「わーいーーはじめまして指揮官!オーリックって呼んで!……え?もう、オレオじゃなくて、オーリックだよ!」
オーリックとは、STGアプリ『アズールレーン』の、第二次世界大戦時のアメリカ海軍所属フレッチャー級駆逐艦DD-569(USS Aulick)をモチーフとした登場キャラクター、KAN-SENである。
デザインはLino、CVは芳野由奈。
ユニオン(アズレン世界でいうところのアメリカ)に所属する駆逐艦。レアリティはN。175人姉妹で知られるフレッチャー姉妹の一人にして、ビーバーズ隊の一員である。
ころころとまるっちいあどけない少女であり、髪は赤色、エメラルドグリーンの瞳である。フレッチャー級共通の水兵さんスタイルであり、頭に被っているベレー帽には、ビーバーズ隊共通の意匠として羽根飾りがついている。これは、設備のビーバーズエンブレムを見れば分かる通り、元ネタの第23駆逐部隊(リトル・ビーバーズ)の部隊章のイラストから取られたものだ。
性格面は、これも子供っぽくて無邪気。邂逅したときからして「わーい!」と楽しそうにはしゃいでいる。リトル・ビーバーズの仲間が大好きで、指揮官にも好意的に接してくれる。「遊びに連れてって」とか「一緒にどこか出かけない?」と積極的であるが、指揮官としては遊んでる姿は傍からどう見えているか気になるところである。どこかから憲兵とソードフィッシュ使いなロイヤル空母の視線を感じる…
「オレオ」と呼ばれることを気にしているが、これの元ネタはアズールレーンの本国、中国では名前が「奥利克」となり、あのお菓子のオレオの「奥利奥」と一字違いのためだ。下記のスキルを発動させるたびに「オレオじゃないよ!オーリックだよ!」と叫ぶあたり相当気にしている模様。しかし、親密度が上がると「オレオでもいいかな」と軟化。そして、親密度が更に上がると…ここに書くのがはばかられるぐらい、ある意味危なく、ある意味激甘の会話が繰り広げられる。ぜひ指揮官自ら確認しよう。ただし憲兵さんの視線にはくれぐれもご注意。
性能面は、フレッチャー級レアリティN艦三人娘の一人であり、残る二人フートとスペンスとは殆ど同性能である。ただ、装填値だけがわずかに高い。これは、下の史実で非常に長寿な艦だったことを少しばかりの性能優位で反映したものだろうか。スキルは「快速装填」。20秒毎に60%(初期30%)で発動。10秒間、自身の装填が40%(初期20%)上昇する。そして、「全弾発射-フレッチャー級」は正面に弾幕を叩き込むタイプで、一つの目標に集中して当てやすい。
とまあ、ここまで見ればごく普通のレアリティN駆逐艦であり、特に目を見張る面はない。初期は員数合わせで艦体に組み入れても、他の優秀な娘が揃ったら強化用の素材にしてしまう…そんな指揮官も多いことだろう。しかし、ただのN駆逐とは違う点がある。お姉ちゃんこと長女のフレッチャーの存在である。彼女は艦隊の中のフレッチャー級全てに火力と回避を最大30%ブーストさせる「お姉さん気質」を持つ。さらに、全ての駆逐艦の火力、雷撃、装填、を10%ブーストさせる「戦術指揮・駆逐艦」も持つ。つまり、フレッチャーと組ませることでオーリックはただのN駆逐ではなくなる。火力を40%、回避を30%、雷撃と装填を10%も高めた状態で戦えるのだ。これに上記の「快速装填」が加われば、高速で矢継ぎ早に主砲と全弾発射を叩き込みつつ、一戦闘で何回もの魚雷を発射し、敵の耐久値をガンガン削っていくことが可能なのだ。装備さえしっかりいいものを持たせて、フレッチャーお姉ちゃんの「お姉さん気質」のレベルを上げておけば、想像以上の活躍を見せてくれる。
また、これを利用した低燃費用無凸(限界突破せず、レベル70まで上げきる)艦隊を組ませて、艦隊一つをたった7の燃料消費で運用することが出来る。例えば、SSR空母赤城と加賀がドロップする3-4海域を周回するときに、この艦隊を使えば燃料をあまり使わずに済む。
ただ、オーリックたちビーバーズのメンバーは、限界突破による☆の数が図鑑での報酬に関わってくる。超貴重にして超有用な設備であるビーバーズエンブレムを得るには、少なくともビーバーズ隊全員をある程度限界突破させる必要が有るため、無凸運用しているとこれが出来ない。
もっとも、そこはいくらでも落ちてくれるレアリティN艦の強み。二人の艦を同時に育てて、限界突破させる用と無凸省燃費用両方用意すればいいのだ。もちろんフレッチャーお姉ちゃんも無凸版とガチ用の二人用意することは言うまでもない。
と、このようにオーリックは決して単なる素材艦ではない。このかわいらしい娘の能力を最大限に引き出して、艦隊の充実に貢献させてあげよう。
USSオーリックは、175隻もの姉妹艦のいる、とにかく数の多いことで知られるフレッチャー級駆逐艦の一隻である。86番艦にして、あのチャールズ・オースバーンの一つ上の姉である。
艦名は、19世紀に米海軍で活躍した軍人、ジョン・ヘンリー・オーリックに因む。
1942年3月2日に進水、1942年10月27日に竣工。公試運転と訓練の後、南太平洋やその周辺の諸島を巡って哨戒や護衛を行った。1943年3月には、活動拠点であるニューカレドニアのヌメアへ戻る途中、サンゴ礁に船体をぶつけてしまい、船体やスクリュー・機関に損傷を負ってしまった。応急修理のあとハワイへ曳航され、真珠湾のドックで船体の修理を受けた。それに半年を費やしたが、まだタービン機関は不完全だったため、ピュージェット・サウンドの工廠に入り機関取替を行った。12月にいたってようやく修理完了した彼女は真珠湾に戻り、そこで休暇を得て年を越したのである。
1944年になると、西海岸に移動してサンフランシスコの艦隊操縦訓練司令部に赴任。そこで技術的な訓練を行うための船として活動した。その中で、事故で墜落したPBMマリナー飛行艇の乗組員を救助したこともあった。この任務が終わった後、6月から7月にかけてグアムへの侵攻を支援。それからは、いよいよアメリカが本格的にフィリピンへ進むことに呼応して、レイテ島へ入った。主に海岸への支援艦砲射撃を任務として、やがて日本軍との一大決戦となるレイテ沖海戦を迎えるのである。
オーリックは、スリガオ海峡に突入してきた日本の西村艦隊を戦艦ウェストバージニアらと共に迎え撃ち、これを壊滅させることになった。その後、やってくるはずの日本の栗田艦隊を待ち構えたが、彼らはくることはなかった。その後もオーリックはレイテにとどまっていたが、11月の29日に特攻機の突入を受けて中破。多数の乗組員に死傷者が出た。
一度西海岸に戻り、そこで1945年を迎えて傷を癒やした彼女は再びレイテに戻った後、南方諸島の上陸作戦支援などに従事した。春になると沖縄戦が開始され、輸送部隊の対空防御を担当して沖縄入りしたオーリックは、終戦までそこにとどまった。その後は沖縄と東京を連絡する航空機のもしもの墜落時の海難救助隊に割り当てられ、9月28日にはB-32ドミネーター爆撃機から12人の乗員を救出している。
1946年に彼女は一旦廃艦となったが、1959年にギリシャ海軍に引き渡され、D-85「スフェンドニ」と名乗った。その後、長らく現役にとどまり、ついにスクラップとなったのは1991年。50年近い艦生を全うしたのである。
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最終更新:2024/04/24(水) 18:00
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