ニコニコ大百科

M4タイプのストックが砲身下に付いてるやつだっけ？　ロケラン個人所有はロマンだがそもそも弾頭を売って貰えるのだろうか

他の肩撃ち式の携行兵器に対してコイツだけ持ち方が独特(トリガーよりも後方にグリップ付。肩当てにもなる)なのは何故なんだろう。

同じくロシア製の後継機でもこの持ち方するやつは無いが。

>>152に亀レス
それはRPG-2の改良型として開発されたという経緯があるから。
RPG-2にしてもRPG-2／7共に事実上、唯一無二といっていい特殊な形状をしている理由の一つに、RPG-2の弾頭が「半固定」出来ない、と言う問題があってね。
どういうことかと言うと、RPG-2の場合、弾頭を装填（砲口に棒状推進剤を差し込む）した後に、俯角を取ると弾頭が滑り落ちてしまうという欠点があった。
じゃあ、建物の上などから見下ろし射撃をする場合はどうするかと言うと、弾頭が落ちないように軽く手のひらで押さえる必要があったのいだ！（怖い）
RPG-7も開発中の後半まではRPG-2と殆ど変わらない構造であったため、弾頭の半固定が出来ない問題が残ってしまった。
そのため、弾頭を手で支えやすいように、グリップ位置が前進してしまった。例えば米製のバズーカ／ハイパーバズーカのような重量バランスを第一義にしたグリップ位置だと、腕が弾頭に届かない、或いは不自然な体制になるなどの理由により、グリップ位置を前進させる以外に選択肢が無かった訳。

ところが開発中に
「弾頭を多種類にしたい、推進剤を増加したい、重量バランスを改善したい、RPG-2が華奢な部分があったので頑丈にしたい･･･」
とかの要望が出て、実質的に使い捨て同然だったRPG-2よりはるかに高価で高級な兵器になってしまいそうなので（あくまでRPG-2に比べてって言う比較）、じゃあ半固定できるようにするぐらいはたいした手間ではないから追加しようか･･･となって、グリップ位置が前にある必要性は無くなった。
しかし、殆ど完成状態まで進んでいた設計を根本的に変更することになるグリップ位置の変更は、兵器のRPG-7そのものの威力向上等にはつながらないため「ま、いいか」となった。まあRPG-2の部品も使えるし、RPG-2で訓練していた兵士も割合簡単に再訓練できたし･･･
と、いうことらしい。
トリガーより後ろにあるグリップは「肩当」と言うより･･･グリップと体の位置を一定に保ちつつ、別の手で弾頭を支えられるようにしたレイアウト、というのが当初の設計だったと言う事になる。
実際には本体設計自体、かなりの泥縄な部分があり完成度が低いため本来の完成形はRPG-16であるとのこと。

しかし、RPG-16は弾頭を砲身内に完全に収納してしまうとか、砲身を分割式にする、バイポッド装備する、などの「改善」により完成度事態は高まったけれども、新たな弾頭開発が難しくなってしまうという欠点が発生してしまった。
価格もかなり高くなったし生産の手間も増えたので、それほど普及することは無く、結局RPG-7が生産され続けることになってしまったという皮肉。

2nhKa5vH8O

なるほどね。ご丁寧な解説ありがとう。もう開発は半世紀以上前なのに、今でも後継機を押し退けてブッチギリの知名度＆存在感＆普及率ってとこはAKライフルと同じだなw

一度でいいからブッ放してみたい物のひとつ

自殺兵器つってもヤワな戦車とかじゃないかぎりぶっぱなされたらたまったもんじゃないブツだぜ！

ミス。ヤワじゃない戦車とかだった。

RPGー7の弾頭は発射した時に安定翼が展開されるから、匍匐や塹壕での発射は難しいまたはできない。
そして、窓ガラスやフェンスに向けて撃つと貫通ではなくその場で爆発する。その2つの例としてこの動画を載せよう。警察との戦闘でRPGー7を使った自爆が描かれているのでおすすめだぞ！

【GTA5】犯罪の限りを尽くして警察の手配度をMAXまで引き上げる！！！
https://m.youtube.com/watch?v=-Igoc-xL0Fw
水溜りボンドがより世に広まりますように
by Mr.M

アニメとかゲームとか漫画で発射された弾頭の演出がよく勘違いされてるやつだ

本来は弾頭すぐ後ろの首みたいな所からロケット噴出するんだよな。そこから後ろは安定翼とトレーサー

水力を与える噴出口より後ろに安定翼があるので、横風を受けると風上に流される難儀な兵器やで

バックブラストだの射程だの命中率だの全部先進国目線の発想だし運用者の側からしたら大したデメリットじゃないと思うんだが
途上国や紛争国、イスラム教国家なら人員の方が弾頭より遥かに安いんだし射手の安全性なんかもとより計算に入ってないと思う
何なら死ぬ方が天国行き確定で本人が喜ぶ

個人的にロケランポジの兵器で一番嫌いだったからここ最近は露出が減ってくれて嬉しい
この兵器イメージって「主にテロリストが使う重火器の一つ」だからリアルでもそれは間違っていないし、「形状が暴発しそうで危なっかしい、威力以外取り柄がない」だからなあ
バイオでは4からずっとこれでいい加減飽き飽きしてたのが7からようやく違う兵器に変わったorそもそもロケランが登場しなくなって、CODでは高速で飛行する友軍ヘリを百発百中というクソありえない&敵の攻撃＝「RPG！」のパターンだから「地対空ミサイル接近！」にしろよというのが最近そうなってくれたし、いろいろ安泰だわ

無理して砲身の中に全部収めて無い分、かえって弾頭の発展性・多様性が豊か。

ロシアが追加装甲すらつけてないT-54/55を出してきたからそれを狩る為に今後大量に使うんじゃないかな？

>>167
自分が見たのだと既にウクライナがRPG-7の弾頭をつけて戦車に突撃→起爆という自爆ドローンを実戦投入してるからわざわざRPG-7射手を増やす必要はないかと

確かにHEAT弾なら弾速関係なく威力出せるから、安全ピン外してドローンから投下でいいのか

>>169
投下じゃなくてドローンに弾頭を取り付けてそのまま突入させる
簡易対戦車ミサイルみたいな使い方してましたね後方に回り込んで当てるという使い方をしてるようです

T-34や54/55なんてRPG-7がまだ存在してないからな　反応装甲等無対策なら真正面からいけるやろ

ハードキル型のAPSが戦車以外のAFVにも普及したら流石に陳腐化するだろうな

ロケットで加速する弾頭を発射するんだからロケランじゃ駄目なんですかね
無反動砲であることとロケットランチャーであることは矛盾しないと思うんですが

弾頭を撃ち出す時には炸薬を使用し、その時の反動を相殺するためのバックブラストが出る機構だから無反動砲ってことらしい。
まあ「ロケット弾発射してるんだからロケットランチャーでええやん」という見方もあるんで、あんまし気にせんでもいいのかも。

SMAWみたいなパッケージ差し替え式とMBT LAWみたいな丸ごと使い捨て式とRPGみたいな直で差し込む式は
どれが一番楽なんだろうかね

これの着弾時に鋼鉄の装甲に穴開ける仕組みを解説する動画とか見たけど
なかなか面白かった
兵器の原理としてはまだまだ現役ながら
伝統の発射方式で戦車やっつける難易度はえらく高くて
そこにロマンを感じてしまうぜ

ロケットモーターのない弾も運用可能、という点を考えると無反動砲に分類すべきだと思うんだ。
砲弾にロケットモーターつけるのは可能だから、発射したものにロケットが付いているかどうかを基準にするとあらゆる銃器がロケットランチャーになってしまう