エクセレブレーション 単語


ニコニコ動画でエクセレブレーションの動画を見に行く

エクセレブレーション

4.0千文字の記事

エクセレブレーション(Excelebration)とは、フランケル被害者の会会長2008年生まれのアイルランド生産・イギリスアイルランド調教競走馬である。

ヨーロッパでも折りの名マイラーなのだが、とある怪物同期になった故に脇役に追いやられた産まれる時代を間違えた競走馬

概要

Exceed and ExcelSun Shower、Indian Ridgeという血統。オーストラリアで短距離G1・2勝を含む6勝を挙げてイギリス種牡馬入りし、GI勝利ながらも種牡馬として数々の活躍を輩出した。曾祖母Sarah Siddonsは1976年アイリッシュ1000ギニーとヨークシャーオークス勝利した活躍である。

イギリスマルコ・ボッティ厩舎に所属することとなった。

2歳(2010年)

5月18日のノッティガム競馬場未勝利戦デビューして4着に敗れるも、6月4日ドンカスター競馬場未勝利戦で初勝利を挙げる。さらに7月23日ニューマーケット競馬場条件戦勝利して連勝。2歳時はこの3戦のみで終えることとなった

3歳(2011年)

4月16日2000ギニーステークスの前グリーナムステークス(G3)で始動することとなった。だが、そこにはいた。6頭中5番人気低評価だったが残り3ハロンからスパートを開始し、残り2ハロンでもたついていた前のに並びかけた。が、立て直した前の一気に突き放され4馬身差の2着。前年の2歳王者Frankelの前に成すすべなく敗した。
一応3着には6馬身差をつける5番人気低評価とは思えない走りをしているのだが、それでもFrankelには全く及ばないのも事実であった。営は2000ギニーステークスへの出走を諦めて、ドイツメールミュルヘンスレネンへの出走を決めた。

メールミュルヘンスレネン(G2)では1番人気に支持された。中団後方に付け4コーナーを回りながら進出を開始。直線のん中を堂々と突き抜け、残り200mで先頭に立つとあっという間に後続を突き放して、2着に7馬身差の圧勝を果たした。

その後はイギリスに戻ってセントジェームズパレスステークス(G1)に出走。2000ギニーステークスを6馬身差で圧勝したFrankelが圧倒的な1番人気に推され、本は2番人気に推された。発で出遅れてしまい群の中団に付けることとなったが、レース中盤に突如としてFrankelが飛ばして大逃げしている自分の営が用意したペースメーカーを捉えに行く暴走狂気ロングスパートを始める。こうなってはさすがのFrankel体力を消耗して失速し、徐々に本らが追いつくも捉え切れずにFrankelは押し切り勝ち。本Zoffanyに差されて3着に敗れた。

一間隔明けて8月ハンガーフォードステークス(G2)に1番人気で出走。既に先頭に立っていた残り1ハロン地点で右に寄れてしまい後続に追いつかれかけるも、体勢を立て直すとく間に引き離して6馬身差をつけて圧勝した。このレースの後、クールモアグループに所有権の一部がトレードされた。

続いてフランスに渡ってムーラン・ド・ロンシャン賞(G1)に出走すると今までの走りが評価されてG1勝利ながらも1番人気に推される。レースでは3番手を進み、残り400m地点から進出を開始し、逃げを1馬身半差の2着に抑えてG1初制覇を果たした。

その後はクイーンエリザベス2世ステークス(G1)に出走。サセックスステークスで古を相手に完封した敗の怪物Frankelが断然の1番人気で、本が2番人気ジャック・ル・マロワ賞など3連勝中のImmortal Verseが3番人気となった。レースは好位で運ぶFrankelマークしながら進み、中盤から仕掛けるもFrankelには追いつけず、3着Immortal Verseには3馬身半差を付けるもFrankelには4馬身半差を付けられる敗だった。

この年は6戦3勝で、FrankelZoffany以外には後れを取ることがなかった。

4歳(2012年)

エイダンオブライエン厩舎に移った4歳シーズンはグラッドネスステークス(G3)で始動。圧倒的な1番人気に応えて2着に3馬身1/4差を付ける勝を収めた。

続いてロッキンステークス(G1)に出走。ここが始動戦の無敵怪物Frankelが圧倒的1番人気で、本は2番に支持された。2番手で進めるFrankelを見るように3番手に付けるが、残り2ハロン地点で先頭に立つと徐々に差を広げられ5馬身差の2着。本も3着に4馬身差を付けているのだが、同期怪物には到底及ばなかった。

そしてクイーンアンステークス(G1)に出走。Frankelが単勝1.1倍の1番人気で、本が2番人気と前走と同様の人気順であった。レースでは2番手をFrankelと並んで進み、残り200m地点でFrankelが先頭に立つと本も加速して2頭で叩き合いが始まった。が、それは一Frankelドンドン差を広げながら加速していく。本は後続に抜かれないようにるのが精一杯で、最終的に11馬身というマイルG1とは思えない着差で大圧勝したFrankelの2着に敗れた。これで対Frankel戦では5連敗。営もFrankelには勝てないと悟ったのか、これが最後の対決となった。

その後Frankelサセックスステークス連覇に向けて駒を進め、本フランスジャック・ル・マロワ賞(G1)に出走することとなった。が、みんな考えることは同じだったようで、モーリス・ド・ゲスト賞を連覇したMoonlight Cloud、セントジェームズパレスステークスの勝ちMost Improved、牝馬二冠馬Golden LilacなどFrankelから逃げマイルの強が集結、約90年間の歴史を誇るジャック・ル・マロワ賞史上最高と言っても過言ではないほどの顔ぶれとなった。そんな強いのメンバーのなかで1番人気に支持されたのはFrankelに喰らい続けた本であった。レースは先行して競馬を進め、残り200m付近で抜け出して2着に1馬身1/4差を付けて勝利。強相手にG1・2勝をもぎ取った。

その後はクイーンエリザベス2世ステークス(G1)に出走。Frankelが中距離路線を歩んだこともあり、圧倒的な1番人気に推された。群のん中4番手につけて残り200mで仕掛けようとするも前が壁となり、抜け出すことが困難な状況だった。しかし、上のジョセフオブライエン騎手は冷静に状況を把握し、群の隙間を見つけるとそこに突っ込み、残り1ハロンで仕掛けると重馬場とは思えない末脚で他を置き去りにし、2着に3馬身差をつけて勝利した。余談ではあるがFrankelは重馬場ではパフォーマンスを落とす傾向にあり、対して本は重馬場で4戦全勝と得意としており、Frankelチャンピオンステークスではなくこちらに出走していたら面い勝負となったかもしれない。それでもFrankelが勝ちそうだが。

その後ブリーダーズカップ・マイル(GI)に出走するも、アメリカ特有の急なコーナー回るのに苦労し、今度はGI・3勝を挙げていたアメリカの現役最強マイラーWise Danらに敗れ4着。このレースを最後に現役生活を終えた。通算成績15戦8勝、G1・3勝。

種牡馬入り後

現役引退後はクールモアスタッド種牡馬入りした。初年度産駒から2017年のセントジェームズパレスステークス優勝したBarney Royが誕生し、Frankelに先んじて後継種牡馬を輩出した。が、受胎率に問題があり種牡馬引退現役復帰後にバーデン大賞などG1・3勝したのはせめてもの救いだろう。

Barney Royの他に重賞を散発的に送り出しているがG1は出せておらず、種牡馬として数々な活躍を送り出しているFrankelとは圧倒的に差を付けられているのが現状で、2019年にはモロッコ輸出されている。自身の力を受け継いだ産駒を出し、復権を果たせるかに注したいところである。

血統表

Exceed And Excel
2000 鹿毛
*デインヒル
1986 鹿毛
Danzig Northern Dancer
Pas de Nom
Razyana His Majesty
Spring Adieu
Patrona
1994 栗毛
Lomond Northern Dancer
My Charmer
Gladiolus Watch Your Step
Back Britches
Sun Shower
2001 青鹿毛
FNo.9
Indian Ridge
1985 栗毛
Ahonoora Lorenzaccio
Helen Nichols
Hillbrow Swing Easy
Golden City
Miss Kemble
1994 鹿毛
*ウォーニング Known Fact
Slightly Dangerous
Sarah Siddons Le Levanstell
Mariel
競走馬の4代血統表

クロスNorthern Dancer 4×4(12.50%)、Natalma 5×5×5(9.38%)

主な産駒

関連項目

この記事を編集する

掲示板

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
飯塚祐紀[単語]

提供: おーびたる

もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2025/12/06(土) 02:00

ほめられた記事

最終更新:2025/12/06(土) 01:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP