μ's(ミューズ)とは、薬用石鹸電撃G's magazineのユーザー参加企画として開始したメディアミックス作品『ラブライブ!』に登場するアイドルユニット名であり、そのキャラクターボイスを担当している9名で構成される声優ユニット名でもある(後者の場合、「μ's from ラブライブ!」と表記されている場合もある)。
劇中での音ノ木坂学院スクールアイドルユニットの名称。読みの「ミューズ」はギリシャの文芸を司る女神たち「ムーサ」に由来する。ちなみに薬用石鹸ネタは公式で許可を取っているとのこと。
リアルの声優ユニットとしては、Animelo Summer Liveに2012年から2015年まで4年連続で出演したほか、単独ライブも何度か開催している。2015年には、声優ユニットとしては異例となる紅白歌合戦やミュージックステーションへの出場を決定。雑誌企画からスタートしたものの、アニメ化によって知名度が格段に上がった。
2015年12月、東京ドームでの最後のワンマンライブおよびファイナルシングルの発売を発表。2016年3月31日・4月1日にファイナルワンマンライブが開催された。これをもって声優ユニットとしては事実上の活動休止状態となったが、キャストは折に触れて「解散」ではないとするコメントを残していた。
活動休止状態からの転機となったのは、2017年9月の東京ゲームショウ2017で実施された「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバルALL STARS(スクスタ)」発表会である。この会のスペシャルゲストとして、新田恵海(高坂穂乃果役)が1年半ぶりに『ラブライブ!』公式の場に登壇し、Aqoursの伊波杏樹(高海千歌役)とともに会を進行した。以降スクスタ関連の番組などで、μ'sの一部メンバーがAqoursや虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のメンバーと共演し、シリーズオールスターの一員としてメディア出演が再開されるようになる。そして2020年1月に、μ's・Aqours・Saint Snow・虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会が一堂に会して「ラブライブ!フェス」が開催され、声優ユニットとしてのμ'sが4年ぶりに表舞台での再集結を果たした。
電撃G's magazineでの企画開始当初は導入部分以外ストーリーラインは明かされておらず、CDに収録されたボイスドラマや電撃G's magazine誌上に掲載されたインタビュー形式のショートストーリーで断片的に描かれるのみであり、その後に開始した漫画、アニメでμ's結成の経緯が明らかになった。
ユニット名は電撃G's magazine誌上で実際にユーザーから募集し、応募された物の中から製作側が5つに絞り込んだ候補の中から読者の最も投票の多かったμ'sに決定された。
μ'sのユニット名を投稿した読者は、PV、アニメのEDスタッフロールに「ユニット名考案」でクレジットされている。
また1stシングル「僕らのLIVE 君とのLIFE」発売時はユニット名がまだ決まっていなかった為、企画名である「ラブライブ!」をユニット名として使用している。
なお、その後3人ずつ分けるユニット分けが行われているが、これは穂乃果、海未、絵里がそれぞれ曲を思いついたのでユニット分けしようと言う流れによるもので、ユニット分け・ユニット名は読者投票で決まっている。ちなみに当時は真姫、絵里、にこぐらいしかキャラが立っていない中、3人ともBiBiに集まってしまったため、Printemps、lily whiteはどうなるのか状態であったが、ユニット分けのおかげで残りの6人もキャラが確立することになった。
穂乃果は学院を存続させる為、学院のいい所をアピールして新入生を集めようと海未、ことりに提案するも、思いつくものは学院の伝統ばかりで結局いい案が浮かばず暗礁に乗り上げる。
落胆する穂乃果は妹の雪穂に人気校「UTX学院」の事を聞き、生徒集めのヒントを探るため偵察に赴く。
UTX学院の人気スクールアイドルユニット「A-RISE」に衝撃を受け、各地のスクールアイドルの事を調べる内にスクールアイドルこそが生徒を集める最良の手段であると確信した穂乃果は海未、ことりにアイドル活動を提案する。
グループ名を決める際、穂乃果が「穂乃果・海未・ことり」「陸・海・空」を提示するも却下。アイデアが浮かばなかった穂乃果は注目を集める意味もこめて公募BOXを設置。その中に1枚だけ入っていた「μ's」に決まる。その後、花陽、凛、真姫、にこが加入して7人となり(この時になんだかんだで穂乃果がリーダーで確定する)、最終的に絵里、希が加わって9人となった。この時、「μ's」と書かれた紙を入れたのは希であることが判明する。
そして、ラブライブ!出場へ向けて活動していくが(出場条件は上位20位に入ること)、屋上でのライブ直後に穂乃果が倒れたことでラブライブ!への出場は無しとなった。さらにことりが留学することになったことや、廃校が取りやめとなり意義を見失った穂乃果がやめると言ったため、μ'sの解散の危機となった。しかし、他のメンバーを穂乃果が説得し、穂乃果がことりを引き止めたことから、μ'sとしての活動を続けることになった。
第2回ラブライブ!が開催されることが決まり、μ'sのメンバーも出場も決める(当初、穂乃果は出場する意思が無かったが、μ's9人でラブライブ!に出場できるのはラストであったことから、出場することを決めた)。今回のラブライブ!は地区予選上位4グループが最終地区予選に出場し、最終地区予選で1位通過で、本大会出場となる。このため、地区予選では前回優勝のA-RISEとぶつかることになるため、恐れられていたが、穂乃果は恐れることはなくチームを引っ張り、地区予選は4位で通過となった(1位はA-RISE、2位はeAst heArt、3位はMidnight cats)。その後、最終地区予選はA-RISEを破って優勝。本大会に東京都代表として出場を決めた。
本大会出場に向けてキャッチフレーズをつけることになったが、なかなか決められない。しかし、μ'sは多くの人に支えられていることに気づき、最終的にμ'sの原動力となる言葉として「みんなで叶える物語」とつけた。そして、μ'sは本大会を前にラブライブ!が終わったらおしまいにすることを決めたのであった。
最終的にμ'sは本大会で優勝を果たす。こうしてμ'sはおしまい・・・かと思いきや、卒業式当日に突然重大な何かが起ころうとしているのであった・・・。
第3回ラブライブ!がアキバドームで開催されることを検討していることを知ったμ'sは、大会主催者からの呼びかけで、ドームライブを開催へ導くため、スクールアイドルをアピールすることになり、ニューヨークに行くことになった。ちょっとしたドタバタはあったものの、無事にニューヨークでのライブは成功し、日本に帰国。
ところが、秋葉原を始め日本各地で、海外ライブをしたμ'sが話題になっており、μ'sはたちまち有名人に。また、μ'sをおしまいにすることをメンバー以外に発表していなかったため、皆が次のライブを待っていることを知る。そこでμ'sの活動終了を知らせる最後のライブを開催することを決めるが、話の途中で理事長からドームでのラブライブ!を成功させるためにμ'sを続けて欲しいと言われる。しかし、既に3年生が卒業したら、μ'sは解散すると決めていたため、穂乃果はμ'sを今後どうするか迷い始める。
その後、3年生は話し合った上でスクールアイドルを終わりにしたほうがいいと結論を出し、穂乃果も雪穂や亜里沙、A-RISE、女性シンガーの話を聞いて、μ'sはおしまいにすることを決める。
これではドームライブの開催は危ういと思われていたが、穂乃果がスクールアイドルの合同ライブを開催させることを提案。これにμ's全員が協力して、他のスクールアイドルに呼びかけたところ、A-RISEを始め、多くのスクールアイドルが参加してくれた。
合同ライブの前日にμ'sの活動終了を宣言。合同ライブは無事に成功。
そして、μ'sは最後のライブを開催して、活動を終了したのであった。
1年生の穂乃果は廃校を阻止するために、剣道の大会で優勝を果たすが、入学者数は減少する一方であった。失意の穂乃果はたまたまUTX学園を訪れ、「A-RISE」のライブに参加。そこでスクールアイドルの存在をしる。幼なじみのことり、後輩で友達の凛、花陽とスクールアイドルを結成する。海未は剣道部からスクールアイドルになった穂乃果を責めたが、本気だとわかるとスクールアイドルに合流した。
穂乃果たちは廃校を阻止するための最後のチャンスと言える「ラブライブ!」に出場することを決めたが、「ラブライブ!」に出場するためには9人の部員と顧問が必要とわかる。このため部員・顧問探しが始まったがなかなかうまくいかない。その後、部員が1人しかいないために廃部寸前だった超常現象研究会と、アイドル部を統合することで顧問の問題は解決。超常現象研究会の希が合流した。さらに「ラブライブ!」優勝者に与えられるUTX学園の無試験編入枠を目指す真姫とにこが合流。
これで部員はあと1人となり、最後に生徒会長の絵里に声をかけたが、絵里は生徒会長の仕事が忙しいことから入部を拒否する。しかし、練習風景に心を動かされ、ついに入部。こうしてアイドル部は9人が揃い、スクールアイドルとして本格的に活動を開始するのであった。
漫画では「μ's」の名前は穂乃果がエントリーシートにチーム名を書く時に「アイドル部じゃかっこ悪い」と言う理由で勝手に考えたものとなっている。
名前 | CV | 所属ユニット | イメージカラー | サイリウムカラー | |
---|---|---|---|---|---|
高坂穂乃果(こうさか ほのか) | 新田恵海 | Printemps | 山吹色 | オレンジ | |
絢瀬絵里(あやせ えり) | 南條愛乃 | BiBi | 水色 | 水色 | |
南ことり(みなみ ことり) | 内田彩 | Printemps | グレー | 白 | |
園田海未(そのだ うみ) | 三森すずこ | lily white | 青、群青 | 青 | |
星空凛(ほしぞら りん) | 飯田里穂 | lily white | にこりんぱな | ターコイズ | 黄色 |
西木野真姫(にしきの まき) | Pile | BiBi | 朱色 | 赤 | |
東條希(とうじょう のぞみ) | 楠田亜衣奈 | lily white | バイオレット | 紫 | |
小泉花陽(こいずみ はなよ) | 久保ユリカ | Printemps | にこりんぱな | 緑 | 黄緑 |
矢澤にこ(やざわ にこ) | 徳井青空 | BiBi | にこりんぱな | ショッキングピンク | ピンク |
イメージカラーについては音楽プロデューサーを務める木皿陽平のツイートより。ただし、2015年現在はイメージカラーは、事実上サイリウムカラーの色に移行しているようである。
サイリウムカラーについては「ラブライブレード! →NEXT」の配色名を参考にしていますが表の背景色と実際の発光色は違います。
ライブイベント等で行われる定番のコール&レスポンスを記載する。
媒体(CDドラマ、漫画、TVアニメ、スクフェスなど)によって呼称が異なるため、全ての呼称を記載する。なお、TVアニメ版については1期10話以降の呼称を記載。
|
原則としてμ's名義の作品のみ記載。ミニユニット名義など、『ラブライブ!』プロジェクト全体の楽曲については「ラブライブ!のディスコグラフィ」ならびに「ラブライブ!の楽曲一覧」をあわせて参照されたい。
背景色が金色のものは日本レコード協会よりゴールドディスク認定を受けた作品。
- | No. | アルバム名 | 発売日 | 順位 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1st | μ's Best Album Best Live! collection | 2013/1/9 | 12位 | ベストアルバム |
2 | - | 天使たちの福音〜feat.μ's〈ラブライブ!〉 | 2013/4/24 | 61位 | 『神様と運命革命のパラドクス』 コラボレーションアルバム |
3 | 2nd | μ's Best Album Best Live! collection II | 2015/5/27 | 1位 | ベストアルバム |
4 | - | μ's Memorial CD-BOX「Complete BEST BOX」 | 2019/12/25 | 11位 | プロジェクト全楽曲[1]完全収録版ベストアルバム※2021年3月31日までの期間限定生産 |
掲示板
286 削除しました
削除しました ID: bJAGmne3TS
削除しました
287 ななしのよっしん
2021/11/09(火) 03:57:46 ID: zv0XkzSllr
今思うとμ's原理主義者たちのAqours叩きはカルティックだったな…
もうラブライブ!は皆ファミリー化したからもはや残党は一部の絵師やら何やらだけだろうが
288 ななしのよっしん
2022/07/10(日) 17:58:43 ID: wAEBmWHNGo
2016年くらいは運営もμ's関連なかったことにしてて、わざと対立煽ってるんじゃないかってくらい下手だったからね
徐々に露出する機会も増えて来て、過激な原理はごく一部になっていったでしょう
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最終更新:2025/03/16(日) 11:00
最終更新:2025/03/16(日) 11:00
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