ニコニコ大百科

この作品は時代考証を分代に取り入れた作品で傑作映画だろうと思う。
ただ、クレヨンしんちゃんである必要があったのかという疑問はいまだにある。
実際に、実写化された「BALLAD」を見てもしんのすけやひろしがいなくてもストーリーは成立している。

オトナ帝国は、しんのすけと野原一家(特に父親)だったからこそのストーリーになっているが、戦国大合戦はそこが弱い。

>>121
むしろこの作品をクレヨンしんちゃんとしてやったことにこそ意義があったのではと自分は感じた。
自分は原作も実写版も両方見たけど、実写版が微妙だったのって、クオリティダウンした合戦描写や演出もさることながら、「特に何の思い入れもない実写オリジナルの家族の話」になっていて、そのせいであまり感情移入できなかったというのが大きかった。　　　　
何年もの積み重ねがあるクレヨンしんちゃんとぽっと出の家族とでは、そこら辺んはどうしても差が出てしまうし、普段おちゃらけているしんちゃんたちを知ってるからこそ、アニメでは見られないしんちゃんのシリアスな言動や命を懸けて息子を守ろうとするひろしやみさえの愛情の深さが際立ったのだと思う。

確かにクレヨンしんちゃんとしては極めて異色な作風だし、結末も含めて賛否は分かれると思うけど、クレヨンしんちゃんである「必要」はあったのだと思う。

今日改めて見たけど本当に時代考証が徹底的になされているんだな…。すぐチャンバラする戦国作品に爪の垢を煎じて飲ませてやりたいくらいだ。
春日家が表舞台に立ったのが春日合戦だけというのもしっかり考えられてる。
カレーやビール等の未来の食料は歴史に残らず、戦場に乱入した車や敵将を打ちのめしたボディーブレードは、本来絶対上手くいくはずのない夜襲の成功は「奇妙な武具」という謎兵器のお陰という形で記述された。これも元々資料が少なすぎるから謎のままで済んでいる。
ひろしが図書館で読んだ歴史書にこういうのをこっそり書いておくという見返した人に気付かせる演出は良いものだな。

普通に時代考証が徹底されてるからね。だが野原一家が何故タイムスリップしたか、謎が非常に多い

というか、>>118の話した考察が面白いな
逆に考えれば春日が現代まで残ればタイムパラドックスで歴史は勿論、野原家に影響もある可能性があるとか、ますます切ない……





だが「BALLAD」、てめえはダメだ

俺が大蔵井だったら「お前」とか「許してやろう」とか言われたら一刀両断してるわ

面白い作品だったけど不殺主義を説く姫さんが嫌いでした。
まぁ子供向け作品やしそれに対する代償はちゃんと描かれているので妥当なのかもしれないけど

本職声優じゃないのに汚点じゃなかったと言われたがやっぱり汚点だったな
同じく懐古と昔の日本がテーマの大人帝国よりも懐古厨が減るからいいが

印字打ちを映像化した作品ってこの映画くらいじゃない？

他にも長槍を刺すのではなくちゃんと殴って倒すのも
凄くリアルで視聴して驚いた

地味だけどそういうところが凄い好き

当時見た時はラストの又兵衛の死が辛過ぎて感動どころかトラウマものだったなぁ
今でも二度と見たくないと思うのは心が成長してないという事なのだろう

ヘンダーランドや暗黒タマタマとかはビデオ借りて毎日のように見て楽しんでたけど、この作品は本当にラストが衝撃過ぎて毎日見る事ができなかったなぁ

クレしんらしくないって意見は実際もっともだけど
やっぱりこれ、1つの映画として出来が完璧すぎる

今回のウクライナでこの作品を思い出した

当時の外交にしっかり乗っ取った上での戦争だし、宣戦布告もちゃんと行って民間人も逃がしてるのにウクライナと比べるのはNG

いい加減政治厨消えねえかな
どこもかしこも出張してきやがって
いい加減にしろ

そうはいってもまぎれもなく戦争が題材の作品だし戦争は政治なんだよな

しかしまぁ良くも悪くも大人向けの作品だな
今のクレヨンしんちゃんしか知らない子どもにこれとオトナ帝国とカスカベボーイズ見せたら驚きそうだ

思ったんだけどしんのすけの名前が歴史のお話に載ってたシーンあるけど、ひろし達が様々な理由(手紙が見つからないとか手がかりを掴めなかった)で迎えに行けず、しんのすけはそのままその時代に骨を埋めて歴史のお話に残り…って世界線もあったんかな？

>>134
政治厨っていうか時事ネタガイジだな
これ最近流行りのあれじゃーんｗってやりたいだけ

春日の国が負けた場合はしんちゃんの歴史も葬られちゃうんじゃない？
野原一家の働きで〜って歴史が残ったのは春日が勝ったからだろうし

その場合はしんちゃんが完全に行方不明になってFINだな（絶望）

資料を見る限り最初から車とか持ち込まれて春日家の勝利することは歴史に組み込まれてるからなあ…
そこをねじ曲げたらタイムパラドックスなわけで

今見るとこれは反戦メッセージとも受け取れるな、と思った。なぜまたべえが最後死ぬのかというと、それはつまり戦争とは正義の良い人が勝つんじゃなくて結局みんなが傷つくものだから、と言ってるように感じる。

れんちゃんは、武士はたしかにかっこいいかもしれないけど、やっぱり平和な世の方がいいよね。戦は悲しいだけだよ、ということをその存在すべてで語ってるよね。悲しすぎる役目だけど。

にしても、一旦「正義が勝った」ように見せかけてから「戦争は嫌だね」という風に落としてくるのは本当に唯一無二な荒技ともいえるやり方だ。それをやるためにタイムスリップものにしたのか？　だとしたらとんでもない逆算だけど・・・。ともかく特異な映画だと思う。

正直又兵衛が撃たれて死ぬところ以上にラストの
「住んでいる時代は違えど空を見上げればそこには同じように雲がある」っていう演出が一番来る

そういえばクレしんで唯一戦争を描いてる作品だったんだな

簾姫は想い人を亡くすし、大蔵井家も一生モンの恥をかくし、春日家も北条家かどこかに潰されるし誰も幸せになってないよね

雲黒斎とはパラレルな歴史なんだろうな

簾姫の兄弟姉妹か従妹あたりの親戚筋が吹雪丸なんじゃないか？

しんのすけがいない世界に未練なんてあるか！？
「いや今のお前らには向日葵があるだろ……」としか初見から思えん

家族の誰か一人でも欠けてる世界に未練があるか？ってだけで
別にひまわりがいてもいなくてもどうでもいいって事ではない

オトナ帝国には少しだけ評判落ちてるけど、私自身歴史が好きという贔屓目もあってクレしんの映画の中では一番の名作だと思ってる
またこういうタイムスリップもの作って欲しいけど、戦国で出したらこれと比較されるし、それ以外の時代は人気が落ちちゃうし、難しいんだろうな

には→よりは　です。失礼しました