ジャック・ル・マロワ賞(仏語表記:Prix Jacques le Marois)とは、フランス・ドーヴィル競馬場で毎年8月に開催されるGⅠ競走である。施行距離は芝1600m。
1921年に創設された由緒正しいマイル重賞。当初は3歳限定戦だったが第二次世界大戦後の1952年に古馬にも解放され、1957年に創設されたムーラン・ド・ロンシャン賞と並んでフランスマイル戦線の最高峰として位置づけられている。
近い時期にはイギリスのマイル路線頂上決戦となるGⅠサセックスステークスが施行されているが、間隔が詰まるため本競走と双方に使う馬は非常に少なく、どちらかから先述のムーラン・ド・ロンシャン賞や秋の英マイルGⅠクイーンエリザベス2世ステークス、また米遠征してBCマイルなどに向かうのが一般的。その中で2014年にはKingmanがサセックスSと本競走を同一年に連勝する史上初の記録を打ち立てている。
日本では1998年にタイキシャトルが制したレースとして有名。2003年にはテレグノシスも3着に入っている。
開催日 | 勝利馬 (括弧内は日本語読み) |
性齢 | タイム | 騎手 | 調教師 | 動画 |
1971年8月8日 | 牡4 | 1:37.4 | Y・サンマルタン | R.D.モニイバジョル | ||
1972年8月13日 | 牡3 | 1:38.2 | F.ヘッド | A.ヘッド | ||
1973年8月12日 | 牡3 | 1:36.0 | H.サマーニ | F.マテ | ||
1974年8月11日 | 牡3 | 1:37.2 | L.ピゴット | F.ブータン | ||
1975年8月10日 | 牝4 | 1:34.6 | Y・サンマルタン | A.ペンナ | ||
1976年8月8日 | 牡4 | 1:35.1 | G.ムーア | A.ペンナ | ||
1977年8月14日 | 牝4 | 1:44.2 | Y・サンマルタン | A.ペンナ | ||
1978年8月13日 | 牡3 | 1:38.6 | A. バデル | F.マテ | ||
1979年8月12日 | 牡3 | 1:35.4 | M. フィリッペロン | J. カニントンJr. | ||
1980年8月17日 | 牡4 | 1:38.4 | A. ルクー | A.Paus | ||
1981年8月16日 | 牡4 | 1:34.5 | F. ヘッド | O. ドゥイエブ | ||
1982年8月15日 | 牡4 | 1:35.5 | P.J.エデリー | J. シュヴィニー | ||
1983年8月14日 | 牝3 | 1:35.9 | M. フィリッペロン | J. カニントンJr. | ||
1984年8月19日 | 牡3 | 1:34.9 | P.J.エデリー | G. ハーウッド | ||
1985年8月18日 | 牡3 | 1:38.2 | E. ルグリ | P. L.ビアンコーヌ | ||
1986年8月17日 | 牡4 | 1:36.4 | S. コーゼン | H. イエンチ | ||
1987年8月16日 | 牝3 | 1:36.0 | F. ヘッド | F.ブータン | ||
1988年8月14日 | 牝4 | 1:38.6 | F. ヘッド | F.ブータン | sm35888880 | |
1989年8月13日 | 牡3 | 1:37.3 | C.アスムッセン | A. ファーブル | ||
1990年8月12日 | 牡3 | 1:38.2 | A. ルクー | F.ブータン | ||
1991年8月11日 | 牡3 | 1:39.4 | F. ヘッド | F.ブータン | ||
1992年8月16日 | 牡3 | 1:40.8 | C.アスムッセン | F.ブータン | ||
1993年8月15日 | 牝3 | 1:39.8 | W. R.スウィンバーン | C. ブリテン | ||
1994年8月14日 | 牝3 | 1:35.7 | C.アスムッセン | F.ブータン | ||
1995年8月13日 | 牝3 | 1:35.7 | S.ギヨ | A. ファーブル | ||
1996年8月15日 | 牡3 | 1:39.1 | C.アスムッセン | J.ピース | ||
1997年8月17日 | 牡4 | 1:34.4 | C.アスムッセン | J.ピース | ||
1998年8月16日 | 牡4 | 1:37.4 | 岡部幸雄 | 藤沢和雄 | sm3734695 | |
1999年8月15日 | 牡3 | 1:44.3 | L.デットーリ | S.B.スルール | ||
2000年8月13日 | 牡5 | 1:34.6 | L.デットーリ | S.B.スルール | ||
2001年8月19日 | 牡3 | 1:38.8 | O.ペリエ | A. ファーブル | ||
2002年8月18日 | 牝4 | 1:35.0 | O.ペリエ | A. ファーブル | ||
2003年8月17日 | 牝3 | 1:38.3 | T. テュリエ | P.バリー | sm2255646 | |
2004年8月15日 | 牡3 | 1:38.4 | C.スミヨン | R.コレ | ||
2005年8月14日 | 牡3 | 1:37.9 | K.マカヴォイ | S.B.スルール | ||
2006年8月13日 | 牡4 | 1:43.1 | L.デットーリ | S.B.スルール | ||
2007年8月12日 |
|
牡5 | 1:37.4 | S.パスキエ | A. ファーブル | |
2008年8月17日 | 牡3 | 1:36.4 | D. ボニヤ | F. ヘッド | ||
2009年8月16日 | 牝4 | 1:33.5 | O.ペリエ | F. ヘッド | sm7968693 | |
2010年8月15日 |
|
牡3 | 1:39.4 | C.スミヨン | M. デルザングル | |
2011年8月15日 | 牝3 | 1:38.3 | G.モッセ | R.コレ | ||
2012年8月12日 | 牡4 | 1:34.6 | C.スミヨン | A.オブライエン | ||
2013年8月11日 | 牝5 | 1:33.3 | T.ジャルネ | F. ヘッド | ||
2014年8月17日 | 牡3 | 1:41.9 | J.ドイル | J.ゴスデン | ||
2015年8月16日 | 牝5 | 1:36.1 | P.ブドー | A. ファーブル | ||
2016年8月14日 | 牡3 | 1:36.1 | W.ビュイック | R. フェイヒー | ||
2017年8月13日 | 牡3 | 1:38.5 | L.デットーリ | A. ファーブル | ||
2018年8月12日 | 牝3 | 1:34.2 | C.オドノヒュー | J. ハリントン | sm33680034 | |
2019年8月11日 | 牡4 | 1:35.1 | W.J. リー | K.J. コンドン | sm35530435 | |
2020年8月16日 | 牡3 | 1:38.0 | L.デットーリ | J.ゴスデン | ||
2021年8月15日 | 牡4 | 1:35.9 | L.デットーリ | J.ゴスデン | ||
2022年8月14日 | 牝3 | 1:34.1 | L.デットーリ | J&T.ゴスデン |
掲示板
14 ななしのよっしん
2022/11/01(火) 18:28:52 ID: F2P4Wj+spG
一言で言うなら「海外コンプレックス」
90〜00初頭の海外遠征ブームは海外で勝つ、それだけでハクがついた
シーキングザパールみたいに裏路線でいいから「日本馬の海外g1初制覇」の肩書がほしいなんて馬が居たりエルコンがスペを押しのけて年度代表馬になるほど
コンプレックス拗らせにこじらせた凱旋門賞はともかくとして、海外コンプレックスが大分薄まったご時世にリスクだけやたら高い路線の海外遠征は多分これからも活発化はしないんじゃないかな
15 ななしのよっしん
2023/03/01(水) 20:27:28 ID: WenHtu4Z2Z
そもそも「何故欧州遠征しないのか」なんて疑問そのものが欧米コンプレックスそのものだからな
JRAの賞金水準は世界最高峰。賞金の高いドバイならともかく欧州なんて地元のレースを捨ててわざわざ勝ちに行く必要がないんだよ。
凱旋門賞なんてあれはほとんどただの妄執
16 ななしのよっしん
2023/04/04(火) 14:54:40 ID: zdndxILNQ2
繁殖面でみても、海外G1勝ちは大したアドバンテージにはならないからな
凱旋門賞馬という肩書ですらラムタラのお陰で冷静な目でみられるようになったし
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最終更新:2024/11/08(金) 15:00
最終更新:2024/11/08(金) 15:00
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