意が必要
……など。
上記で挙げた道具にも向き不向きがあって、カッターを用いる場合はごく一般的な折り刃式カッターではなく、プラ版等の加工に使われるプラスチック用カッター(Pカッター。扱いには慣れが必要)の方が効率がよい場合がある。
また、ハサミの場合は非常に堅いPET素材を切り裂く必要がある為、紙切断を主目的としたものでなく、薄いプラ版、薄い金属板、カニ殻等、多目的利用を前提としたハサミの方が使いやすい。100円ショップで売られているリサイクル用ハサミ、万能ホビーハサミ、園芸用ハサミなども(値段の割には)使える。特にハサミの刃が細かいギザ刃加工になっているものは、滑りやすいPET素材をしっかり保持し、切る事が出来るのでお勧め。できれば、刃の長さは短く、かつ、持ち手(グリップ)部分は大きく、片方のグリップ内に人差し指から小指までの4本の指が収まる物の方がより小さい力でパッケージを切る事ができる。
※刃物を扱う際は、くれぐれもご注意願います。
MSPとアイマスとの繋がり
ニコニコ動画に於いては、アイドルマスターの新たなダウンロードコンテンツ(DLC)が発売される度に、ニコマス民によるDLC動画うp祭りが展開されるのは、もはや恒例行事といえる。そしてその度にニコニコ市場でゲイツの売り上げが上位に来る。
特に天海春香大閣下に関して高額のDLCを金に糸目を付けず買い込む者は愚民と呼ばれるなど、一種の代名詞ともなっている。一部には事務員である音無小鳥に関して「プロデュース出来るなら7650ゲイツでさえ怖くないぜよ」と言い出す漢らも存在する(詳しくは音無小鳥の項目参照)。
しかし7650ゲイツなんてJPYに直すとソフト1本分超と二の足を踏むけど、ゲイツで考えるとDLC全買い2、3ヶ月分だから大した額でもないという気分になる。この金銭感覚の崩壊はゲイツ算と呼ばれている。
余談だが、2007年10月28日の「THE IDOLM@STER GREAT PARTY TOKYO」においてファンからの質問として「あと何ゲイツぐらい用意して待っていればいいんですか?」という質問がバンダイナムコゲームスの坂上陽三氏にぶつけられ、坂上氏が「個人名ですからね、『ゲイツ』は」と注釈したというエピソードも存在する(なお「アイドルマスターライブフォーユー!」の限定版に同梱されたDVDにもこの模様は収録されているが、「ゲイツ」がピー音で伏せられ、更に「諸事情により、一部音声を加工しています」というテロップまで用意されている)。
関連動画
関連項目
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- 0pt

