ニコニコ大百科

黒澤明の夢に近い印象
もちろんあれよりは理路整然としてるし起承転結もしっかりしてる
映画としてもちゃんと楽しめる

よく色眼鏡的に家庭に問題があるといわれやすいけれど。
父親はビジネスに熱中するテンプレ害親ではなく息子が大けがをすれば仕事を放り出して帰宅し、常に息子の味方として寄り添い、息子や妻に何かあれば工場を止めて社員を動員してでも助けようとする父親の鑑。
継母もよくある義理の子に冷たい母親ではなく、身重でも体を張って義理の息子を救い、自分を犠牲に義理の息子を助け親としての愛を注げる本物の聖人なんだよね。

実は問題があるのは眞人の方で、子供らしからぬ洞察力や機転を持っているけど代償に子供らしさを失っていて、普段は優等生のふりをしているけが優しい両親を利用してるところがある。
作中でも喧嘩した相手を父親の力を利用して陥れようとする（しかも事を大きくするためわざと自傷して優等生を貫くため相手を名指しせず、あくまで転んだという嘘に嘘を重ねられるほど用意周到）
子供の皮を被った大人みたいな存在なんだよね。
でもそこは美点としても描かれていて義理の母は危険な場所に自分を助けに来た眞人だけでも逃がすために「大嫌い」と咄嗟に突き放すようなことを言うんだけど眞人は裏の意味を即座に理解して本物の親としての愛を受け取って、親として受け入れている。

>>lv341664750

宮崎先生は昔から別に金稼ぎのために映画を作ってるってわけじゃないんだから、興行云々はマジで大きなお世話だよ。この映画が大ヒットしてるだのあの映画が大コケしてしまっただの、そんなくだらんことをいちいち気にして騒いでる連中には宮崎駿の作品を評価する資格なんて一ミリもない。

ジブリの盾が無ければガロ系作家として早々に人生終えてたかも知れないからカネは偉大

戦争が始まって3年目で母親が亡くなる。
戦争が始まって4年目で父親が再婚。
再婚相手は母親の妹。（しかも妊娠済み）

父さん、手が早すぎやしませんか。

実は宮崎駿の父も軍需産業で儲けてて最初の妻を病気で失ってから再婚まで1年だった
明日死んでもおかしくないから家を潰さないためにもそういう時代だったんだ

投稿失礼します
記事内参照用URL :

>>lv342233445

君たちはどう生きるか
↓
???「サラバード！」

>>398
インコたちが可愛らしいw

この作品メディアも持て余している感じがあるんだよなぁ。
・宮崎駿の１０年ぶりの新作
・主題歌は米津玄師
・初動『千と千尋の神隠し』の興行収入超
とか色々と話題性抜群だけど、公開一月近くたった今になっても情報公開が許可されていないのか、エンタメやニュースでも取り扱いが地味。
取り扱いたいけど、取扱注意みたいな作品になってる気がする。

>>394
そのくだらない事に心血注いで82歳まで作品作ってる人に酷い事言えたもんだなあ…
叶わなくとも社会を変える為、人に見てもらう為に表現するという人だろうに

46億でちょっと減速してきたけど、広告宣伝費一切なしなので今までの作品とは利益ベースで比べられないんだよな
普通の映画は製作費の1.5倍稼いでトントンらしいがこの映画はリクープラインがどこか全然わからない

周りが宮崎駿の説教！説教！っていうからよっぽど説教臭い内容なのかと観に行ったが
説教と言うよりは駿の心象風景って印象を受けたな

原作：宮﨑駿とスタジオジブリの人生
を元に、ファンタジックに仕立てたのアニメ化、というかなんというか

全然説教臭くないよね
「君たちはどう生きるか」と問いかけているというより、「どう生きてもええんやで」みたいなスタンスを感じたよ

具体的な言及は避けるけど、
人生は続編の出ない物語の続きを期待するように生きても良い
と言うような意図はあった気がする

偶然元ネタらしき物を知っててラッキーだった

お父さんが終始ウキウキしてるのなんか良かった
捜索行くときも過剰なくらい準備してたし

>>408
ひとつだけ追記

あの鳥が「どうせ忘れる」といってたのも含めて考えるなら
一人で余計に気負い過ぎないように、って事も心に留めたいかも

「絵画のモチーフが含まれている」って意見はなるほどと思った
冒頭の池のシーンはモネで、山狩の辺りはレンブラントで、浮遊する石はマグリットじゃないかって

今日見てきた

アオサギ見るだけでも見る価値ある映画だった
キャラがストライクだった

宮崎信者とジブリ信者以外には一切刺さらない映画だなこれ
まあ、その二つが、世界には大勢いるからアカデミーぐらいは行きそうなのがまた…

あんまこういうこと言いたくないんだけど、宮崎駿の名前が無かったら、一切評価されることなく沈んだ作品でしょ
結局はアニメ映画の出来は、監督の知名度で決まるんだな…

つまらないかと言われたらつまらなくはない
むしろこれだけメッセージ性が強い内容を破綻させずに1本のストーリーとして描き切っていて、そこはやっぱりジブリなんだなと思う
ただ、「伝えたいことを破綻させずに美しく描き切ってる」作品ではあるけど、じゃあそれ以上の感想は出てくるかというと…

パンフに解説の類が一切ないのはまぁいいとして、この内容なら発売一ヶ月遅らせた意味ある？って思ってしまった

ばあさんズが出てきたときの妙な安心感

小説短編集の最後尾に掲載されてるその中で一番面白くは無いけどなんか切なく綺麗に終わる話を読み終わった時の気分

なんというか悪い人ではないし職場の上司とかだったらそれなりに信頼できるけど、家族だったらちょっとキツいところあるな…ってかんじの人だったな主人公のお父さん
(なまじ外面はいいのでウチのおとんちょっと苦手やねんって漏らしただけで外野から >>392 みたいな擁護というか「お前の問題」みたいな言動とんできて面倒だからよけい言えないみたいなタイプ)

>>396-397
おばちゃん達の「大変だねえ」って発言あたりから、時代的に輿入れは仕方ないんだけど、やっぱり抵抗感はあるしそもそも一年でデキるのははやくね！？って描写だったな

風立ちぬ以上に風立ちぬとほぼ同じ時代やその時代背景を内面的で深層的でファンタジー的な異世界をひたすら描き殴った上でその世界の崩壊で日本の内面的破滅を暗示している感じ
カプローニと二郎と菜穂子が居た世界に
眞人が飛び込んで冒険したらどうなるかみたいな感じかな