キャプテンガンダムとは (キャプテンガンダムとは) [単語記事]

キャプテンガンダムとは、SDガンダムシリーズに登場するキャラクターである。

G－ARMS シリーズにて初登場し、時を経た後SDガンダムフォースにおいて主人公の一人として再起用された。

概要

生き物としての側面を持つ騎士ガンダムや武者頑駄無とは違い、どちらも機械的存在であることが共通点である。
また、どちらも主役メンバー勢の中でも中核となる立場に身を置いているのも同様。

立ち位置としてもどちらも戦闘指揮官であるところは新旧ともに変わらず、何名かの部下を率いている。

双方が異なるのは装備・パワーアップ系譜・細かい性格などである。

G-ARMS版

型番	CAPG-78
頭頂高	18.5m (SD キャラとしては約1/10)
本体重量	25.7t
全備重量	67.0t
装甲材質	ギガンダリウム合金
ジェネレータ出力	4,000kW
スラスター推力	154,800kg
センサー有効半径	18,000m
武装	バルカン砲×2 暗視スコープ付2WAY ライフルバックマスター 2連装ロケットランチャー×2 近接防御用マシンガン×2 ウインチ付シールド

声：飯塚昭三（販促ビデオ）

RX-78 ガンダムがフルアーマーを経てさらにパワーアップした、司令官に昇格したコマンドガンダムに続くG-ARMSの戦闘指揮官で、キャプテンの名の通り階級は大尉。
コマンドガンダムの指示に極めて忠実であり、優等生タイプとされている。
G-ARMSの基地を守るためザタリオン親衛隊に特攻を仕掛けて死亡したかと思われていたが、ガンアーマーを発見したことで生還する。

ガンビークルモードに変形することで、必殺の『獅子の牙』を放つことが出来る。

新キャプテンガンダムしか知らない人にとっては驚くべきことだが、パワーアップする度に姿が別人のように変わる。もっともこれはG-ARMS シリーズ問わず当時のSDガンダム展開において共通して言えることである。

なお、新バージョンのヘビーウェポンキャプテンガンダムは、この旧版の初期形態の設定をモチーフとしている。

キャプテンガンダムフリーダムファイター（FF）

型番	CAPG-78FF
頭頂高	19.0m (SD キャラとしては約1/10)
本体重量	22.5t
全備重量	67.5t
装甲材質	ギガンダリウムα
ジェネレータ出力	16,000kW
スラスター推力	372,000kg
センサー有効半径	25,000m
武装	ビームシュータープラズマフレアバズーカライオンシールド

キャプテンガンダムFFと表記されることが多い、ガンダムフォース編におけるキャプテンガンダムの姿。

ガンアーマーとの融合により飛躍的なパワーアップし、コロニー船の落下に乗じて惑星全土を制圧した組織ジオニック・コネクションに対抗してガンダムフォースを結成、指令隊長として指揮を執る。

ライオンファイターへの変形機能を持ち、ガンアーマー込みの技であった『ハイパー獅子の牙』を単独で放つことが出来る。

キャプテンフォーミュラー91

型番	CAPF-91
頭頂高	16.7m (SD キャラとしては約1/10)
本体重量	9.2t
全備重量	19.5t
装甲材質	ギガンダリウムΩ
ジェネレータ出力	29,700kW
スラスター推力	527,500kg
センサー有効半径	34,000m
武装	ソード(名称不明) ビームプラズマービームクロウヴェスバー×2 シャイニングシールドグランドクロスバスター

声：松本保典（映画版）

SUPER G-ARMS編のキャプテンガンダム。映像として登場したのはこの姿である。

コマンドガンダムもといVコマンドガンダムの仕込んでいたシステムによりパワーアップし、モチーフがガンダムF91へと変わり、全身が金色かつ基本的にフェイスオープン状態という特徴的なデザインをしている。

変形後は聖獣スターグリフォンと、ライオンではなくなったが、必殺技の『グランドクロスバスター』は恒星のエネルギーを吸収して放つという凄いインフレ具合である。

SUPER G-ARMSの所属としてコスモ・ザタリオン帝国との決戦に参加し、その中でかつてのライバルフューラーコマンダーと融合し、ファイナルフォーミュラーへと変貌を遂げる。

キャプテンネオガンダム

SUPER G-ARMSの後、分離したキャプテンガンダムがグレートパンクラチオン編の劇中においてが超進化を果たした姿。

モチーフはネオガンダムへ変更されているが、それまで合体していたファイナルフォーミュラーの姿の片方としての意匠も多く残っている。

キャプテンガンダムV

元祖SD展開においては、キャプテンネオガンダムからさらにパワーアップしており、Vダッシュガンダムをモチーフとした姿へと変化している。

キャプテンガンダムX

近年新たに設定されたキャプテンガンダムの新たな姿で『Gチェンジャー』に対応したほぼ完全な変形能力を持つ、モチーフがガンダムX。

2004年SDガンダムフォース版

声：神谷浩史

『ネオトピアへの侵攻に対し、こちらは武装火器の使用が認められている。速やかに撤収せよ！』

ネオトピア防衛組織S.D.G.におけるモビルディフェンダー隊の戦闘隊長。
外見は旧キャプテンガンダムからキャタピラや肩アーマーなどを外し、RX-78 ガンダムに近いデザインにしたもの。
胸部にソウルドライブと呼ばれる感応システムを持っており、主にシュウトと応援によって一時的にパワーアップすることが可能。
普段は影でネオトピアを守っていて、キャプテンガンダムをはじめとしたモビルディフェンダーの存在はトップシークレットの一つになっているため、普段町に紛れる際はモビルシチズンモードと呼ばれる形態に変化する。中に人間と同じような口を持ったちょっと変わった姿になるため、視聴者からは話題を呼んだ。

性格は旧キャプテンガンダムから感情を抜いたようなもので、第一話では冷徹とも取れる口調で淡々と任務をこなしていた。
しかし、自身を救ってくれたシュウトや他の仲間に影響されて徐々に感情が芽生えていき、無意識に笑い声をあげたり、感情表現に興味を持って感情を顔だけでも表現するためのシステムを搭載してもらったりした。（にこっ、えーん、わーっ、むっ！）

旧キャプテンガンダム同様パワーアップを果たすが、こちらは強化パーツを付けた・強化改造されたというパターンが主なため印象がガラリを変わるほどの変化はなかった。

なお、後にキャプテンガンダムには「オプション」と呼ばれる強化パーツセットが用意されるが、これはA～Zまで存在するという設定。なお、モビルシチズンモードはオプションC（恐らくCitizenの頭文字にちなんで）にあたる。

必殺技はソウルドライブのエネルギーを拳に溜めて放つ『キャプテンパンチ』。

キャプテンガンダム・ブースター装備

虚武羅丸戦でのみの使用。一時的にキャプテンガンダムが空を飛ぶ力を得た姿。
制御系が故障していたため、戦闘終了後うまく制御出来ず落下しそうになったが、シュウトに救われる。

ヘビーウェポン・キャプテンガンダム

名実ともにキャプテンガンダムらしくなった姿。旧版同様肩にミサイル、背中にキャタピラパーツが追加され、装備もマシンガンとワイヤーアンカー付きの縦長のものとなった。
初登場したときはソウルドライブを奪われ意識がない状態だったので、終始ガンビークルモードだった。

コマンダーサザビーとの死闘の密度は凄まじいの一言だが、凄まじすぎてよくよく考えると実は出番が極めて少ない。

必殺技はソウルドライブをMAX パワーにまで持ち上げて放つ、『獅子の牙』。

オプションV装備

バックパックを改良して、Vロッドを装備出来るようになった形態。後半ではずっとこの姿だったのにも関わらず結局玩具化されないまま終了した。

ハイパーキャプテンガンダム

プロフェッサーガーベラとの戦いで中破したキャプテンガンダムを、修復するついでに大改造した新たな姿。
デザインはカトキハジメ。型式番号は『GP01』。

従来のキャプテンからモチーフがGP01Fbへと変化し、カラーリングは勿論能力も様変わりした。

専用の武器を持たないため、オプションVのVロッド、ヘビーウェポンキャプテンガンダムのマシンガンとシールドを流用している。しかしヘビーウェポンの装備はわずか一話で使い捨てられている。

必殺技は『ハイパーキャプテンパンチ』と角から放つ光線『Vアタック』。

オプションF

ハイパーキャプテンガンダムの基本形態、のはずだが劇中では登場早々エネルギーが切れて使えなくなってしまったのであまり出番がない。
背中から二つのバーニアを装着するものであるが、基本装備となったオプションVと併用して使うことが可能。

これによって空を飛ぶことが可能な他、機動力が抜群に向上する。

オプションZ

キャプテンガンダムの最終形態。モチーフに『GP03・デンドロビウム』が加わる。

オプションFのバーニアの変わりに飛行ユニットが新たに取り付けられ、以前よりも楽に飛行出来るようになった他、内蔵された武器はかなり強力。キャプテンガンダムに持たせるための輸送物資も積み込んでいる。

そのデザインは作中でも随一であるが、結局玩具化されることはなかった。

キャプテンガンダム単語

概要