カレンブーケドール(ウマ娘)

いつか、必ず。
あなたにふさわしい花束を――

カレンブーケドール(ウマ娘)とは、Cygamesのメディアミックスプロジェクト『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクター。

実在の競走馬「カレンブーケドール」をモチーフとするウマ娘である。CV：小田杏樹

概要

誕生日：4月23日　身長：153cm　体重：調和のとれた推移　スリーサイズ：B78・W53・H77

花の世話やフラワーアレンジメントが好きな、優し過ぎるほどに優しいウマ娘。
常に他人を慮り、心を砕き、相手の気持ち第一で行動しがち。
それゆえいろいろと強烈な同世代ウマ娘たちの中で埋もれがちだが、その実力は間違いなく本物。
『時代』という花束には欠かせない一輪。

プロフィール（ウマ娘ポータルサイト）より

2025年2月22日配信の「ぱかライブTV Vol.50 4周年記念 ウィンターパーティー！」で発表されたウマ娘。

「カレン」冠の鈴木オーナーの勝負服の柄である白と黒を基調としながら、名前の「ブーケ」からスカートやメンコに花束の模様をあしらったデザインが取り入れられている。

他人に対して優しい性格は、モデル馬の穏やかな性格を反映したものと思われる。

「カレン」冠からはカレンチャンに次いで2頭目のウマ娘化となる。

史実

2019年のオークス・秋華賞・ジャパンカップで2着、2021年の天皇賞(春)3着など、重賞未勝利のままGⅠ戦線で好走を続けたシルバーコレクター。

馬主は「カレン」冠でおなじみの鈴木隆司、調教師はアパパネとアーモンドアイを手掛けてトリプルティアラを2度達成した国枝栄。

新馬戦では後に安田記念を制するダノンキングリーの2着に敗れ、3戦目で未勝利を脱出。2019年のクイーンステークスで4着に敗れたことで桜花賞は出走できなかったが、リステッド競争のスイートピーステークスで主戦となる津村明秀騎手と出会い、2勝目を挙げる。なお、これが現役で最後の勝利となる。

スイートピーステークス勝利で優駿牝馬（オークス）への優先出走権を獲得。オークスでは12番人気と低評価だったものの、勝ったラブズオンリーユーのクビ差2着と前評判を覆す好走を見せた。

秋初戦の紫苑ステークスでは3着、続く秋華賞では2番人気に支持されるもクロノジェネシスに阻まれ2着と勝ちきれないレースが続く。

その後、ジャパンカップに出走して古馬と対決。ここでも2着であったが、ダービー馬ワグネリアン・マカヒキに先着するという値千金の2着でこの世代の牝馬のレベルの高さを証明した。

2020年は京都記念で2着となった後、ドバイに遠征したがコロナ禍によりレースが開催されず、そのまま帰国して春を終える。秋初戦のオールカマーでもまた2着となり、連続2着の回数を4に伸ばした。

陣営はまたもジャパンカップへの出走を決断するが、この年の同レースはアーモンドアイ・コントレイル・デアリングタクトという3冠馬3頭が一同に会するというハイレベルな戦いで、カレンブーケドールは若干人気を落とし5番人気に落ち着いた。しかし、終わってみれば3着のデアリングタクトにハナ差まで迫る4着で地力の高さを示した。

その後は乗り替わりがあったものの、有馬記念5着、年明けの日経賞2着と善戦を重ね、天皇賞・春に出走。同レースは牝馬の成績が著しく悪いことで知られており、3着以内に入ったのは1955年のセカイイチまで遡らなければならないほどであった。しかし、カレンブーケドールはそんなタフな長距離戦を走りきり、3着で入線。牝馬の春天3着はグレード制導入後では初の快挙であった。

その後も宝塚記念で4着に入り、デビュー以来から続く連続掲示板内記録を16に伸ばしたが、天皇賞・秋で初めて掲示板を外す12着に大敗。さらに繋靱帯炎も発症したことでジャパンカップへの出走を断念し、復帰が難しいとしてそのまま引退した。引退後は社台ファームで繁殖牝馬となっている。

GⅠはおろか、重賞も勝っていないカレンブーケドールだが、一流の名馬相手に好走を続け、生涯で稼いだ賞金は4億5,805万円。これは日本調教の2勝馬としてはサウンズオブアースに次ぐ歴代2位の記録であり、鈴木オーナーが所有していた馬の中でもカレンチャン（GⅠ2勝）を上回るトップの成績である。

格上相手でも善戦する彼女の姿はファンの心を打ち、「いつかやってくれるんじゃないか」と期待を抱かせる存在でもあった。

詳細は当該記事へ→カレンブーケドール

関連項目

• ウマ娘 プリティーダービー
• 2019年クラシック世代
• ウマ娘の関連項目一覧
• 津村明秀（主戦騎手）