キーロフ(艦これ)とは (キーロフとは) [単語記事]

貴公がАдмирал。よろしい！
Киров級軽巡洋艦キーロフ。
我の力も貴公らに貸そう。よろしく……頼む。

Адмирал(提督)、何だ？

「キーロフ」は、2025年 3月8日から5月12日に開設されていた期間限定海域「北海道防衛作戦」「突入！第二次礼号作戦」のE-３海域の突破報酬艦として登場したソ連海軍キーロフ級巡洋艦「キーロフ」をモチーフとする艦娘である。

ソ連海軍所属艦としてはガングート、タシュケントに続き3隻目の実装で、賠償艦のうち吹雪型（艦これでは「暁型」）「響」の賠償艦としての姿であるヴェールヌイまでは絵師がやどかり氏で統一されていたが、キーロフは雰囲気こそ彼女らに近いものの、ここ数年やどかり艦が一切増えておらず、キーロフについては別の絵師が担当しているのではないかとする声が多く聞かれていた通り、艦これ公式絵師に参入する前にやどかり艦を同人誌即売会で描いていたとの噂のある、イタリア艦を今まで担当していた青寒天ことじじ氏が担当した。発表以前から、一部では「イタリアの技術が生かされている」というキーロフ本人のセリフから、今までイタリア艦娘を専属的に担当していた絵師がキーロフを担当したのではないかとする声も聞かれていた。

放置すれば那智と達磨を呑みだし、朝食のジャムにウオッカを混ぜ、昼食の後にもウオッカを一杯だけと言いつつ呑みだし、イタリアの巡洋艦とは遠い親戚だ^[1]と言いながらそのイタリアの巡洋艦とウオッカをあおり、晩飯とともにやはりウオッカを呑みだす。彼女の声色・・・というより酒呑みなキャラクターがはまり役になっている様から「この娘は明坂では？」という声が本人にも届いていたようで、雑誌のインタビューでもその旨を語っている。

なお、この他時報では金剛型と随伴の神通が登場し、神通に「演習」を仕掛け、痛いしっぺ返しを食らっている。まあ、キーロフはソ連の分類でこそ「軽巡洋艦」となっているが、ワシントン海軍軍縮条約やロンドン海軍軍縮条約の規定を当てはめれば（※ソ連は当該条約対象外）重巡洋艦に分類されるわけで、神通を見た目で軽んじるのはまあ、しょうがないというか何と言うか。

Lv1では3スロで初期装備は「18cm/57三連装主砲」２及び「533mm三連装魚雷」。艦種アイコンは初となる「巡洋」だが内部的には「軽巡洋艦」の扱いであり、艦種別ソートでも「軽巡洋艦」に含まれる。

改への改装にはLv55に加え海外艦最新技術、高速建造材18、開発資材26を要する。改で4スロに拡張され持参する装備は「18cm/57三連装主砲 ★+2」「10cm/56単装高角砲(集中配備)」「533mm三連装魚雷」。

「海外艦最新技術」はRichelieu Duex実装と同時期のイベント報酬及び今回のイベント報酬等という限られた入手機会しかないアイテムであり、改装には慎重な判断が求められる。

巡洋艦「キーロフ」はレニングラードのバルチック造船所で1935年 10月22日起工、1936年 11月30日進水、1938年 9月26日竣工。バルチック艦隊に配属されたものの海軍への引き渡し後も不具合が生じ、ニューヨーク国際産業見本市への派遣計画が中止となった。

1939年にソ連とバルト海沿岸諸国との間で相互援助条約が結ばれると「キーロフ」はラトビアのリエパヤに配備される。フィンランドとの「冬戦争」時はリエパヤを起点にルッサレ島の砲台を攻撃するもフィンランド側の砲撃が至近弾となり損傷を受ける。

1941年の「大祖国戦争」ではタリン防衛戦に参加、艦砲射撃により陸上軍の支援を行う。続いてレニングラード防衛戦に参加、こちらも艦砲射撃による陸上軍支援を行う。1942年 4月に数次の空襲を受けレニングラードの第189造船所で修理及び改修工事を受ける。

1943年 2月、赤旗勲章を授与される。

1944年 6月、フィンランドの防衛線であるマンネルハイム線を砲撃する。

1945年 10月17日、「キーロフ」はクロンシュタット近海で接雷し大損害を受けた。翌1946年 12月に修理完了。1949年 11月から1953年 4月にかけて近代化改装を実施。

1958年 4月29日に予備役となり、1960年にはレニングラードに移り練習巡洋艦に類別。1974年 2月22日除籍、その後解体された。