デアリングタクト(ウマ娘) 単語


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デアリングタクト

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デアリングタクト(ウマ娘)

デアリングタクト(ウマ娘)と とは、Cygamesメディアミックスプロジェクトウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクター

実在競走馬デアリングタクト」をモチーフとするウマ娘である。

CV羊宮妃那

概要

誕生日4月15日 身長158cm 体重:自然な推移
スリーサイズB80・W55・H82

厳しくも美しい大自然の中でのびのびと育った、朗らかで礼儀正しく芯の強いウマ娘。 自分を育んでくれた故郷の素らしさを明するというのため、日摯に修行中。 先輩デアリングハートと共に山籠もりに向かう姿がよく撃されている。

デアリングタクト|ウマ娘 プリティーダービー 公式ポータルサイトexitより

2022年7月20日開された、アプリメインストーリー第1部最終章・後編のイベントチルにて初開されたウマ娘。この時点ではラストシーンビジュアルのみが登場したの存在だったが、7月27日配信の「ぱかライブTV Vol.19」にてキャラクター名が開された。

名称開時点ではCVプロフィールなどの詳細情報は不明であった。

クラシック三冠モチーフウマ娘はこれまでミスターシービーシンボリルドルフナリタブライアンが登場していたが、三冠モチーフになったウマ娘はおらず、メジロアルダンら関係者の会話の中でメジロラモーヌ名前が登場するのみだった。ビジュアルまで含めて全にキャラクター開された牝馬三冠ウマ娘デアリングタクトが初めてである。

ただ何といっても一番のトピックは、史上初となる「登場時点でモチーフが現役のウマ娘」という点であろう。メインストーリー中で姿が登場した間から

などの要素から「この子デアリングタクトでは?」という予想が殺到したが、前例の全くない現役、しかもウマ娘化の実績が少ない一口馬主によるいわゆるクラブ[1]であることから、みんな半信半疑という状態。果たして正体が判明した際には「予想はしていたが信じられない」という驚愕に溢れることとなり、番組で発表を担当したマルゼンスキー役のLynn(ガチ競馬ファンとして知られる)も奮を隠せなかった。

上記2ndアニバーサリーと前後して登場したメインキービジュアルにて追加された多くの新ウマ娘と共に勝負服もお披露(祖父シンボリクリスエスと共に写っている)。所属であるノルマンディーサラブレッドレーシングイメージカラーモチーフの意に仕上がっている。

発表後は暫く情報が出なかったが、メジロラモーヌの育成実装に伴いエピローグにてアプリ初登場。その後史実の祖母にあたるシーザリオの育成実装により本格的に出演する事になる。

4th Anniversaryに伴い、全なプロフィールが発表されると共にアニバーサリーストーリーにも本格登場。ウマ娘狩猟免許を持ち、山籠もりで己を鍛えるワイルドな性格だったことが判明。ファンの予想を大きく覆すことになった。

メインストーリー第2部のシナリオティアラ路線を扱っており、それに沿うように続々とモチーフウマ娘が追加されているため、シナリオクライマックスデアリングタクトになるとファンからは期待されている。

アニメでの活躍

ウマ娘アニメ3期では、第1話チームリギルメンバーと共に登場。登場の仕方からチームリギルの一員とみられる。「提供」のアイキャッチではキタサンブラックの背後に丁度映り込む形になり話題になった。

結局、このワンカットのみの登場にとどまり、台詞などはなかった。

関連ウマ娘

史実での血縁関係

発表以後、デアリングタクト血統表を埋めるが如く新ウマ娘が発表されており、現実で祖先に当たるウマ娘が(三女神を除けば)5人と最多。調教GIで残すはエピファネイアキングカメハメハのみとなっている。

トリプルティアラ同士

デアリングタクト以降、三冠モチーフウマ娘が続々登場し、現在は5人がウマ娘化している。

対戦経験あり

史実

はきっと

がこれほどまでの活躍を予想しただろうか。
桜花賞オークス秋華賞
大きなをひたむきな走りで実現させる。
はきっとう。彼女がそれを教えてくれた。

JRAヒーロー列伝 No.86 デアリングタクトexit

日本競馬史にその名を刻む史上初の牝馬三冠にして、一度は折れかけたに再び挑み、新たなヒーローたちに意地を見せた令和女王。先に述べた通り、発表時点では現役で走っていた競走馬である。

2017年生まれの青鹿毛2013年菊花賞をはじめGI2勝を挙げたエピファネイアで、系には天皇賞秋有馬記念を連覇したシンボリクリスエス()、日オークスを制したシーザリオ()、ゲームでの初登場シーンで共演していたスペシャルウィーク()、他にもマルゼンスキー()、シラオキ()といった名達に繋がっている。

デアリングバード彼女自身は未勝利であるが、系にはNHKマイルC東京優駿を制したキングカメハメハ()、前述のシーザリオラインクラフトらとクラシック戦線を戦ったデアリングハート()、そしてデアリングハートを通じで名種牡馬サンデーサイレンス()、Danzig()、Northen Dancer()、Halo()らの血を繋ぐ方も良血である。

とも良血ではあるのだが、にとっては未知数の初年度産駒も未出走に終わった第1子に次ぐ第2子で、当初大きな期待はされていなかった。当歳(0歳)時でのセレクトセールでは800万円でも売り手がつかず、1歳時のセールでようやく1200万円でノルマンディーサラブレッドレーシングに落札されたほどである。

落札後、体である岡田スタッドのえりも分場に移動したデアリングタクトは、野生の鹿が出現する環境放牧され、体力を養った。ウマ娘デアリングタクトの野生児ネタはここに由来すると思われる。でもこの話が有名になったのは後輩タイトルホルダーからなんだけど…

2歳11月松山弘平上に迎えデビュー(以後2022年まで一貫して松山が騎乗)。ここを勝ち上がると、翌3歳2月エルフィンステークススタートで出遅れながら直線一気でぶっ差し4馬身差という凄まじいレース内容で快勝。一躍クラシックの注補に躍り出たが、気性面の不安から営はトライアルを使わず、異例の重賞未経験・キャリア2戦での桜花賞直行を選択。賞金が足りるのか危ぶまれたが何とか出走を果たす。

迎えた一冠桜花賞、キャリア不足ながら前走の勝ちっぷりから2番人気に推される。折しもこの頃は新型コロナウイルスパンデミック日本国内でも本格化し、競馬を含む全ての公営競技無観客での開催を余儀なくされた。更に当日(4月12日)は関西地方大雨による重馬場の中の消耗戦となった中、ただ一頭鋭い伸びを見せ、40年ぶり3頭、史上最少タイとなるキャリア3戦での桜花賞制覇を成し遂げた。続けて二冠オークス。ここでも緊急事態宣言下による無観客開催となったが、1.6倍の圧倒的一番人気にこたえ、後方でレースを進めながら直線で一気に交わし快勝。4戦4勝、63年ぶり史上2頭となる牝馬二冠を成し遂げた。

シーズン営はまたもトライアルを使わず最後の三冠秋華賞直行を選択。本番は稍重馬場スローペースとなったが、やはり後方からじわじわと脚を延ばし、残り150mで一気に前を抜き去り勝利。人数制限付きながら久々競馬場へ戻ってきた観客たちの前で、ここに日本競馬史上初となる敗の三冠が誕生した。キャリア5戦での三冠達成は合わせても史上最少であり、恐らく今後破られることはない記録である。

3歳シーズンの締めくくりにはジャパンカップを選択。ここにはデアリングタクトの1週間後にやはり敗のクラシック三冠を達成したコントレイル、更に引退レースにして前人未到の芝GI9冠を狙う前々年の三冠アーモンドアイが参戦。前代未聞の三冠馬3頭による頂上決戦として大きな注を浴びたが、結果はこの2頭に一歩及ばず3着。とはいえ三冠に恥じぬレースを見せ、文句なしで最優秀3歳を受賞した。

だが迎えた4歳シーズンデアリングタクトは一転して大きな苦難に直面する。始動戦の金鯱賞では圧倒的1番人気に推されながら、最低人気ギベオン逃げ切りを許し2着。続けて香港へ遠征しクイーンエリザベス2世杯に臨んだが、ラヴズオンリーユーグローリーヴェイズ香港巧者2頭の後を拝し3着に敗れた。更にこのレース直後、過去エピファネイアをはじめ数多の名たちの競走生命を奪ってきた難病・繋靭帯炎を発症。現役引退瀬戸際に追い込まれてしまった。だが営は諦めることなく、最新技術による手術で現役続行を選択。リハビリ・長期休養に入る。

実に1年1か後、5歳シーズンヴィクトリアマイルで復帰。まず事に走れるのかが注されたが、オールスターメンバーが集まった中で6着とまずまずの結果を残す。続けて宝塚記念に出走。ここにもメンバーが集う中、三冠時を思い起こさせる最終直線の力強い伸びで、復帰2戦にして3着に入線。三冠未だ衰えず、間近に迫る復活を強に印付けることになった。

しかし、その後は成績は振るわずジャパンカップの4着後に再び長期休養。2023年の復帰をすも繋靭帯炎が再発してしまい念の引退となった。

繁殖牝馬としては、サンデーサイレンスクロス持ち・キングカメハメハとあって内に交配相手を探すのは難しく、実際第1子の輸入種牡馬ベンバトルであった。第2子はサンデーサイレンス持ちのイクイノックスがつけられているが、血量15.63%なのでギリギリセーフと判断されたようだ。

三冠達成後は結局一度も勝てず、『ウマ娘』から競馬を見始めたファンからは、2021年クラシック世代々しい活躍のに隠れて見えたかもしれない。しかし、かつては三冠ともなれば繋靱帯炎になったら即引退・繁殖入りが当たり前だったのに対し、彼女は最新医療を駆使してでも現役を続けるを模索し、古となっても安定した成績を残し続けた。その蹄跡は「令和最初の三冠」として、この時代を戦うたちに新たなを示したといえるだろう。

詳細は当該記事へ→デアリングタクト

関連静画


関連項目

脚注

  1. *皆無ではなく、この時点でタイキシャトル(大樹ファーム)・ゴールドシチー(友駿ホースクラブ)がいた。その後は社台グループ系列の一口馬主クラブ有馬が続々ウマ娘化されており、この予想は杞憂に終わっている。
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